私のブログで、すでに何回も取り上げている「日本列島断層」
http://kimuramasaaki.sakura.ne.jp/site2/2016/05/22/1389/

琵琶湖を核心として、西日本側は、台湾〜淡路島まで中央構造線と一致している。
しかし、淡路島で旧来の中央構造線(紀ノ川)と分裂し、阪神大震災の震源核心になった野島断層を北上し、淀川・琵琶湖(西岸断層帯)・北国街道・福井市・加賀市から能登半島を経由し、佐渡島〜奥尻〜樺太方面にまで延びている壮大な巨大断層帯である。
この断層帯は、可視的であり、能登七尾や佐渡島は見事に断層に沿って陥没していて、琵琶湖〜北国街道も、「ここしかない」と可視的に理解できる。
現実に、琵琶湖西岸断層帯と福井苓北断層帯は非常に活発に活動していて、福井市周辺で、阪神大震災に匹敵する超大型震災を発生させている。
https://earthquake.tenki.jp/bousai/earthquake/center/400/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E4%BA%95%E5%9C%B0%E9%9C%87
ところが、地震学会では、福井県内で、琵琶湖西岸断層帯と能登を結ぶ巨大断層帯の疑いがある「北国街道」について、巨大断層として言及している論文は皆無だ。
報告されている断層帯は、以下のようなものだ。

上の概念図でも、福井苓北地震群に対応する断層は想定されていない。震度7の烈震により4000名の死者を出した福井地震M7.1を説明できる断層は存在しないかのようだ。
私は、過去の地震活動や、ちょうど四国吉野川のような可視的な地形から、琵琶湖西岸断層帯は、敦賀市を経由して、北国街道を北上し、福井苓北地震震源地を経由、そのまま七尾市に向かう直線的ラインを経ていると直観的に理解する。
巨大断層の属性としての温泉地帯=あわら温泉・加賀温泉・片山津温泉・粟津温泉などの大規模な温泉郷もたくさん存在している。
これは、木村政昭氏が、すでに20年も前から「日本列島断層論」として呈示しているラインに一致している。
これほど視覚的・直観的に理解しやすい巨大断層が、なぜ地質学会でも地震学会でも顧みられず完全に無視されたままなのか?
その理由は、2020年9月4日の苓北M5.0地震によって私は確信を抱いた。
この福井市で震度5を記録した地震は、私の住む中津川市から200Km近く離れているのに震度3を記録した。
ところが60Kmしか離れていない敦賀市では震度1しか記録されていない。そんな馬鹿なことはありえない。
これは、地震記録を捏造しているのだと、私は数十年前から敦賀市に対して抱いていた不信感から強く確信した。
敦賀周辺の日本最大級の原子力産業地帯を守るために、行政も学会も一体となって地殻変動の記録を捏造しているのだ。
敦賀原発の断層「生データ」無断で書き換え 日本原電 2020年2月7日
https://www.asahi.com/articles/ASN277D2WN27ULBJ010.html#:~:text=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%95%A6%E8%B3%80%E5%8E%9F%E7%99%BA2%E5%8F%B7%E6%A9%9F%EF%BC%88%E7%A6%8F%E4%BA%95%E7%9C%8C%EF%BC%89%E3%81%AE,%E5%AF%A9%E6%9F%BB%E3%82%92%E5%86%8D%E9%96%8B%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E6%96%B9%E9%87%9D%E3%80%82
上の記事で分かるように、記録の捏造は、関西電力と原子力開発機構では、常套手段であり、ほぼすべての記録を都合良く書き換えてきた。
敦賀市もまた、地震計や人口動態統計に至るまで、少しでも原発に都合の悪い記録をすべて捏造してきたと断ずるしかない。
しかも、これは半世紀以上前の高木市長時代からなのだ。
これが、木村政昭氏の素晴らしい学説が、世間から踏み潰され、見えないようにされてきた最大の力だったのだ。
ここで、敦賀市の高木市長が、いったいどのような人物だったのか、再び掲載しておこう。
“下着ドロボー”高木毅を大臣にした父親の汚すぎる原発利権、「子供が片輪になっても原発つくれ」発言も(リテラ) 2015 年 10 月 22 日
http://www.asyura2.com/15/senkyo195/msg/336.html
以下引用
「週刊文春」(文藝春秋)と「週刊新潮」(新潮社)に“下着ドロボー”の過去を暴露された復興・原発事故担当大臣。10月20日には記者会見で報道の真偽を問われ「そんな事実はない」と釈明したが、しかし被害者の妹の証言について確認されると「記事は読んだがわからない」「知らない」などとしどろもどろに。質問はその後も飛んだが、高木大臣は答えることなく逃げるように会見を打ち切った。
今日発売の「週刊新潮」の続報では「露出狂」疑惑まで浮上し、この“下着ドロボー”問題はもはや言い逃れできない状況といっていいだろう。
それにしても、なぜこんな破廉恥な人物がのうのうと国会議員になり、大臣にまでのぼりつめることができたのか。
それはズバリ、父親の高木孝一氏の力だ。孝一氏は、敦賀市議を2期、福井県議を4期つとめた後、1979年から95年の長期に渡って敦賀市長として市政を牛耳った地元政界のドン。孝一氏はまさにこの立場を利用し、息子の下着ドロボーをその権力で揉み消したのである。地元関係者がこう証言する。
「毅さんが事件を起こしたのは、父親の孝一さんが市長だったとき。下着の窃盗と住居侵入の疑いで敦賀署の取調べを受け、本人も容疑を認めたが、市長が警察に圧力をかけて事件化を押さえ込んだんです。被害者にも父親や勤務先の銀行などを通じてプレッシャーをかけ、地元マスコミにも金をばら撒くなどして、事件をもみ消してしまった」
被害者女性の妹も「週刊新潮」の取材にこう証言している。
「姉が“騒がんといてくれ。勤め先にも迷惑かけたくない”って。父は“(高木氏の父親の)市長も頭を下げてきた”“敦賀でお世話になっとるし”と言ってて、それで示談っていうか……」
しかも、この時、事件もみ消しに全面協力したのが、敦賀を支配する原発ムラだった。被害者女性の勤務先の地元金融機関や父親のところには、敦賀原発の運営会社である日本原子力発電はじめ、電力関連会社から相当なプレッシャーがかかったという。
「妹さんはそこまで深い事情を知らないようだが、実は原発関連のいろんな筋からの働きかけが一番、被害者を黙らせるのに、効いたようです」(前出・地元関係者)
なぜ、原発ムラが事件ツブシに動いたのか。それはもちろん、高木氏の父親である孝一氏が、市議、県議時代に敦賀原発誘致の旗振り役を担い、市長時代は敦賀原発の2号機建設を推進した筋金入りの原発推進派だったからだ。
いや、たんなる推進派というレベルではない。1980年代はじめ、隣の石川県で志賀原発の建設計画がもちあがったとき、高木市長は志賀町に出向き、「原発のススメ」ともいえるような講演を行っているのだが、そこでこんな信じられない発言をしているのだ。
「(原発誘致で)百年たって片輪が生まれてくるやら、五十年後に生まれた子供が全部、片輪になるやら、それはわかりませんよ。わかりませんけど、いまの段階ではおやりになったほうがよいのではなかろうか」
敦賀原発ではこの少し前に、コバルト60とマンガン54が漏洩するという重大事故が起こり、さらにそれを隠蔽するという「事故隠し」が大きな問題になっていた。そんな状況で「子供が片輪になっても」などと発言をするのだから、その神経を疑うしかない。
しかも、高木市長のトンデモ発言はこれだけではなかった。このときの講演テープを入手し、一部始終を暴露した『日本の原発、どこで間違えたか』(内橋克人/朝日新聞出版)によると、高木市長はこんなことも語っている。
「原発をもってきさえすれば、あとはタナボタ式にいくらでもカネは落ちてくる。早い者勝ち!」
当時、原発誘致の是非を巡り揺れていたという志賀町で、高木市長はひたすらカネが入ってくるんだから、原発を誘致しろ、という下品な“原発のススメ”を語り続けたのだ。
例えば敦賀原発は7年間で42億円が入ってきたという、電源三法交付金の自慢話は序の口。高木市長はあろうことか、敦賀原発の漏洩事故まで“儲け話”として語っている。
「(漏洩事故で)売れないのには困ったけれども、まあそれぞれワカメの採取業者とか、あるいは魚屋さんにいたしましても、これはシメタ! ということなんですね。売れなきゃあ、シメタと」
「それがいよいよ原電に対するところの(補償)交渉でございます。そこで私は、まあ、魚屋さんでも、あるいは民宿でも、百円損したと思うものは百五十円もらいないさいというのが、いわゆる私の趣旨だったんです」
事故が起これば補償で儲かる。孝一市長は事故もカネになるから、大歓迎だというのだ。
「まあ、いうなれば、率直にいうならば、一年に一回ぐらいは、あんなことがあればいいがなあ、そういうふうなのが敦賀の待ちの現状なんです。(略)もうそんなんでホクホクなんですよ」
さらに高木市長は、裏金や協力金の存在を認め、自らの原電への“たかり”成功談まで披露する。
「(敦賀の金ヶ崎宮の社殿が老朽化したので)今年はひとつやってやろうか、と。そう思いまして、まあたいしたカネじゃございませんが、六千万円でしたけれども、もうやっぱり原電、動燃へ、ポッポッと走っていった(会場にドッと笑い)あッ、わかりました、ということですぐにカネが出ましてね」
「調子づきまして、こんどは北陸一の宮、(中略)これもひとつ、六億円で修復したいと、市長という立場ではなくて、高木孝一故人が奉賛会会長になりまして、六億円の修復をやろうと」
そのうえで、今回の講演旅行だけでも電力会社から3億円ひっぱれると豪語し、志賀町の関係者にも原発で一儲けを勧めたのだ。
「きょうはここまで(講演に)きましたんで、新年会をひとつ、金沢でやって、明日はまた富山の北電(北陸電力)へ行きましてね、一億円寄付してくれ(会場にドッと笑い)。これでも皆さん、三億円、すでにできた。こんなのつくるの、わけないなあ、こういうふうに思っとる(再び会場に笑い)」
「そりゃあもうまったくタナボタ式の町づくりができるんじゃなかろうか、と、そういうことで私はみなさんに(原発を)おすすめしたい」
カネのためには毒まで喰らうという姿勢を隠しもしない高木市長。たしかにここまで、原発利権にズブズブに漬かっている人物なら、息子の事件もみ消しに、原発関連会社を動かすことなどわけないだろう。
いや、事件もみ消しだけではない。息子の高木毅氏が国政に進出できたのも、この原発利権のおかげだった。高木市長が露骨な講演で誘致に全面協力した志賀原発は、当時、地元で熾烈な反対運動が起きていた。それを札束攻勢や暴力団を使って封じ込め、建設にこぎつけさせたのが、当時、根上町町長の森茂喜氏、そしてその息子で、当時は衆院議員、今も安倍首相の親分として政界に暗躍する森喜朗だった。
「つまり、原発利権が結びつける形で、高木市長と森さんの間にパイプができた。それで、森さんが全面バックアップして、息子の毅さんに1996年の衆院選で初出馬させ、2000年に初当選させるわけです。今回の大臣抜擢も、細田派とそのバックにいる森さんの猛プッシュがあったといわれています」(政界関係者)
ようするに、高木毅氏が破廉恥事件を起こしたにもかかわらず、国政進出、大臣にまでのぼりつめたのは、原発ムラのおかげなのである。そして、毅氏は今も選挙では、電力会社、原発関連企業の全面支援を受け、原発ムラとはズブズブの関係にある。
そう考えると、今回の問題は、たんに安倍首相が、“下着ドロボー”の過去をもつ破廉恥政治家を閣僚にしたというだけではない。「金が儲かれば子供が片輪になってもかまわない」などという発言を平気でする父親の原発利権をそっくり引き継ぎ、その原発利権に犯罪をもみ消してもらった、原発利権ズブズブの人物をあろうことか、原発業界にもっとも厳しい監視の目を向けねばならない原発事故担当・復興大臣に据えたということだ。
国民をなめているとしか思えない、情実と利権の人事。この国の国民はいつまで、こんな政権を放置しておくのか。
************************************************************
引用以上
私が反原発を志し、堀江邦夫氏に触発され、原発内部に潜入すべく、放射線取扱主任やプラント検査ライセンスを20種類以上も取得したのは、ちょうど上の高木が権勢をふるって若狭一帯が原発あぶく銭漬けになっていた1980年代だった。
だが、私は原発の構内に入る前に、門衛に入構を禁止された。それは、私が反原発活動家で、ベトナム反戦運動逮捕歴があることが警察庁データベースから照会されていたからだ。
結局、堀江氏の二匹目のドジョウはならなかったが、その後の、原発関係知識や被曝知識には大きく役立っている。また、全国のプラントを検査する過程で、この種のプラントが本質的に抱える問題について、机上ではない実地面からの考察を深めることができた。
だから、私は若狭原発群の大半がPWR原子炉で、160気圧の巨大な爆弾であって、圧力壁の劣化が、福井県あるいは近畿圏すべての消滅を意味するほどの超巨大災害を引き起こすことを、体感的に理解している。
蒸気機関車の16気圧だって、実は爆発の危険がついて回るものなのに、その10倍の圧力が、いったい何をもたらすのか? これを現実的に想像できる関係者は、ほとんどいない。みんな机上の屁理屈だけでものを言っている。
敦賀市には、おどろくほど大量の原子力施設がある。

これら、すべてが究極の巨大断層である「日本列島断層」の直上にある。
PWR原子炉が、崩壊するとすれば、それは巨大地震であり、福島第一原発のように、津波の直撃を受けて非常用電源システムが崩壊したり、原子炉内のジェット計測配管が震度7の揺れて折れて、小さな配管から80気圧の圧力で冷却水を喪失されて巨大メルトダウン事故に至ったケースと類似したものになるだろう。
このような巨大なプラントシステムは、現場で働いた経験のある者にとっては、欠陥のカタマリであり、どんな安全装置も絵に描いた餅に過ぎないと思い知らされている。
いわば、人類が決して触れてはならない「神の領域」なのだ。
これを実現させてきたのは、高木孝一のようなドロドロに腐敗した地元の有力者であり、被曝障害(奇形・白血病などのデータ)を隠蔽し、地震計のデータを矮小化し、原子力産業から莫大な賄賂を受け取り、あらゆる便宜を図ってきた。
恐るべき腐敗、悪臭を放ち続ける関西電力 2019年09月28日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-884.html
どろどろに腐り落ちた死体=関西電力 2020年03月20日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1066.html
こうして、敦賀市が巨大断層とは無関係であるかのように、情報を捏造し、木村政昭理論を踏み潰してきたのが、関西電力はじめ、日本原子力村である。
だが「日本列島断層」は現実に存在し、福井県では、歴史的に巨大地震が起きている。
https://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_chubu/p18_fukui/
隠蔽することで、事故が起きなくなるわけではない。もしメルトダウン事故が起きれば、大阪・京都や名古屋圏まで全滅する可能性だってあるのだ。
http://kimuramasaaki.sakura.ne.jp/site2/2016/05/22/1389/

琵琶湖を核心として、西日本側は、台湾〜淡路島まで中央構造線と一致している。
しかし、淡路島で旧来の中央構造線(紀ノ川)と分裂し、阪神大震災の震源核心になった野島断層を北上し、淀川・琵琶湖(西岸断層帯)・北国街道・福井市・加賀市から能登半島を経由し、佐渡島〜奥尻〜樺太方面にまで延びている壮大な巨大断層帯である。
この断層帯は、可視的であり、能登七尾や佐渡島は見事に断層に沿って陥没していて、琵琶湖〜北国街道も、「ここしかない」と可視的に理解できる。
現実に、琵琶湖西岸断層帯と福井苓北断層帯は非常に活発に活動していて、福井市周辺で、阪神大震災に匹敵する超大型震災を発生させている。
https://earthquake.tenki.jp/bousai/earthquake/center/400/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E4%BA%95%E5%9C%B0%E9%9C%87
ところが、地震学会では、福井県内で、琵琶湖西岸断層帯と能登を結ぶ巨大断層帯の疑いがある「北国街道」について、巨大断層として言及している論文は皆無だ。
報告されている断層帯は、以下のようなものだ。

上の概念図でも、福井苓北地震群に対応する断層は想定されていない。震度7の烈震により4000名の死者を出した福井地震M7.1を説明できる断層は存在しないかのようだ。
私は、過去の地震活動や、ちょうど四国吉野川のような可視的な地形から、琵琶湖西岸断層帯は、敦賀市を経由して、北国街道を北上し、福井苓北地震震源地を経由、そのまま七尾市に向かう直線的ラインを経ていると直観的に理解する。
巨大断層の属性としての温泉地帯=あわら温泉・加賀温泉・片山津温泉・粟津温泉などの大規模な温泉郷もたくさん存在している。
これは、木村政昭氏が、すでに20年も前から「日本列島断層論」として呈示しているラインに一致している。
これほど視覚的・直観的に理解しやすい巨大断層が、なぜ地質学会でも地震学会でも顧みられず完全に無視されたままなのか?
その理由は、2020年9月4日の苓北M5.0地震によって私は確信を抱いた。
この福井市で震度5を記録した地震は、私の住む中津川市から200Km近く離れているのに震度3を記録した。
ところが60Kmしか離れていない敦賀市では震度1しか記録されていない。そんな馬鹿なことはありえない。
これは、地震記録を捏造しているのだと、私は数十年前から敦賀市に対して抱いていた不信感から強く確信した。
敦賀周辺の日本最大級の原子力産業地帯を守るために、行政も学会も一体となって地殻変動の記録を捏造しているのだ。
敦賀原発の断層「生データ」無断で書き換え 日本原電 2020年2月7日
https://www.asahi.com/articles/ASN277D2WN27ULBJ010.html#:~:text=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%95%A6%E8%B3%80%E5%8E%9F%E7%99%BA2%E5%8F%B7%E6%A9%9F%EF%BC%88%E7%A6%8F%E4%BA%95%E7%9C%8C%EF%BC%89%E3%81%AE,%E5%AF%A9%E6%9F%BB%E3%82%92%E5%86%8D%E9%96%8B%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E6%96%B9%E9%87%9D%E3%80%82
上の記事で分かるように、記録の捏造は、関西電力と原子力開発機構では、常套手段であり、ほぼすべての記録を都合良く書き換えてきた。
敦賀市もまた、地震計や人口動態統計に至るまで、少しでも原発に都合の悪い記録をすべて捏造してきたと断ずるしかない。
しかも、これは半世紀以上前の高木市長時代からなのだ。
これが、木村政昭氏の素晴らしい学説が、世間から踏み潰され、見えないようにされてきた最大の力だったのだ。
ここで、敦賀市の高木市長が、いったいどのような人物だったのか、再び掲載しておこう。
“下着ドロボー”高木毅を大臣にした父親の汚すぎる原発利権、「子供が片輪になっても原発つくれ」発言も(リテラ) 2015 年 10 月 22 日
http://www.asyura2.com/15/senkyo195/msg/336.html
以下引用
「週刊文春」(文藝春秋)と「週刊新潮」(新潮社)に“下着ドロボー”の過去を暴露された復興・原発事故担当大臣。10月20日には記者会見で報道の真偽を問われ「そんな事実はない」と釈明したが、しかし被害者の妹の証言について確認されると「記事は読んだがわからない」「知らない」などとしどろもどろに。質問はその後も飛んだが、高木大臣は答えることなく逃げるように会見を打ち切った。
今日発売の「週刊新潮」の続報では「露出狂」疑惑まで浮上し、この“下着ドロボー”問題はもはや言い逃れできない状況といっていいだろう。
それにしても、なぜこんな破廉恥な人物がのうのうと国会議員になり、大臣にまでのぼりつめることができたのか。
それはズバリ、父親の高木孝一氏の力だ。孝一氏は、敦賀市議を2期、福井県議を4期つとめた後、1979年から95年の長期に渡って敦賀市長として市政を牛耳った地元政界のドン。孝一氏はまさにこの立場を利用し、息子の下着ドロボーをその権力で揉み消したのである。地元関係者がこう証言する。
「毅さんが事件を起こしたのは、父親の孝一さんが市長だったとき。下着の窃盗と住居侵入の疑いで敦賀署の取調べを受け、本人も容疑を認めたが、市長が警察に圧力をかけて事件化を押さえ込んだんです。被害者にも父親や勤務先の銀行などを通じてプレッシャーをかけ、地元マスコミにも金をばら撒くなどして、事件をもみ消してしまった」
被害者女性の妹も「週刊新潮」の取材にこう証言している。
「姉が“騒がんといてくれ。勤め先にも迷惑かけたくない”って。父は“(高木氏の父親の)市長も頭を下げてきた”“敦賀でお世話になっとるし”と言ってて、それで示談っていうか……」
しかも、この時、事件もみ消しに全面協力したのが、敦賀を支配する原発ムラだった。被害者女性の勤務先の地元金融機関や父親のところには、敦賀原発の運営会社である日本原子力発電はじめ、電力関連会社から相当なプレッシャーがかかったという。
「妹さんはそこまで深い事情を知らないようだが、実は原発関連のいろんな筋からの働きかけが一番、被害者を黙らせるのに、効いたようです」(前出・地元関係者)
なぜ、原発ムラが事件ツブシに動いたのか。それはもちろん、高木氏の父親である孝一氏が、市議、県議時代に敦賀原発誘致の旗振り役を担い、市長時代は敦賀原発の2号機建設を推進した筋金入りの原発推進派だったからだ。
いや、たんなる推進派というレベルではない。1980年代はじめ、隣の石川県で志賀原発の建設計画がもちあがったとき、高木市長は志賀町に出向き、「原発のススメ」ともいえるような講演を行っているのだが、そこでこんな信じられない発言をしているのだ。
「(原発誘致で)百年たって片輪が生まれてくるやら、五十年後に生まれた子供が全部、片輪になるやら、それはわかりませんよ。わかりませんけど、いまの段階ではおやりになったほうがよいのではなかろうか」
敦賀原発ではこの少し前に、コバルト60とマンガン54が漏洩するという重大事故が起こり、さらにそれを隠蔽するという「事故隠し」が大きな問題になっていた。そんな状況で「子供が片輪になっても」などと発言をするのだから、その神経を疑うしかない。
しかも、高木市長のトンデモ発言はこれだけではなかった。このときの講演テープを入手し、一部始終を暴露した『日本の原発、どこで間違えたか』(内橋克人/朝日新聞出版)によると、高木市長はこんなことも語っている。
「原発をもってきさえすれば、あとはタナボタ式にいくらでもカネは落ちてくる。早い者勝ち!」
当時、原発誘致の是非を巡り揺れていたという志賀町で、高木市長はひたすらカネが入ってくるんだから、原発を誘致しろ、という下品な“原発のススメ”を語り続けたのだ。
例えば敦賀原発は7年間で42億円が入ってきたという、電源三法交付金の自慢話は序の口。高木市長はあろうことか、敦賀原発の漏洩事故まで“儲け話”として語っている。
「(漏洩事故で)売れないのには困ったけれども、まあそれぞれワカメの採取業者とか、あるいは魚屋さんにいたしましても、これはシメタ! ということなんですね。売れなきゃあ、シメタと」
「それがいよいよ原電に対するところの(補償)交渉でございます。そこで私は、まあ、魚屋さんでも、あるいは民宿でも、百円損したと思うものは百五十円もらいないさいというのが、いわゆる私の趣旨だったんです」
事故が起これば補償で儲かる。孝一市長は事故もカネになるから、大歓迎だというのだ。
「まあ、いうなれば、率直にいうならば、一年に一回ぐらいは、あんなことがあればいいがなあ、そういうふうなのが敦賀の待ちの現状なんです。(略)もうそんなんでホクホクなんですよ」
さらに高木市長は、裏金や協力金の存在を認め、自らの原電への“たかり”成功談まで披露する。
「(敦賀の金ヶ崎宮の社殿が老朽化したので)今年はひとつやってやろうか、と。そう思いまして、まあたいしたカネじゃございませんが、六千万円でしたけれども、もうやっぱり原電、動燃へ、ポッポッと走っていった(会場にドッと笑い)あッ、わかりました、ということですぐにカネが出ましてね」
「調子づきまして、こんどは北陸一の宮、(中略)これもひとつ、六億円で修復したいと、市長という立場ではなくて、高木孝一故人が奉賛会会長になりまして、六億円の修復をやろうと」
そのうえで、今回の講演旅行だけでも電力会社から3億円ひっぱれると豪語し、志賀町の関係者にも原発で一儲けを勧めたのだ。
「きょうはここまで(講演に)きましたんで、新年会をひとつ、金沢でやって、明日はまた富山の北電(北陸電力)へ行きましてね、一億円寄付してくれ(会場にドッと笑い)。これでも皆さん、三億円、すでにできた。こんなのつくるの、わけないなあ、こういうふうに思っとる(再び会場に笑い)」
「そりゃあもうまったくタナボタ式の町づくりができるんじゃなかろうか、と、そういうことで私はみなさんに(原発を)おすすめしたい」
カネのためには毒まで喰らうという姿勢を隠しもしない高木市長。たしかにここまで、原発利権にズブズブに漬かっている人物なら、息子の事件もみ消しに、原発関連会社を動かすことなどわけないだろう。
いや、事件もみ消しだけではない。息子の高木毅氏が国政に進出できたのも、この原発利権のおかげだった。高木市長が露骨な講演で誘致に全面協力した志賀原発は、当時、地元で熾烈な反対運動が起きていた。それを札束攻勢や暴力団を使って封じ込め、建設にこぎつけさせたのが、当時、根上町町長の森茂喜氏、そしてその息子で、当時は衆院議員、今も安倍首相の親分として政界に暗躍する森喜朗だった。
「つまり、原発利権が結びつける形で、高木市長と森さんの間にパイプができた。それで、森さんが全面バックアップして、息子の毅さんに1996年の衆院選で初出馬させ、2000年に初当選させるわけです。今回の大臣抜擢も、細田派とそのバックにいる森さんの猛プッシュがあったといわれています」(政界関係者)
ようするに、高木毅氏が破廉恥事件を起こしたにもかかわらず、国政進出、大臣にまでのぼりつめたのは、原発ムラのおかげなのである。そして、毅氏は今も選挙では、電力会社、原発関連企業の全面支援を受け、原発ムラとはズブズブの関係にある。
そう考えると、今回の問題は、たんに安倍首相が、“下着ドロボー”の過去をもつ破廉恥政治家を閣僚にしたというだけではない。「金が儲かれば子供が片輪になってもかまわない」などという発言を平気でする父親の原発利権をそっくり引き継ぎ、その原発利権に犯罪をもみ消してもらった、原発利権ズブズブの人物をあろうことか、原発業界にもっとも厳しい監視の目を向けねばならない原発事故担当・復興大臣に据えたということだ。
国民をなめているとしか思えない、情実と利権の人事。この国の国民はいつまで、こんな政権を放置しておくのか。
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引用以上
私が反原発を志し、堀江邦夫氏に触発され、原発内部に潜入すべく、放射線取扱主任やプラント検査ライセンスを20種類以上も取得したのは、ちょうど上の高木が権勢をふるって若狭一帯が原発あぶく銭漬けになっていた1980年代だった。
だが、私は原発の構内に入る前に、門衛に入構を禁止された。それは、私が反原発活動家で、ベトナム反戦運動逮捕歴があることが警察庁データベースから照会されていたからだ。
結局、堀江氏の二匹目のドジョウはならなかったが、その後の、原発関係知識や被曝知識には大きく役立っている。また、全国のプラントを検査する過程で、この種のプラントが本質的に抱える問題について、机上ではない実地面からの考察を深めることができた。
だから、私は若狭原発群の大半がPWR原子炉で、160気圧の巨大な爆弾であって、圧力壁の劣化が、福井県あるいは近畿圏すべての消滅を意味するほどの超巨大災害を引き起こすことを、体感的に理解している。
蒸気機関車の16気圧だって、実は爆発の危険がついて回るものなのに、その10倍の圧力が、いったい何をもたらすのか? これを現実的に想像できる関係者は、ほとんどいない。みんな机上の屁理屈だけでものを言っている。
敦賀市には、おどろくほど大量の原子力施設がある。

これら、すべてが究極の巨大断層である「日本列島断層」の直上にある。
PWR原子炉が、崩壊するとすれば、それは巨大地震であり、福島第一原発のように、津波の直撃を受けて非常用電源システムが崩壊したり、原子炉内のジェット計測配管が震度7の揺れて折れて、小さな配管から80気圧の圧力で冷却水を喪失されて巨大メルトダウン事故に至ったケースと類似したものになるだろう。
このような巨大なプラントシステムは、現場で働いた経験のある者にとっては、欠陥のカタマリであり、どんな安全装置も絵に描いた餅に過ぎないと思い知らされている。
いわば、人類が決して触れてはならない「神の領域」なのだ。
これを実現させてきたのは、高木孝一のようなドロドロに腐敗した地元の有力者であり、被曝障害(奇形・白血病などのデータ)を隠蔽し、地震計のデータを矮小化し、原子力産業から莫大な賄賂を受け取り、あらゆる便宜を図ってきた。
恐るべき腐敗、悪臭を放ち続ける関西電力 2019年09月28日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-884.html
どろどろに腐り落ちた死体=関西電力 2020年03月20日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1066.html
こうして、敦賀市が巨大断層とは無関係であるかのように、情報を捏造し、木村政昭理論を踏み潰してきたのが、関西電力はじめ、日本原子力村である。
だが「日本列島断層」は現実に存在し、福井県では、歴史的に巨大地震が起きている。
https://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_chubu/p18_fukui/
隠蔽することで、事故が起きなくなるわけではない。もしメルトダウン事故が起きれば、大阪・京都や名古屋圏まで全滅する可能性だってあるのだ。

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