2003年に岐阜県内陸部の中津川市に移住してから、すでに17年を経ているのだが、今年ほど、冬らしくない冬も初めてだった。
当地は、おおむね12月頃から酷寒に突入し、毎朝マイナス7〜10度まで冷え込むのだが、今年は、平年なみの寒さは、つい数日前に記録された、マイナス8度が二回ほどあっただけで、ほとんどマイナス3〜4度程度にとどまっている。
昨年末も、ずいぶん暖かい日が続いたが、私は、突然、厳冬がやってくるものと予想していた。
理由は、北米で極渦流に伴う厳寒が記録されたからだ。
https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/monitor/extra/extra20190201.html
アメリカでは、年末年始、1月にかけて7名が凍死している。
極渦とは、北極圏の周囲をぐるぐる回る偏西風が蛇行し、極寒気団が部分的に南下する現象で、このナメクジのように垂れ下がった気団が入った地域は、とんでもない極寒になる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A5%B5%E6%B8%A6
日本でも、日本海側西部に、凄まじい豪雪が訪れるときは、この極渦のナメクジが押し寄せているときである。(寒気舌という表現も使われる)
この渦流ナメクジは、当たり外れがあって、今年は日本地域に当たっていないのだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%88%9023%E5%B9%B4%E8%B1%AA%E9%9B%AA
マイナス7度以下になると、スポンジ保温してあっても、ヒーターの入っていない水道管は必ず凍結して、ときに真夜中に爆発することもある。
厚い塩ビVP管や真鍮バルブが、見事に破裂し、バラバラになってしまうのだから、その威力は相当なもので、厳寒になると、私はいつでもビクビクしながら、深夜に起きてチョロ出しが凍結していないか、見回らずにはいられない。
今年は、一度、マイナス8度に下がった深夜、チョロ出し蛇口から氷のつららが垂れ下がり、水流が止まっていたことがあった。
こうなると大慌てで、湯を沸かし、蛇口にかけて、凍結を溶かし、少しずつ水流を回復させなければならない。ときには30分もかかることがある。
このチョロ出し加減は、なかなか難しいのだ。もし凍結を放置すれば、翌日、日が昇ってから破裂している部分の氷が溶けて、水が噴出し、この管の取り替え修理に奔走しなければならない。
マイナス10数度以下では、何をやってもお手上げなので、水道の元栓を止めて、配管の水抜きをする一手だ。
このとき、配管内に水が残っていると破裂することがある。おおむね、水が氷になると体積が一割増えるので、増えた分を必ず水抜きするわけだ。
北海道では、たぶんチョロ出しなんか少なくて、配管水抜きをするだろうと思う。すると水洗トイレも、シンクも使えず、室内の貯め水を利用するしかないので不便だ。
寒い地方の冬場は、凍結との戦いに緊張を強いられることを知っておいたほうがいい。
https://pucchi.net/hokkaido/snow/jitaku10.php
このリンクにも書いてあるとおり、マイナス4度を下回ると、凍結は凶暴性を増す。マイナス十数度になると、もういかなる保温材も効果がないので、水抜きの一手だ。マイナス20度以下だと、たぶんテープヒーターも効果がない。
一度、配管内を凍結させると、日中暖かくなる地域は溶けるが、終日冬日の地域では、水がまったく出てこなくなる。必死になって湯をかけても、通水は至難の業だ。
水洗トイレが使えないのは困る。私は、便器の金隠し溜まり水の凍結を鉄棒で割っていて、便器に穴を開けたことがある。
このときは、エポキシ樹脂で必死に貼り付けた。
昨年の冬も、「地球温暖化」の流れのせいなのか、やはり暖かかった。しかし、3月を過ぎたら、今度は異様な寒冷化が続いた。
昨年は、2月に、馬鈴薯や大根蕪を仕込んだのだが、3月〜5月まで、7回も寒気団による凍結があって、せっかく芽を出した、馬鈴薯がやられて、「インカの目覚め」などは全滅してしまった。寒冷に強い男爵が少しできた程度だ。
株も繊維化してしまって、筋張って食べられなかった。
馬鈴薯は、芽が出て十日ほどが勝負で、この時期に凍結し、寒冷刺激を受けると、新芽が真っ黒になって死んでしまう。2回くらいは大丈夫だが、5回以上も凍結を繰り返すと、株が弱ってしまって、まともに成長せず、芋もできず、ウイルス病(モザイク病)にかかって、ひどいことになる。
昨年は、私と同じ目に遭った人が、たくさんいたことだろう。
もしかしたら、温暖化と寒冷化が、去年のパターンを引き継いでいるなら、今年もまた、3月過ぎてから、「寒の戻り」が繰り返しやってきて、仕込んだ農作物を直撃するかもしれない。
だから、私は、今年は、4月過ぎてから仕込もうと思っている。
昨年、作物がウイルス病にやられた理由は、うちの屎尿配水をEM菌で処理して畑に流しているので加湿になったせいと、カルチベータが壊れて、まともに耕せなかったことも大きい。
農作土壌は、根の張る深さまで、十分に柔らかく通気性がよくなっていないと、やはり病害虫にやられやすくなる。
無耕起栽培なんてカッコをつけたことが裏目に出た。無耕起は無肥料と、フカフカ土壌がセットでないと、必ず病害虫が出るのだ。
今年は、古いカルチベータ(リョービRCV330)をオークションで安く入手して、三年ぶりに耕起しまくっていたが、古いので送油管が壊れて使えなくなった。これが古すぎて部品在庫がないため、ひどく高価な耐油ゴム管を買って自作する羽目になって到着を待っている。
安いものは、高くつくんだな……。
当たるかどうかは八卦だが、昨年と同じパターンなら、三月を過ぎたあたりから、極端な寒冷化が起きる可能性がある。
地球温暖化の宣伝に乗せられている人が多いが、これまで何度もブログに書いてきたように、二酸化炭素温暖化説には、原子力産業の陰謀がある。
グレタを支援する「世界原子力村」 2020年01月18日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1001.html
センドラーとグレタ 2019年10月06日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-892.html
人類の一部が、目先の金儲けしか目に入らずに、人間社会を支えてきた熱帯雨林を根こそぎ皆伐してみたり、必要もないのに、見栄のためにもの凄い数の自動車を動かしたり、無益な金儲けのために、莫大なエネルギーを浪費したりしている結果、地球が人間の生存限界を超えて温暖化しつつあることは事実として受け止めるしかない。
しかし、その原因を炭酸ガスのせいにして、原発の稼働こそ救世主であるかのように宣伝しているビルゲイツやアルゴアらは、ひどい詐欺師もいいところだ。
現実には、地球は温暖化しているとともに、同時に、小氷期に向かう寒冷化の過程にある。
https://www.sankei.com/column/news/190522/clm1905220004-n1.html
今年から、マウンダー小氷期と同等の寒冷化に向かうというのが、多くの気象学者の意見である。
ただ、寒冷化と温暖化がせめぎ合っているので、現象的には実に複雑な様相を見せている。
http://atlasl.net/future_direction/Is-it-global-warming-Or-is-it-global-cooling_03_146.html
こんなときには、地球本体にも強い外部刺激が繰り返される結果、大きな地殻変動が起きるといわれている。
温暖化は、人々を焼き殺し、寒冷化は、人々を凍らせ、地殻変動は、人々からすべてを奪ってゆく。
我々は、こんな時代に生きている。
そんなわけで、これから一方的に暖かくなるのではなく、おそらく、4月頃から、去年と同じようなひどい寒冷化が起きると考え、準備したほうがいいかもしれない。
畑をやっている人は、芋の作付けや種まきには、寒冷紗やビニールトンネルが欠かせない可能性がある。
5月になっても、マイナス何度という寒気団が入ってくる可能性が大いにあるのだ。
それでも、たとえわずかでも、プランター栽培でもいいから、馬鈴薯などを栽培するのは、とても大切なことだ。
自分で作付けして、芋を収穫する経験をすれば、農作に大きな自信が生まれるからだ。 いろいろな失敗や試行錯誤をしないと、まともな農業はできないのだ。
何より、友人を誘って、過疎の田舎にダーチャを確保して開墾しよう。
当地は、おおむね12月頃から酷寒に突入し、毎朝マイナス7〜10度まで冷え込むのだが、今年は、平年なみの寒さは、つい数日前に記録された、マイナス8度が二回ほどあっただけで、ほとんどマイナス3〜4度程度にとどまっている。
昨年末も、ずいぶん暖かい日が続いたが、私は、突然、厳冬がやってくるものと予想していた。
理由は、北米で極渦流に伴う厳寒が記録されたからだ。
https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/monitor/extra/extra20190201.html
アメリカでは、年末年始、1月にかけて7名が凍死している。
極渦とは、北極圏の周囲をぐるぐる回る偏西風が蛇行し、極寒気団が部分的に南下する現象で、このナメクジのように垂れ下がった気団が入った地域は、とんでもない極寒になる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A5%B5%E6%B8%A6
日本でも、日本海側西部に、凄まじい豪雪が訪れるときは、この極渦のナメクジが押し寄せているときである。(寒気舌という表現も使われる)
この渦流ナメクジは、当たり外れがあって、今年は日本地域に当たっていないのだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%88%9023%E5%B9%B4%E8%B1%AA%E9%9B%AA
マイナス7度以下になると、スポンジ保温してあっても、ヒーターの入っていない水道管は必ず凍結して、ときに真夜中に爆発することもある。
厚い塩ビVP管や真鍮バルブが、見事に破裂し、バラバラになってしまうのだから、その威力は相当なもので、厳寒になると、私はいつでもビクビクしながら、深夜に起きてチョロ出しが凍結していないか、見回らずにはいられない。
今年は、一度、マイナス8度に下がった深夜、チョロ出し蛇口から氷のつららが垂れ下がり、水流が止まっていたことがあった。
こうなると大慌てで、湯を沸かし、蛇口にかけて、凍結を溶かし、少しずつ水流を回復させなければならない。ときには30分もかかることがある。
このチョロ出し加減は、なかなか難しいのだ。もし凍結を放置すれば、翌日、日が昇ってから破裂している部分の氷が溶けて、水が噴出し、この管の取り替え修理に奔走しなければならない。
マイナス10数度以下では、何をやってもお手上げなので、水道の元栓を止めて、配管の水抜きをする一手だ。
このとき、配管内に水が残っていると破裂することがある。おおむね、水が氷になると体積が一割増えるので、増えた分を必ず水抜きするわけだ。
北海道では、たぶんチョロ出しなんか少なくて、配管水抜きをするだろうと思う。すると水洗トイレも、シンクも使えず、室内の貯め水を利用するしかないので不便だ。
寒い地方の冬場は、凍結との戦いに緊張を強いられることを知っておいたほうがいい。
https://pucchi.net/hokkaido/snow/jitaku10.php
このリンクにも書いてあるとおり、マイナス4度を下回ると、凍結は凶暴性を増す。マイナス十数度になると、もういかなる保温材も効果がないので、水抜きの一手だ。マイナス20度以下だと、たぶんテープヒーターも効果がない。
一度、配管内を凍結させると、日中暖かくなる地域は溶けるが、終日冬日の地域では、水がまったく出てこなくなる。必死になって湯をかけても、通水は至難の業だ。
水洗トイレが使えないのは困る。私は、便器の金隠し溜まり水の凍結を鉄棒で割っていて、便器に穴を開けたことがある。
このときは、エポキシ樹脂で必死に貼り付けた。
昨年の冬も、「地球温暖化」の流れのせいなのか、やはり暖かかった。しかし、3月を過ぎたら、今度は異様な寒冷化が続いた。
昨年は、2月に、馬鈴薯や大根蕪を仕込んだのだが、3月〜5月まで、7回も寒気団による凍結があって、せっかく芽を出した、馬鈴薯がやられて、「インカの目覚め」などは全滅してしまった。寒冷に強い男爵が少しできた程度だ。
株も繊維化してしまって、筋張って食べられなかった。
馬鈴薯は、芽が出て十日ほどが勝負で、この時期に凍結し、寒冷刺激を受けると、新芽が真っ黒になって死んでしまう。2回くらいは大丈夫だが、5回以上も凍結を繰り返すと、株が弱ってしまって、まともに成長せず、芋もできず、ウイルス病(モザイク病)にかかって、ひどいことになる。
昨年は、私と同じ目に遭った人が、たくさんいたことだろう。
もしかしたら、温暖化と寒冷化が、去年のパターンを引き継いでいるなら、今年もまた、3月過ぎてから、「寒の戻り」が繰り返しやってきて、仕込んだ農作物を直撃するかもしれない。
だから、私は、今年は、4月過ぎてから仕込もうと思っている。
昨年、作物がウイルス病にやられた理由は、うちの屎尿配水をEM菌で処理して畑に流しているので加湿になったせいと、カルチベータが壊れて、まともに耕せなかったことも大きい。
農作土壌は、根の張る深さまで、十分に柔らかく通気性がよくなっていないと、やはり病害虫にやられやすくなる。
無耕起栽培なんてカッコをつけたことが裏目に出た。無耕起は無肥料と、フカフカ土壌がセットでないと、必ず病害虫が出るのだ。
今年は、古いカルチベータ(リョービRCV330)をオークションで安く入手して、三年ぶりに耕起しまくっていたが、古いので送油管が壊れて使えなくなった。これが古すぎて部品在庫がないため、ひどく高価な耐油ゴム管を買って自作する羽目になって到着を待っている。
安いものは、高くつくんだな……。
当たるかどうかは八卦だが、昨年と同じパターンなら、三月を過ぎたあたりから、極端な寒冷化が起きる可能性がある。
地球温暖化の宣伝に乗せられている人が多いが、これまで何度もブログに書いてきたように、二酸化炭素温暖化説には、原子力産業の陰謀がある。
グレタを支援する「世界原子力村」 2020年01月18日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1001.html
センドラーとグレタ 2019年10月06日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-892.html
人類の一部が、目先の金儲けしか目に入らずに、人間社会を支えてきた熱帯雨林を根こそぎ皆伐してみたり、必要もないのに、見栄のためにもの凄い数の自動車を動かしたり、無益な金儲けのために、莫大なエネルギーを浪費したりしている結果、地球が人間の生存限界を超えて温暖化しつつあることは事実として受け止めるしかない。
しかし、その原因を炭酸ガスのせいにして、原発の稼働こそ救世主であるかのように宣伝しているビルゲイツやアルゴアらは、ひどい詐欺師もいいところだ。
現実には、地球は温暖化しているとともに、同時に、小氷期に向かう寒冷化の過程にある。
https://www.sankei.com/column/news/190522/clm1905220004-n1.html
今年から、マウンダー小氷期と同等の寒冷化に向かうというのが、多くの気象学者の意見である。
ただ、寒冷化と温暖化がせめぎ合っているので、現象的には実に複雑な様相を見せている。
http://atlasl.net/future_direction/Is-it-global-warming-Or-is-it-global-cooling_03_146.html
こんなときには、地球本体にも強い外部刺激が繰り返される結果、大きな地殻変動が起きるといわれている。
温暖化は、人々を焼き殺し、寒冷化は、人々を凍らせ、地殻変動は、人々からすべてを奪ってゆく。
我々は、こんな時代に生きている。
そんなわけで、これから一方的に暖かくなるのではなく、おそらく、4月頃から、去年と同じようなひどい寒冷化が起きると考え、準備したほうがいいかもしれない。
畑をやっている人は、芋の作付けや種まきには、寒冷紗やビニールトンネルが欠かせない可能性がある。
5月になっても、マイナス何度という寒気団が入ってくる可能性が大いにあるのだ。
それでも、たとえわずかでも、プランター栽培でもいいから、馬鈴薯などを栽培するのは、とても大切なことだ。
自分で作付けして、芋を収穫する経験をすれば、農作に大きな自信が生まれるからだ。 いろいろな失敗や試行錯誤をしないと、まともな農業はできないのだ。
何より、友人を誘って、過疎の田舎にダーチャを確保して開墾しよう。

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