すでに、昨年、 何回も三峡ダムが危険な状態にあることをブログに書いた。



 世界最大の三峡ダムの崩壊が始まった 2019年02月28日

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-665.html



 三峡ダムについて、新たな情報 2019年07月15日

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-807.html



 上の記事を書いた頃は、一日あたり2000アクセスもなかった頃で、私のブログは、ほとんど世間の関心を惹かなかったようだ。

 しかし、その後、三峡ダムの危険性について、たくさんの記事がネット上に掲載された。

 

 グーグルアースに表示される三峡ダムは、どうみてもボコボコ・グニャグニャのいびつな形をしていて、今すぐにも崩壊の危機を抱かせるものだが、実際には、細かく堰堤状のクレーンなどの歪みをチェックしてゆくと、画像合成による歪みが多く占めていた。

 以下は、たった今、グーグルマップから拾った画像

sankyou1.jpg











 堰堤がぐにゃぐにゃに見えている。このレベルになる、コンクリートの塑性限界が0.4%であることを思えば、とてもじゃないが、回復不能のボロボロ状態に見える。これなら、今すぐ巨大崩壊だ。



 しかし、以下は、右上の堰堤を拡大したものだが、巻き上げクレーンなどに明らかに大きな歪みが見えていて、これが分割撮影を再合成するときの技術上の問題で歪みが出ていることが分かる。





sankyou20.jpg





 

 したがって、この写真から塑性崩壊の危険性を確認することはできない。

 実際には、他の衛星写真の画像で正しい三峡ダムの姿が確認できたのだが、昨年、ダム歪み問題が世界的に話題になったとたん、中国政府は、この衛星写真を封鎖してしまった。

 昨年3月頃の確認では、やはり、わずかな歪みが出ているように見えた。



 本日、2020年6月23日の段階で、再び、三峡ダム崩壊が警鐘されている情報をまとめてみよう。



 中国24の省で大規模な洪水 三峡ダムへの懸念が高まる 2020年06月22日

 https://news.nifty.com/article/world/china/12241-702641/



 専門家が三峡ダム決壊の危険性を指摘 「唯一の道はダムの解体」2020年6月23日

 https://www.ntdtv.jp/2020/06/44005/



 三峡ダム崩壊寸前か 壊滅的な洪水が宜昌の下流域を襲う 大雨で中国各地を洪水が襲う恐れも懸念 2020/06/20

 https://www.youtube.com/watch?v=a5wYg5iyTr4



sankyou30.jpg









 上の地図は、宜昌から上海に至る、およそ1200Kmの(本州の岡山から青森に匹敵する)広大な地域が水没することを示している。宜昌から上海までの高低差は、距離が1200Kmもあるのに、標高差は50mしかないので、水没が非常な広範囲にわたる。

 水没地域内には、宜昌・武漢・南京・上海の巨大都市が含まれ、総人口は6億人に達する。このうち、10メートルを超える水深が大多数の地域に及ぶことから、助かる可能性のある人々は少ない。   

『三峡ダム決壊は「地獄の黙示録」になる』第153回 2020/06/21

 https://www.youtube.com/watch?v=NofzpZkyeJo



 6月に入ってから、中国各地で集中豪雨による大規模な洪水が発生し、国内24の省で850万人が被災した。17日早朝、中国の三峡ダムの上流にある四川省カンゼ・チベット族自治州丹巴県の発電所の施設と周辺の村が洪水で流された。三峡ダム決壊への懸念が再燃した。 epochtimes.jp/2020/06/58430.…



  中国24の省で大規模な洪水 三峡ダムへの懸念が高まる 6月に入ってから、中国各地で集中豪雨による大規模な洪水が発生、国内24の省で850万人が被災。17日、三峡ダムの上流にある四川省にある発電所の施設と周辺の村が洪水で流された。三峡ダム決壊への懸念も再燃。 epochtimes.jp/2020/06/58430_…



@P6AX3Er3HqoQynY

 三峡ダムの水位は洪水制御限界を超えてさらに2メートル上昇し続けています赤いビックリマーク中国本土では最近大雨が降り、24の省が洪水に見舞われました。6月21日、中国共産党メディアCCTVも、三峡ダムの水位が上昇し続け、洪水制御限界を超えたことを認めました口を開けて冷や汗をかいた顔

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 以上、たくさんの情報が飛び交っているが、三峡ダム水源地帯で、未曾有の大洪水が連続して、ダム本体の危険設定水位を2m超えているということで、オカラ工事による擁壁の弱点から崩壊が連鎖しているという情報がある。

 すでに、ダム本体にも多くの亀裂が発生しているといわれるが、これを裏付ける情報を探しても、中国当局が強力に封鎖してしまっているので、なかなか見つからない。



 情報を総合すれば、これからダム上流部に建設された、たくさんのダムが決壊して、膨大な水量が流れ込む衝撃によって、三峡ダム本体に越流破壊などの手のつけられない崩壊連鎖が起きるのは確実なようだ。

 この先、重慶や、ヒマラヤ山脈などからの洪水水流を三峡ダムが受け止め続けられるとは、とうてい思えない。ひたすら、異常な連続降雨が止むのを待つばかりとなっている。

 

 中国のダム事情 

 http://jcold.or.jp/j/dam/dam_asia/dam_tyugoku/



 「ダム王国」中国の脅威、半数の4万基が傷んでいる 2011/11/04

 https://toyokeizai.net/articles/-/8008?page=2



 副水利相、「中国のダムは時限爆弾」 - 中国 2007年4月20日

 https://www.afpbb.com/articles/-/2214143



「三峡ダム危機」 最悪の場合 中国の4分の1が水没 2020/06/18

 https://www.youtube.com/watch?v=crtuavyWPAU



  中国を代表する著名な水利学者、黄万里は、三峡ダムの建設に反対し続けた結果、中国共産党指導部から激しい弾圧を加えられ続けたが、死の直前、「三峡ダムは建設から10年持たない」と言い残して世を去った。

 遺言によれば、昨年2019年には、崩壊の限度を迎えるということだった。それから1年後になるが、現在集まっている情報からは、どうも本当の崩壊が近そうだということばかりだ。



 もしも、本当にダム本体が崩壊したなら、高さ数十メートルの洪水が、1200キロメートルにわたって下流域を襲い、推定死者は4〜6億人になる。

 1億人を超える遺体が東シナ海に流され、台湾・南西諸島・九州西岸・朝鮮半島南岸は遺体で覆い尽くされる。



 この遺体をサメなどが食べるため、東シナ海・南シナ海は、サメが大繁殖して、海に入ることもできなくなる。

 そして、中国政府は、ほとんど何もできない無力な状態に置かれることが確実なので、数億人という膨大な難民が、船に乗って日本や台湾、朝鮮半島に押し寄せる。



 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/12/post-4202.php



 上のリンクは、ベトナム戦争後のときのものだが、三峡ダム災害の場合は、人数の桁が違う。ボートの量にもよるが、おそらく数千万人に達する可能性がある。

 尖閣諸島を強奪しようとちょっかいを続けている、中国海軍や中国海警局の船が、そのまま日本に助けを求めてくる可能性もある。



 いずれにせよ、崩壊が起きたとしても、日本政府が対処できる限界を遙かにこえているため、何がどうなるのか、予測して対策を立てることは困難だと思える。

 日本列島に無理矢理上陸してくる中国難民を、どう扱うのか、今の自民党政府はお手上げというしかないだろう。



 今回、直接三峡ダム崩壊に結びつく情報を必死に探したのだが、中国当局の情報隠蔽の壁に遮られて、読者を驚かせるような強烈な情報を書くことができなかった。

 現在、鉄壁のような中国共産党による情報封鎖のレベルから考えても、三峡ダムが、どれほど深刻な事態に至っているか、想像がつく。