EM菌というのは、単独の菌種ではなく、80種のバクテリア・微生物を混合して、相互作用を利用して浄化をもたらす有用微生物群= effective microorganisms のことで、主要な菌類としては、乳酸菌・酵母・光合成菌・放線菌などである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E7%94%A8%E5%BE%AE%E7%94%9F%E7%89%A9%E7%BE%A4
1983年に沖縄のサン興業の森山紹一がサイオンとして販売していたものを、琉球大学の比嘉照夫が研究し、1994年、学問的にEMの概念を確立した。
後に、沼津市の高嶋酒造=高嶋康豪が、菌種を使わず、酵素だけを使ってEMを製造する方法を発見し、これにEMBCという名がつけられて販売されている。
利用方法としては、屎尿など有機質の分解浄化に著しい威力を発揮し、悪臭を放つ汚水でも、比較的容易に飲料水準にまで浄化することがでるし、EMを汚水に投入したとたん、たちまち汚水の悪臭が消えて完全な無臭になることも大きな特徴である。
私がEMと出会ったのは、情報としては1990年代だが、実用を開始したのは2003年頃である。
浄化槽の悪臭がひどくなり、HPの読者に助けを求めたところ、EM菌の利用を薦められた。
ところが、すぐに、福島の菊池さんという方が来られて、EMBCを導入していただいた。その効果は絶大で、投入後、わずか数十日で、腐敗した屎尿が、飲用可能なほどの澄み切った水に変わり、本当に驚かされた。
EMBCはモルトが高価なのと、培養方法に高度なハードルがあるために、やがて、EMモルトを自家培養して使うことになった。
EM培養液は、EMBC培養液に比べて明らかに効果が劣るが、それでも半分程度の効果があると考え、現在は、毎月1本購入、50リットルに培養して浄化槽に使用している。
私の場合、2004年頃から屎尿と台所排水の浄化に利用し、以来、14年間、一度も汲み取りをしていない。
悪臭は一切なく、出てくる水は、もう一段浄化すれば、十分に飲用可能なレベルである。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-98.html
基本的なEMの使い方は、1リットルのモルトを購入して、半分ずつ、25リットルポリタンクで培養しているが、実質20リットルであることも多い。
EMもEMBCほどではないが、1リットルあたり2000円プラス消費税と、結構な負荷の価格であり、せめて1000円以下にしてもらいたいものだ。
おそらく開発者の比嘉さんが、世界救世教と関係があり、そこに利益が流れているせいだと考えている。この価格が普及を妨げる障壁になっていることは明らかだ。
もし、真剣にEMを普及させたいなら、せめてブータンやタイへの供給価格で、国内販売してもらいたい。
一ヶ月あたりのEM浄化槽の維持費は、モルト1リットルと糖蜜1リットル他で、数千円になっており、相当な負担になっている。
せめてEM培養液の経費を一ヶ月2000円以下に抑えたいものだ。
2012年からは、別にもう一つ浄化槽を設置して、排水はすべて畑に流すようにしている。
これまでの利用経過は順風満帆と言いたいところだが、そうでもなく、たくさんの問題が起きて、一つ一つ、知恵を絞って解決してゆかねばならなかった。
まず、最初に利用したのは、庭先放し飼い養鶏のなかで、オカラなどの発酵物が悪臭を放つようになり、EM希釈液を散布したのだが、そのときだけは一時的に悪臭が消えるものの、30分もすれば元通りに悪臭を放ち、原因が分からず苦労させられた。
この原因は、汚物が堆積している状態に、上から希釈液を散布しても、表面を覆うだけで、中まで浸透せず、内部にいる微生物や虫が、EM希釈液のコーティングを破壊してしてまうためだった。
平面に堆積している有機汚物を攪拌することは非常に困難なので、対策としては、希釈液をミストとして常時、スプリンクラーで散布するようにすればよい。
こうすれば、虫がEM被膜を破っても、すぐに悪臭源をコーティングすることができる。
浄化槽の場合は、汚水の攪拌が容易なので、このような問題は生じない。メインタンクには、ブロアーを使って常時曝気する必要があり、理由は、上に書いたように、虫や微生物などが、デッドエリアという閉鎖的コロニーを作らないように、曝気により常時攪拌する必要があるからである。
屎尿タンクの場合、ブロアー曝気だけでは、攪拌が不足することがあるので、もう一つ容量が同等のサブタンクを使って、汚泥ポンプにより、間欠的に汚水を入れ替えながら攪拌すると良好な結果になる。
この場合、メインタンクへの戻り水を、ポンプ圧力により滝のような落差を持たせると、非常に良い結果が生まれる。要は、攪拌するほどに浄化が進むと理解すればよい。
ときおり、メインタンクに、汚泥が出現することがあり、多くの場合は、EM培養液の追加や、曝気の改良で解決するが、ときには、どうしても汚泥が消えず、抜き取り処分を必要とするときがある。
私の経験では、タンク内への強力な酸性洗剤の混入や、デミリンなどの防虫抑止剤の投入が、EM菌の活性を失わせた結果であると考えている。
汚泥が出ると、そこにユスリカの幼虫である赤虫が湧き、細かいユスリカが大量発生して、これを呼吸したりするとアレルギーを起こして、間質性肺炎を引き起こしたりするので、EM活性を犠牲にしてもデミリン発泡錠を投入しなければならないこともある。
デミリンは、ユスリカやミジンコなどの脱皮を阻害するが、これらが実はEM活性や浄化に寄与していることを知っておくことも必要であろう。
汚泥が出た場合は、汚泥ポンプで吸い取って、近くの土中に埋めるしかないだろう。本来、EM活性汚泥は、肥料効果が少ないものだが、この種の招かれざる汚泥は、極めて肥料効果が高い。
汚泥の出る原因は、上に述べた酸性洗剤や微生物対策薬剤が原因になるとともに、一番大きな原因は、ほとんどの場合、曝気・攪拌不足とEM培養液濃度の低下である。
つまり、多くはEM培養液の追加投入で解決する。
EM培養液を浄化槽に入れる量としては、初期投入が50〜100リットル程度、追加は、十日に5リットル程度が良いと考えている。
おおむね、毎月20リットルのポリタンクに培養液を作れば、浄化槽や他の用途にも十分に利用可能である。
この培養液作りも、現在のところ結構ハードルが高く、とりわけ糖蜜の安価な入手には、いつも苦労させられている。
ボットントイレに投入して悪臭を抑制する場合も、EMボカシを投入する人が多いが、これは悪臭には、あまり効果がない。
便槽に十日毎に5リットルほどのEM培養液を投入し、内部を攪拌する(勇気がいるが)ことで、初めて悪臭を完全抑制できることを知っておいたほうがよい。
便槽内部に常時ブロアー曝気を行えば、便槽に、完全無臭の澄んだ水が現れ、びっくりさせられることだろう。
続く
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1983年に沖縄のサン興業の森山紹一がサイオンとして販売していたものを、琉球大学の比嘉照夫が研究し、1994年、学問的にEMの概念を確立した。
後に、沼津市の高嶋酒造=高嶋康豪が、菌種を使わず、酵素だけを使ってEMを製造する方法を発見し、これにEMBCという名がつけられて販売されている。
利用方法としては、屎尿など有機質の分解浄化に著しい威力を発揮し、悪臭を放つ汚水でも、比較的容易に飲料水準にまで浄化することがでるし、EMを汚水に投入したとたん、たちまち汚水の悪臭が消えて完全な無臭になることも大きな特徴である。
私がEMと出会ったのは、情報としては1990年代だが、実用を開始したのは2003年頃である。
浄化槽の悪臭がひどくなり、HPの読者に助けを求めたところ、EM菌の利用を薦められた。
ところが、すぐに、福島の菊池さんという方が来られて、EMBCを導入していただいた。その効果は絶大で、投入後、わずか数十日で、腐敗した屎尿が、飲用可能なほどの澄み切った水に変わり、本当に驚かされた。
EMBCはモルトが高価なのと、培養方法に高度なハードルがあるために、やがて、EMモルトを自家培養して使うことになった。
EM培養液は、EMBC培養液に比べて明らかに効果が劣るが、それでも半分程度の効果があると考え、現在は、毎月1本購入、50リットルに培養して浄化槽に使用している。
私の場合、2004年頃から屎尿と台所排水の浄化に利用し、以来、14年間、一度も汲み取りをしていない。
悪臭は一切なく、出てくる水は、もう一段浄化すれば、十分に飲用可能なレベルである。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-98.html
基本的なEMの使い方は、1リットルのモルトを購入して、半分ずつ、25リットルポリタンクで培養しているが、実質20リットルであることも多い。
EMもEMBCほどではないが、1リットルあたり2000円プラス消費税と、結構な負荷の価格であり、せめて1000円以下にしてもらいたいものだ。
おそらく開発者の比嘉さんが、世界救世教と関係があり、そこに利益が流れているせいだと考えている。この価格が普及を妨げる障壁になっていることは明らかだ。
もし、真剣にEMを普及させたいなら、せめてブータンやタイへの供給価格で、国内販売してもらいたい。
一ヶ月あたりのEM浄化槽の維持費は、モルト1リットルと糖蜜1リットル他で、数千円になっており、相当な負担になっている。
せめてEM培養液の経費を一ヶ月2000円以下に抑えたいものだ。
2012年からは、別にもう一つ浄化槽を設置して、排水はすべて畑に流すようにしている。
これまでの利用経過は順風満帆と言いたいところだが、そうでもなく、たくさんの問題が起きて、一つ一つ、知恵を絞って解決してゆかねばならなかった。
まず、最初に利用したのは、庭先放し飼い養鶏のなかで、オカラなどの発酵物が悪臭を放つようになり、EM希釈液を散布したのだが、そのときだけは一時的に悪臭が消えるものの、30分もすれば元通りに悪臭を放ち、原因が分からず苦労させられた。
この原因は、汚物が堆積している状態に、上から希釈液を散布しても、表面を覆うだけで、中まで浸透せず、内部にいる微生物や虫が、EM希釈液のコーティングを破壊してしてまうためだった。
平面に堆積している有機汚物を攪拌することは非常に困難なので、対策としては、希釈液をミストとして常時、スプリンクラーで散布するようにすればよい。
こうすれば、虫がEM被膜を破っても、すぐに悪臭源をコーティングすることができる。
浄化槽の場合は、汚水の攪拌が容易なので、このような問題は生じない。メインタンクには、ブロアーを使って常時曝気する必要があり、理由は、上に書いたように、虫や微生物などが、デッドエリアという閉鎖的コロニーを作らないように、曝気により常時攪拌する必要があるからである。
屎尿タンクの場合、ブロアー曝気だけでは、攪拌が不足することがあるので、もう一つ容量が同等のサブタンクを使って、汚泥ポンプにより、間欠的に汚水を入れ替えながら攪拌すると良好な結果になる。
この場合、メインタンクへの戻り水を、ポンプ圧力により滝のような落差を持たせると、非常に良い結果が生まれる。要は、攪拌するほどに浄化が進むと理解すればよい。
ときおり、メインタンクに、汚泥が出現することがあり、多くの場合は、EM培養液の追加や、曝気の改良で解決するが、ときには、どうしても汚泥が消えず、抜き取り処分を必要とするときがある。
私の経験では、タンク内への強力な酸性洗剤の混入や、デミリンなどの防虫抑止剤の投入が、EM菌の活性を失わせた結果であると考えている。
汚泥が出ると、そこにユスリカの幼虫である赤虫が湧き、細かいユスリカが大量発生して、これを呼吸したりするとアレルギーを起こして、間質性肺炎を引き起こしたりするので、EM活性を犠牲にしてもデミリン発泡錠を投入しなければならないこともある。
デミリンは、ユスリカやミジンコなどの脱皮を阻害するが、これらが実はEM活性や浄化に寄与していることを知っておくことも必要であろう。
汚泥が出た場合は、汚泥ポンプで吸い取って、近くの土中に埋めるしかないだろう。本来、EM活性汚泥は、肥料効果が少ないものだが、この種の招かれざる汚泥は、極めて肥料効果が高い。
汚泥の出る原因は、上に述べた酸性洗剤や微生物対策薬剤が原因になるとともに、一番大きな原因は、ほとんどの場合、曝気・攪拌不足とEM培養液濃度の低下である。
つまり、多くはEM培養液の追加投入で解決する。
EM培養液を浄化槽に入れる量としては、初期投入が50〜100リットル程度、追加は、十日に5リットル程度が良いと考えている。
おおむね、毎月20リットルのポリタンクに培養液を作れば、浄化槽や他の用途にも十分に利用可能である。
この培養液作りも、現在のところ結構ハードルが高く、とりわけ糖蜜の安価な入手には、いつも苦労させられている。
ボットントイレに投入して悪臭を抑制する場合も、EMボカシを投入する人が多いが、これは悪臭には、あまり効果がない。
便槽に十日毎に5リットルほどのEM培養液を投入し、内部を攪拌する(勇気がいるが)ことで、初めて悪臭を完全抑制できることを知っておいたほうがよい。
便槽内部に常時ブロアー曝気を行えば、便槽に、完全無臭の澄んだ水が現れ、びっくりさせられることだろう。
続く

コメント
マルクスが資本論で日本の発酵糞尿を肥料として田畑に播く農業を持続可能型と評価したが、米軍進駐につれ戦後消滅したが糞尿は真水で残る。蟯虫回虫等の寄生虫と学童は共生したが糞尿散布廃止後カップラーメンの普及で戦前はなかったアトピー国民病が蔓延した。自然と共存社会を破壊して化学品遺伝子組換え食品を普及させたモンサントの名を消してバイエルで官僚政治家も共に生残り可能と考えるのは愚かだ。
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