夏休みに入って、中津川市内には他府県ナンバーの車が増えている。

 最近は、田舎暮らし移住候補地として中津川市は全国で10番目の人気だそうだ。

 https://nakatsugawa.town/%E3%80%8C%E4%BD%8F%E3%81%BF%E3%81%9F%E3%81%84%E7%94%B0%E8%88%8E%E3%80%8D%E3%80%81%E4%B8%AD%E6%B4%A5%E5%B7%9D%E5%B8%82%E3%81%8C%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E4%B8%80%E4%BD%8D%E3%81%AB%EF%BC%81/



 私が中津川市に移住して19年になるのだが、この町の何がいいかといえば、私にとっては山々だ。本当に素晴らしい山ばかりだ。その景色がまた、たまらなく素敵だ。

 https://www.jalan.net/kankou/cit_212060000/g2_37/



 標高1000〜2000メートルの中級山岳が、市内にずらりと揃っている。いずれも、我が家から登山口まで1時間以内に行けるものばかり。難点としては、熊出没が増えたことくらいか?

 だから、クマよけ鈴(ハンドベル)持参が欠かせない。



 実は、今日も、朝の4時半ころから、市内の神坂峠(1560m)というところまで車で行って、富士見台(1739m)を経て南沢山という山を目指して往復歩いてきたのだが、持病の間質性肺炎が予想以上に悪化していて、途中で酸欠を起こして歩けなくなって、4時間以上かかって苦労して帰還した。

 

 ここは、伊那側のヘブンス園原というところに車を置いて、ロープウェイで上り、万岳山荘のバスで富士見台に行って、そこから歩いて戻ることもできる

 https://mt-heavens.com/

 

 海抜1700mを超える高度は、本当に涼しくて、高山に来た雰囲気が味わえる。だが、私は、自分の病状を甘く見て、南沢山に向かって縦走ルートを歩き出したのはいいが、途中で呼吸ができなくなって、酸欠のため平衡感覚を失い、50年の登山経験のなかで、もっとも苦しい思いをさせられた。間質性肺炎の進行を甘く見すぎていた。



 今から20年くらい前までは、この程度の山歩きなど散歩気分で、神坂峠から恵那山(2192m)往復も余裕をもってこなしていた。

 こんな程度の山歩きもできなくなっている自分を発見してとても辛い。



 普段は、笠置山や高峰山の散歩ルートを毎日歩いているのだが、せいぜい1時間半程度で、2時間を超える登山のなかで呼吸機能がどう変化するかを考えていなかった。

 新型コロナを発症した多くの人が間質性肺炎の後遺症に見舞われるようなので、私と同じように呼吸能力の低下を甘く見ないように助言しておきたい。



 それはとまれ、中津川市の山々は、散歩程度に楽しめるものから、本格的な登山まで、たぶん50以上のルートを歩くことができる。大半の登山口まで市内から1時間以内に行ける。

 今朝行った富士見台も、我が家から登山口の万岳荘まで、車でちょうど1時間くらいだった。



 このクソ暑い夏場は、やはり1000mを超える山の散歩がいい。笠置山・二ッ森山あたりは9合目あたりまで車で行って、それから1時間程度の散歩コースがある。

 保古山や高峰山も、それに準じた高度があって涼しい。

 もしかしたら、このまま温暖化が進み、1000m近い高度に人々が居住するようになるのかもしれない。



 もう少し足を延ばせば、瑞浪市の屏風山とか、岩村町の奥に、中央アルプスが派生したたくさんの山々があるし、付知や加子母地区では、御嶽山の衛星として裏木曽山地の錚々たる山々が並んでいる。

 1982mの小秀山をはじめ、高樽山・奥三界など数十の1500m以上の中級山岳が並んでいる。いずれも、山慣れしたベテラン向きの山ばかりだ。

 https://yamap.com/maps/404



 若いころは、毎週のように登っていた。熊に遭遇することも珍しくなかった。マムシも多いが事故を起こしたことはない。

 これらの山々は御嶽山の展望台としても知られている。奥三界周辺には、美しい池塘も多い。ただし、ルートファインディングが難しいので初心者向きではない。



 このように、中津川市周辺では、その気になればだが、登山の条件に恵まれているので、健康への寄与効果は非常に大きい。

 私が間質性肺炎を発症しても、1時間以上も歩ける標高差100〜200mのルートがたくさんあるので、これを毎日歩くことで、通常なら肺線維症を発症すれば最大5年の命といわれていても、いまだにピンピンとしていられる。



 また、水の素晴らしさは特筆もので、付知渓谷、不動の滝あたりの水は、上高地と変わらないエメラルドグリーンで、本当に美しい。うちは井戸だが、市内の水道も美味しいとの評判だ。水質の良い井戸のおかげで、石油給湯器が18年経ても壊れない。

 高い山々に囲まれた中津川市内は、水頭圧が高いので、どこを掘っても容易に井戸水が出るともいわれる。



 中津川市内の土地は非常に安い。我が家など、実売価格は坪5000円前後だ。だから、農地も放棄地を容易に入手できるので、引退後の農業を目指す人には好条件だ。

 100坪4DKの家土地でも300万円出せば入手可能である。

 https://www.athome.co.jp/kodate/chuko/gifu/nakatsugawa-city/list/



 ただし、交通機関は、自民党の地方切り捨て政策のせいで、どんどん不便になってゆき、車がないと生活できない場合が多い。自民党や維新を日本社会から排除しないと、地方は衰退し、死滅だけが約束されている。

 または、中国人や国際金融資本が、ただ同然で地方の資産を独占してゆくことだろう。ある日気づいたら、日本人は自分たちの大切な水資源に触れることさえできなくなるかもしれない。



 中津川市は、基本的にどこを掘っても温泉や鉱泉が湧く土地で、うちの近所には、東山鉱泉や岩寿鉱泉がある。付知にはおんぼいの湯があり、車で1時間走れば下呂温泉がある。だから、山と温泉好きの人にはたまらない土地だ。

 新鮮な野菜を買える産直市場もたくさんある。基本的に、野菜は市価の数割安で買える。

 このあたりも、地方暮らしの魅力といえるだろう。

 しかし何よりも、土地を手に入れて家庭菜園を作る楽しみが大きい。



 退職が近い人は、中津川暮らしを視野に入れてもよい。

 ただし、リニア新幹線中津川駅の実現は、今のところ無理が多いと思っている。