原因不明で頻繁に腸閉塞を起こすようになって、痛みが治まるまで数日間かかるので、その間は、本当に何もできずに、腹を抱えてウンウン唸って寝ているしかない。

 普通は、大建中湯をたくさん飲んで、あまりに痛むときは浣腸してれば自然に治るのだが、だんだん、ひどくなって治りにくくなって困る。

 ひたひたと、あの世が近づいてくる。



 もの凄い前兆が確認されても大きな地震にならないときは、黒点活動が沈滞化しているときで、今年の黒点の沈滞化は過去に例のないほどの異常さで、こんななかにX級フレアをもたらす黒点が出てくると、凄まじい巨大地震を引き起こすトリガーとなると考えている。



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 明ちゃんの退位と浩ちゃんの即位というイベントにより、やっと覚えたばかりの「平成」という元号は30年年末を持って消えるということのようだが、この元号の意味について、深く考えていない人は、みんな気づかないうちにファッシズムに呑み込まれ、戦前のように、人生を権力の独裁地獄に委ねることになるのだと私は思う。



 厳密には、2019年4月30日まで「平成」なのだが、過去例では、すべて年度の途中で更新があった場合、新元号の元年で統一されている。

 昭和64年は、1月7日まで昭和のはずだが、平成元年ということにされている。

 1926年は、12月25日まで大正のはずだが、元旦から昭和元年ということにされている。

 これで大正15年5月生まれの母親は、自分が大正生まれなのか、昭和生まれなのか分からないまま92歳を迎えてこの世にしがみついている有様だ。



 元号についていえば、日本の「お上意識」にしがみついた馬鹿役人どもの根底にある正体が、これほど鮮明に見えているものはない。

 政府の、天皇に関係するおかしな制度がたくさんあるなかで、これほど有害無益で困った制度は他にないだろう。



 元号ほど、実用上、困るものはない。世界標準は、西暦であり、AD・BC(アフターデス・ビフォアークライスト)つまりキリストの誕生日を起点にしているという意味では、元号だって似たようなものだと官僚たちは言い張るだろうが、世界は西暦で動いていて、他に有効な年度概念が存在しないのだから、我々が外国語といったとき標準を英語に考えるように、西暦を選択するしかないのである。



 世界で日本だけが元号に固執し続ける理由 東洋経済



https://toyokeizai.net/articles/-/230509



 大半の人は、西暦と元号を併用させられていながら、それを同時に利用できる人は少ない。数十年前の西暦と和暦を瞬時に照応できる人など、極めて少数だろう。

 時間のスタンダードは、一つで十分であり、二つあれば混乱を招くだけだ。ダブルスタンダードが生み出している社会の混乱は、決して小さくない。



 元号を利用することで、一番困っているのは行政であろう。このダブルスタンダードのおかげで、行政事務は大きな混乱を強いられていて、この取り違えによるミス、損失も決して小さくないはずだ。

 

http://blogos.com/article/205570/



https://americagurashi.com/gengou-seireki-kouki/227/



http://blog.livedoor.jp/lunarmodule7/archives/4655627.html





 なぜ、役人たちは不便極まりない元号を強要しようとするのか?



 もちろん、それは合理性のまったく存在しない、「天皇制」という完全なる虚構の権威を守りたいからという理由しかない。



 天皇制そのものに、海外賓客の接待という機能以外、合理的な根拠が存在しないため、天皇を国家の権威に利用し続けるため、天皇の生死と関連した元号を強制的に使わせることで、国民に天皇を意識させるという理由である。



(美濃部達吉が「天皇機関説」を天皇の合理性の根拠として提示したが、ファッシストたちは、これも気に入らず美濃部を投獄した)

http://wakariyasuku.org/tennoukikan



 西暦以外に、実は日本固有の皇紀という時間区分が存在するのだが、藤原不比等ら天智一党が騎馬民族侵略王朝を日本史から隠蔽する目的で、天皇家万世一系説=皇紀を生み出したにだろうと、私は考えている。

 しかし、後醍醐以降、天皇家から武家の世の中になって、どこの馬の骨か分からぬ武家よりも天皇の権威を振りかざすことを求めた権威信奉社会になって、皇紀よりも、個人的な権威である元号がより普及したということだろうか?



 もう一つは、今年は皇紀2678年なのだが、これが皇紀元年、神武即位からの経年ということにされている。

 世界史にあって、この年代に対応する事件があったのは、BC473年の呉越戦争における呉の滅亡年で、200年近い年代差があるが、この当時の日本史年表では、100年など完全に誤差の範囲だったのだから、同一時期である可能性は否定できない。



 つまり、2500年前に、日本史では弥生人文明(遠賀川式文化)が成立したことになっているので、神武は、呉越戦争に敗北した呉が、船で北九州に移住して王朝を確立した人物といえるし、それを裏付ける文献資料として、三世紀の『魏略』『翰苑』に存在する「倭人は太伯の後裔である」との記述が存在している。



 そうすると、藤原不比等らが編纂した皇紀=天皇家万世一系説というものは、朝鮮から移住してきた、自分たち騎馬民族とは異なる民族である弥生人たちこそ、日本の本来の盟主であることを認めてしまう不都合なものになるので、皇紀がますます使いにくくなったのではないだろうか?



 何の合理的な根拠も存在しない「架空」の天皇制



 天皇制のありもしない実体を維持し続けてきたのは、「先例」である。合理的根拠の存在しない制度に権威を付与して、さも実在であるかのように装うためには、世界史のどんな場合でも必ず「先例」が用いられるのである。



 現実に根拠がないのだから、架空の歴史から先例を引っ張り出し、「先人が行った事例をマネする」ことで、その権威を継承するというやり方である。

 天皇家の、これでもかという儀式、作法は、すべて現実の合理的根拠とは無関係に、「先例」によって再現されるだけのもので、根拠がなければ先例を引っ張り出す以外に、人々を納得させる方法がないからであり、このやり方で、さも権威に包まれているような誤解を人々に与えたいだけのものである。



 天皇家万世一系説は、藤原不比等が言い出してから、平泉澄に至るまで、現代では麻生太郎という馬鹿が「Y染色体」まで持ち出して、必死に、男系天皇家系を強権で維持しようとしているわけだが、とりわけ皇室会議の阿呆どもの主張するY染色体なる屁理屈は、学問的に問題にならない痴呆的な詭弁である。



 そもそも、常識的な歴史学の範疇にあっても、天皇家は、たくさん分断が確認されていて、女系天皇もたくさん実在する以上、Y染色体の継続性など何一つ根拠にならない。 中国から「我々は呉の太伯の末裔である」と述べた倭の人々を束ねた最初の人物が神武天皇であるとすれば、神武の正体が呉王夫差の家族であった可能性が小さくない。

 宮崎県の諸塚山には、句呉の太伯が生前に住んでいて、死後に葬られたという伝承がある。



 江上波夫が表した「騎馬民族征服王朝説」によれば、4世紀、日本の文化様式が突如、激しく変化し、騎馬民族の文化が大規模に移入されている。



http://www.geocities.jp/ikoh12/honnronn4/004_05kibaminnzoku_seihukuoutyousetu.html



 このとき、神武の打ち立てた弥生人王朝は、百済から大量に移住した人々によって征服され、ここに騎馬民族王朝が成立したというものであり、当然ながら天皇家は完全に分断されたことになる。



 これは平泉澄らが日本史学にかけてきた呪い=万世一系の洗脳を根底から崩壊させる恐ろしい真実であり、ひいては、天皇家の存在の唯一の根拠である「万世一系の先例」を完全に否定してしまうものであるから、権力迎合の史学界は全力を挙げて、全身全霊で江上波夫を潰しにかかった。



 江上説は、他のいかなる史学説よりも、真実性と無数の証拠によって支えられているにもかかわらず、いまや史学会から葬り去られていて、私のような外野席が怒鳴り散らしているだけという悲惨な有様である。



 だが、真実は、いつまでも隠蔽できるものではない。

 あらゆる証拠が、天皇家、朝鮮渡来説を証明するものであり、ついには明仁氏まで、ご先祖様が高句麗から来たと言い出した。(高野新笠を参照)



 https://www.youtube.com/watch?v=sCZ8xsk8YJI

 (韓国語だが、アップは故飯山一郎、全文が消されてしまったので、やむをえず)



なお、歴史上、推古・持統・元明・孝謙(称徳)・明正・後桜町ら8名の女性天皇が即位しており、これによって女性には絶対に受け継がれないY染色体の継承など完全に無意味な説明である。皇室会議のアホぶりが、これだけでも十分だ。



 そのほかに、特記しておかなければならない、万世一系説の破綻については、後醍醐のもたらした南北朝両統が、後亀山・後小松で終焉し、足利傀儡王朝に変わったときも、いわゆる「皇統」が断絶している可能性が強いこと。



 そして幕末、孝明天皇が松下村塾生によって殺害され、その息子、祐宮も行方不明になり、明治天皇に奇っ怪な大男が即位したこと。その名を、大室寅之祐といい、長州奇兵隊力士隊に所属していて、西郷や松下村塾関係者によって天皇に送り込まれたことが分かっている。

 このときも、「皇統」は断絶させられている。



 細かい情報では、他にもたくさんの断絶を疑う証拠があるが、歴史的に明瞭なのは4回である。

 つまり、万世一系は、大嘘もいいところで、世界最長政権ともいわれる江戸幕府でさえ、家康の純粋な血統を維持するのは不可能であり、一橋家や御三家など、血統維持のための予備システムを全開にしなければ280年を持ちこたえることなどできなかったのだ。



 元号は合理的根拠の存在しない、無駄無益、百害あって一利もない愚かな権威主義の残渣であって、一秒でも早く、この廃棄を要求すべきである。



それは、天皇家の権威を、大衆に洗脳する道具としてのみ意味を持つのであって、年号に対するダブルスタンダードの弊害は計り知れない。

 ちょうど、モータリゼーションの爆発過程に路面電車を駆逐したように、年号も不合理で邪魔な存在であると認識し、破棄すべきである。



 皇紀2600年というのも、初期日本史が、極めて杜撰な年号記述を行っていた影響から、事実上、史学にあっては使い物にならない。

 唯一、使い物になるのは西暦しかないのだから、ただちに、西暦に統一し、元号を廃止しなければならない。