WIKIより引用 ドミニク作戦について
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%AF%E4%BD%9C%E6%88%A6
ドミニク作戦は、1962年にアメリカ合衆国が行った105回にも及ぶ核実験である。
本作戦は、ソビエト連邦1958年から1961年にかけて行っていた核実験の一時停止を放棄したことに対して、アドバンテージを取るために迅速に実施された。
核実験の多くは、B-52爆撃機からの空中投下により行われた。実験のうち20回では、新型兵器のテストが行われた。
また宇宙空間に近い高高度核爆発のテストでは、核弾頭を打ち上げるため”PGM-17型ソー”ミサイルが使用された(これらの実験は、まとめてフィッシュボール作戦と呼ばれた) 。
ドミニク作戦は、キューバで起きたピッグス湾事件から間もない、米ソ冷戦の緊張が最も高い時期に実施された。1961年8月30日に当時のソ連共産党書記長フルシチョフは、ソ連が3年間続けていた核実験の一時停止を終了し、9月1日から実験を再開すると宣言した。
この再開後の実験の中には、人類史上最大の核実験であるツァーリ・ボンバも含まれていた。ケネディは、これにドミニク作戦の実施を承認することで応えた。
なお実験の翌年である1963年には、モスクワで米国、ソ連、及びイギリスの間で部分的核実験禁止条約が調印され、以降の大気中での核実験が禁止された(本条約の調印以降は、地下核実験が主体となって行った)。
以下、「元」銀座ホステスnicoの気まま より引用
http://blog.livedoor.jp/ginzanico/archives/5053150.html
スターフィッシュ・プライム (Starfish Prime) 1962年7月9日 09:00
ジョンストン島 1.4メガトン
フィッシュボール作戦での実験。
高度400kmの外気圏で実施され、人工のオーロラを発生させると共に、
電磁パルスによる影響でハワイ諸島に停電を引き起こした。
1962年7月9日に行われた核実験。1.45メガトンのW49核爆弾をPGM-17中距離弾道ミサイルに搭載してハワイのジョンストン島から打ち上げ、高度400kmで炸裂させたところ、真下のハワイがNEMPの被害を受けた他、衛星も機能を喪失した。参考:月刊軍事研究7,’03、5,’07
米国が宇宙水爆実験で知りたかった4つのこと
広島の原爆より1000倍パワフルな水素爆弾を宇宙まで運んでいって爆発させたらどうなる?
どうしても知りたかった米政府は冷戦がピークの1962年7月9日、太平洋上空約250マイル(402km)の外気圏で1.4メガトンの水爆実験を行いました。俗に言う「スターフィッシュ・プライム」ですね。
そして約50年後。
アメリカ中の町が7月4日(独立記念日)の花火大会の準備で大わらわの今月1日、米公共放送NPRは、「人工の光のショーで、あれに並ぶものはない―今後もナシに願いたいものだ」という前振りで当時の空の模様をサイトに公開しました。
以下の映像には、VCE.COMのピーター・クーラン(Peter Kuran)さんが『Nukes In Space(宇宙の核)』という煽動的タイトルのドキュメンタリー制作で集めた、最近までトップシークレットだった写真も混じってますよ。
1:00ぐらいで打ち上げてるのが水爆で、その後で打ち上げられる小さなロケットは観測用です。
真っ暗な空が「真昼間のように」(目撃者証言)ピカッと白く光って...赤...緑...青...爆弾の粒子が大気に戻る瞬間、窒素に触れる瞬間ごとに色が不気味に変わっていくのが分かりますね、
https://www.npr.org/sections/krulwich/2010/07/01/128170775/a-very-scary-light-show-exploding-h-bombs-in-space
https://www.youtube.com/watch?v=kYicd0hmGu0
https://www.youtube.com/watch?v=DGRaRdSX82Q
それにしてもアメリカ政府は具体的に何を観測したかったのか? 「どうなるか」の中身は?
その辺の裏話はNPRが、科学技術史に詳しいコルビー大学ジェームズ・フレミング(James Fleming)教授から取材してますので、以下でどうぞ。実験には日本の教科書でもお馴染みの、ある意外な人物が噛んでるんですよ。
「そうですね、その話は1958年5月1日まで遡って始めるのが良いでしょう。宇宙科学者のジェームズ・ヴァン・アレン(James Van Allen)がワシントンD.C.の米国科学アカデミーで人々を前に立ち、地球に関する新事実発見を発表した日です」
ヴァン・アレンがそのとき説明したのは、磁場にとらわれて貯まった高エネルギーの粒子 ―主に陽子と電子― の帯に地球がどう取り囲まれているか、という話。この放射線帯は今で言う「ヴァン・アレン帯」のことですね。
驚くのはここから先で、フレミング教授はヴァン・アレンの伝記の下調べのためアイオワ大学でヴァン・アレンの論文に目を通しながら、あることに気づいたのです。
「あの記者発表が行われたのとまさに同じ日に[ヴァン・アレンは] 、磁界圏で核爆弾を発射し、それ(ヴァン・アレン帯)が破壊できるかどうか見るプロジェクトに自分も参画すると、軍に同意していたんですよ」
そのプランでは地球大気圏より高い上空数百マイルまでロケットを打ち上げ、そこで核爆弾を爆発させ、以下のポイントを観察する予定でした。
a)爆弾の放射線で上空が見えづらくなるかどうか(こちら目がけて飛んでくるロシアのミサイル!など)
b)爆発で近くの物が破壊するかどうか
c)衝撃がバンアレン帯のバンドを下って地上のターゲット(例えばモスクワ!)に当たるかどうか
―そして最も異様なのがこれ―
d)人の手で生んだ爆発が[地球磁気の]バンド(帯)の自然な形を「変える」かどうか。
ああ、なんという...。1962年当時アメリカ政府は地球磁場いじったり、宇宙からロシアに死の灰を降らせるなんてこと普通に考えてたんですね...。
まあ、もっと変なのは地元の反応で、「核爆弾は今晩。予報では見晴らし良好」と一面トップで見出しを打つホノルルの新聞も新聞なら、屋上やベランダで「虹の爆弾ショー」なるもの主催して盛り上がるホテルもホテル。
市内で停電が発生し、ガレージのドアが勝手に開いたり閉まったりしてる異常事態だってのに、見世物かい。
スターフィッシュ計画 高高度(400Km)核爆発は、ハワイの真上で行われたが、この結果、イギリスの人工衛星をはじめ、商用宇宙衛星など、多数の衛星を破壊してしまったことが知られている。
それだけでなく、バンアレン帯に巨大な穴を開けてしまい、修復不能となって、現在に至るまで、バンアレン帯で遮蔽されるべき太陽の紫外線が、直接、地球に降り注ぎ、人類はじめ極地生物に白内障や皮膚癌をもたらすなどの激しい被害を与えたが、最高度の軍事機密として、現在に至るまで隠蔽され続けている。
https://www.gizmodo.jp/2015/04/post_16970.html
ハワイ現地での被害は、稼働中だった大半の変圧器が サージ現象によって破壊され使用不能に陥った結果、ハワイの電力が完全に復旧するには2年を要したと報告されている。
これは1962年のことで、今から56年前で、もちろんコンピュータも実験段階で、マイクロチップ、LSIも存在せず、いわゆる電子機器そのものが、まだ地上に登場していない段階のことである。
これが、もし2018年現在で、同じことが起きたなら、いったい何が起きるのか?
核爆発は、もの凄い電磁波を発生し、全方位に発射するが、地表に到達しても、数百キロ程度では、波長の長い電磁波は、ほとんど減衰しない。
磁束が到達したとき、そこに導体があれば、電磁誘導という現象が起きて、電荷が発生する。
これをサージ電流と呼んでいる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E7%A3%81%E8%AA%98%E5%B0%8E
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E9%9B%BB%E6%B5%81
1962年、スターフィッシュ計画による核爆発で、ハワイ諸島に起きた現象は、あらゆる金属導体に、強い誘導電荷が発生し、負荷を超えたコイルが焼け切れるようなものだった。
復旧に二年かかった事実は、これが一過性でなく、ハワイにおける全電力線のコイルが焼き切れて交換せざるをえなくなったことを意味している。
一説によれば、この周辺を飛行していた航空機が8機、飛行機器の破壊により墜落したとの情報もあるが、米軍による情報封鎖のため証拠が確認できない。
この宇宙核爆発による大規模な電磁波被害を見て、これが人道上の問題を生じずに敵対国に巨大な被害を与えることができることに気づいた核保有国は、一斉に高高度核爆発兵器=EMPの開発に着手した。
この電磁波爆弾による威力は、コンピュータに依存した現代社会にとっては、恐ろしい脅威になることが明らかである。
アメリカの試算によれば、数メガトンのEMP核爆発が米本土上空で起きたとき、コンピュータに依存した水道や食料、燃料のインフラが数年間、復旧できないため、2年以内に人口の大半が死滅するとの報告もある。
EMPの威力を知って、実戦配備段階に達しているのは、ロシア・アメリカ・北朝鮮・中国であるともいわれる。
https://news.yahoo.co.jp/byline/pyonjiniru/20170905-00075399/
https://matome.naver.jp/odai/2149612463143806601
https://pikacore.com/useful/emp-defense/
高度先進国ほど、電子化、コンピュータ化、AI化に依存する比重が大きいため、原始的な軍事機能、インフラを持っている北朝鮮などは、EMP攻撃で自国の損傷を最小限に抑えて有利だが、日本・アメリカのように、生活インフラ、軍事機能の大半が電子化されている国家では、ほとんど文明の息の根を止められるといっても過言でないほどのダメージを受けるのである。
EMP爆発後は、復旧に何年要するか見当もつかないといわれる。生活に密着したシステムに使われている電子部品は、99%以上であって、電気釜や洗濯機、エアコンなども使用不能になり、医療機器はもちろんのこと、超クラシックカー以外、車の大半も稼働不能に陥るだろう。
もちろんパソコンやネットなど、全滅に近い状態になり、買おうと思っても入手さえできなくなる。
たぶん水道の水も出ず、都市ガスも停止し、ガソリンスタンドでは残油があっても、システムが稼働しないからバイクも使えない。
ただ、電力が供給されていないコイルは、サージ電流の直撃を免れるため、電磁波爆発の起きる前に停止した電気・電子回路には、それほど大きな被害は出ないかも知れない。
ひとたび、日本上空1000Kmで10MトンのEMP水爆が爆発したとすれば、日本社会は原始に還るしかない。
たぶん、最先端の農耕用機械も動かなくなるので、スキや鍬を使って耕し、芋を植えて収穫するような戦前のライフスタイルを復活させるしかない。
情報は、再び新聞を購読するしかないだろうが、新聞社のシステムもまた電子化されてしまってるので、もう活版印刷、輪転機に戻ることもできないだろう。
我々が、子供時代に多用した、藁半紙のガリ版印刷を復活させるしかないかもしれない。
アメリカの試算では、電子化されたインフラが崩壊すると、9割が二年以内に死滅するとしているので、山間部の自給自足が可能な地域以外でインフラに頼って生活してきた人々は、恐ろしい現実に直面しなければならない。
果たしてEMP攻撃は、これから起きるのか?
私は、必ず起きると確信している。とりわけ北朝鮮がやるに違いないと。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%AF%E4%BD%9C%E6%88%A6
ドミニク作戦は、1962年にアメリカ合衆国が行った105回にも及ぶ核実験である。
本作戦は、ソビエト連邦1958年から1961年にかけて行っていた核実験の一時停止を放棄したことに対して、アドバンテージを取るために迅速に実施された。
核実験の多くは、B-52爆撃機からの空中投下により行われた。実験のうち20回では、新型兵器のテストが行われた。
また宇宙空間に近い高高度核爆発のテストでは、核弾頭を打ち上げるため”PGM-17型ソー”ミサイルが使用された(これらの実験は、まとめてフィッシュボール作戦と呼ばれた) 。
ドミニク作戦は、キューバで起きたピッグス湾事件から間もない、米ソ冷戦の緊張が最も高い時期に実施された。1961年8月30日に当時のソ連共産党書記長フルシチョフは、ソ連が3年間続けていた核実験の一時停止を終了し、9月1日から実験を再開すると宣言した。
この再開後の実験の中には、人類史上最大の核実験であるツァーリ・ボンバも含まれていた。ケネディは、これにドミニク作戦の実施を承認することで応えた。
なお実験の翌年である1963年には、モスクワで米国、ソ連、及びイギリスの間で部分的核実験禁止条約が調印され、以降の大気中での核実験が禁止された(本条約の調印以降は、地下核実験が主体となって行った)。
以下、「元」銀座ホステスnicoの気まま より引用
http://blog.livedoor.jp/ginzanico/archives/5053150.html
スターフィッシュ・プライム (Starfish Prime) 1962年7月9日 09:00
ジョンストン島 1.4メガトン
フィッシュボール作戦での実験。
高度400kmの外気圏で実施され、人工のオーロラを発生させると共に、
電磁パルスによる影響でハワイ諸島に停電を引き起こした。
1962年7月9日に行われた核実験。1.45メガトンのW49核爆弾をPGM-17中距離弾道ミサイルに搭載してハワイのジョンストン島から打ち上げ、高度400kmで炸裂させたところ、真下のハワイがNEMPの被害を受けた他、衛星も機能を喪失した。参考:月刊軍事研究7,’03、5,’07
米国が宇宙水爆実験で知りたかった4つのこと
広島の原爆より1000倍パワフルな水素爆弾を宇宙まで運んでいって爆発させたらどうなる?
どうしても知りたかった米政府は冷戦がピークの1962年7月9日、太平洋上空約250マイル(402km)の外気圏で1.4メガトンの水爆実験を行いました。俗に言う「スターフィッシュ・プライム」ですね。
そして約50年後。
アメリカ中の町が7月4日(独立記念日)の花火大会の準備で大わらわの今月1日、米公共放送NPRは、「人工の光のショーで、あれに並ぶものはない―今後もナシに願いたいものだ」という前振りで当時の空の模様をサイトに公開しました。
以下の映像には、VCE.COMのピーター・クーラン(Peter Kuran)さんが『Nukes In Space(宇宙の核)』という煽動的タイトルのドキュメンタリー制作で集めた、最近までトップシークレットだった写真も混じってますよ。
1:00ぐらいで打ち上げてるのが水爆で、その後で打ち上げられる小さなロケットは観測用です。
真っ暗な空が「真昼間のように」(目撃者証言)ピカッと白く光って...赤...緑...青...爆弾の粒子が大気に戻る瞬間、窒素に触れる瞬間ごとに色が不気味に変わっていくのが分かりますね、
https://www.npr.org/sections/krulwich/2010/07/01/128170775/a-very-scary-light-show-exploding-h-bombs-in-space
https://www.youtube.com/watch?v=kYicd0hmGu0
https://www.youtube.com/watch?v=DGRaRdSX82Q
それにしてもアメリカ政府は具体的に何を観測したかったのか? 「どうなるか」の中身は?
その辺の裏話はNPRが、科学技術史に詳しいコルビー大学ジェームズ・フレミング(James Fleming)教授から取材してますので、以下でどうぞ。実験には日本の教科書でもお馴染みの、ある意外な人物が噛んでるんですよ。
「そうですね、その話は1958年5月1日まで遡って始めるのが良いでしょう。宇宙科学者のジェームズ・ヴァン・アレン(James Van Allen)がワシントンD.C.の米国科学アカデミーで人々を前に立ち、地球に関する新事実発見を発表した日です」
ヴァン・アレンがそのとき説明したのは、磁場にとらわれて貯まった高エネルギーの粒子 ―主に陽子と電子― の帯に地球がどう取り囲まれているか、という話。この放射線帯は今で言う「ヴァン・アレン帯」のことですね。
驚くのはここから先で、フレミング教授はヴァン・アレンの伝記の下調べのためアイオワ大学でヴァン・アレンの論文に目を通しながら、あることに気づいたのです。
「あの記者発表が行われたのとまさに同じ日に[ヴァン・アレンは] 、磁界圏で核爆弾を発射し、それ(ヴァン・アレン帯)が破壊できるかどうか見るプロジェクトに自分も参画すると、軍に同意していたんですよ」
そのプランでは地球大気圏より高い上空数百マイルまでロケットを打ち上げ、そこで核爆弾を爆発させ、以下のポイントを観察する予定でした。
a)爆弾の放射線で上空が見えづらくなるかどうか(こちら目がけて飛んでくるロシアのミサイル!など)
b)爆発で近くの物が破壊するかどうか
c)衝撃がバンアレン帯のバンドを下って地上のターゲット(例えばモスクワ!)に当たるかどうか
―そして最も異様なのがこれ―
d)人の手で生んだ爆発が[地球磁気の]バンド(帯)の自然な形を「変える」かどうか。
ああ、なんという...。1962年当時アメリカ政府は地球磁場いじったり、宇宙からロシアに死の灰を降らせるなんてこと普通に考えてたんですね...。
まあ、もっと変なのは地元の反応で、「核爆弾は今晩。予報では見晴らし良好」と一面トップで見出しを打つホノルルの新聞も新聞なら、屋上やベランダで「虹の爆弾ショー」なるもの主催して盛り上がるホテルもホテル。
市内で停電が発生し、ガレージのドアが勝手に開いたり閉まったりしてる異常事態だってのに、見世物かい。
スターフィッシュ計画 高高度(400Km)核爆発は、ハワイの真上で行われたが、この結果、イギリスの人工衛星をはじめ、商用宇宙衛星など、多数の衛星を破壊してしまったことが知られている。
それだけでなく、バンアレン帯に巨大な穴を開けてしまい、修復不能となって、現在に至るまで、バンアレン帯で遮蔽されるべき太陽の紫外線が、直接、地球に降り注ぎ、人類はじめ極地生物に白内障や皮膚癌をもたらすなどの激しい被害を与えたが、最高度の軍事機密として、現在に至るまで隠蔽され続けている。
https://www.gizmodo.jp/2015/04/post_16970.html
ハワイ現地での被害は、稼働中だった大半の変圧器が サージ現象によって破壊され使用不能に陥った結果、ハワイの電力が完全に復旧するには2年を要したと報告されている。
これは1962年のことで、今から56年前で、もちろんコンピュータも実験段階で、マイクロチップ、LSIも存在せず、いわゆる電子機器そのものが、まだ地上に登場していない段階のことである。
これが、もし2018年現在で、同じことが起きたなら、いったい何が起きるのか?
核爆発は、もの凄い電磁波を発生し、全方位に発射するが、地表に到達しても、数百キロ程度では、波長の長い電磁波は、ほとんど減衰しない。
磁束が到達したとき、そこに導体があれば、電磁誘導という現象が起きて、電荷が発生する。
これをサージ電流と呼んでいる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E7%A3%81%E8%AA%98%E5%B0%8E
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E9%9B%BB%E6%B5%81
1962年、スターフィッシュ計画による核爆発で、ハワイ諸島に起きた現象は、あらゆる金属導体に、強い誘導電荷が発生し、負荷を超えたコイルが焼け切れるようなものだった。
復旧に二年かかった事実は、これが一過性でなく、ハワイにおける全電力線のコイルが焼き切れて交換せざるをえなくなったことを意味している。
一説によれば、この周辺を飛行していた航空機が8機、飛行機器の破壊により墜落したとの情報もあるが、米軍による情報封鎖のため証拠が確認できない。
この宇宙核爆発による大規模な電磁波被害を見て、これが人道上の問題を生じずに敵対国に巨大な被害を与えることができることに気づいた核保有国は、一斉に高高度核爆発兵器=EMPの開発に着手した。
この電磁波爆弾による威力は、コンピュータに依存した現代社会にとっては、恐ろしい脅威になることが明らかである。
アメリカの試算によれば、数メガトンのEMP核爆発が米本土上空で起きたとき、コンピュータに依存した水道や食料、燃料のインフラが数年間、復旧できないため、2年以内に人口の大半が死滅するとの報告もある。
EMPの威力を知って、実戦配備段階に達しているのは、ロシア・アメリカ・北朝鮮・中国であるともいわれる。
https://news.yahoo.co.jp/byline/pyonjiniru/20170905-00075399/
https://matome.naver.jp/odai/2149612463143806601
https://pikacore.com/useful/emp-defense/
高度先進国ほど、電子化、コンピュータ化、AI化に依存する比重が大きいため、原始的な軍事機能、インフラを持っている北朝鮮などは、EMP攻撃で自国の損傷を最小限に抑えて有利だが、日本・アメリカのように、生活インフラ、軍事機能の大半が電子化されている国家では、ほとんど文明の息の根を止められるといっても過言でないほどのダメージを受けるのである。
EMP爆発後は、復旧に何年要するか見当もつかないといわれる。生活に密着したシステムに使われている電子部品は、99%以上であって、電気釜や洗濯機、エアコンなども使用不能になり、医療機器はもちろんのこと、超クラシックカー以外、車の大半も稼働不能に陥るだろう。
もちろんパソコンやネットなど、全滅に近い状態になり、買おうと思っても入手さえできなくなる。
たぶん水道の水も出ず、都市ガスも停止し、ガソリンスタンドでは残油があっても、システムが稼働しないからバイクも使えない。
ただ、電力が供給されていないコイルは、サージ電流の直撃を免れるため、電磁波爆発の起きる前に停止した電気・電子回路には、それほど大きな被害は出ないかも知れない。
ひとたび、日本上空1000Kmで10MトンのEMP水爆が爆発したとすれば、日本社会は原始に還るしかない。
たぶん、最先端の農耕用機械も動かなくなるので、スキや鍬を使って耕し、芋を植えて収穫するような戦前のライフスタイルを復活させるしかない。
情報は、再び新聞を購読するしかないだろうが、新聞社のシステムもまた電子化されてしまってるので、もう活版印刷、輪転機に戻ることもできないだろう。
我々が、子供時代に多用した、藁半紙のガリ版印刷を復活させるしかないかもしれない。
アメリカの試算では、電子化されたインフラが崩壊すると、9割が二年以内に死滅するとしているので、山間部の自給自足が可能な地域以外でインフラに頼って生活してきた人々は、恐ろしい現実に直面しなければならない。
果たしてEMP攻撃は、これから起きるのか?
私は、必ず起きると確信している。とりわけ北朝鮮がやるに違いないと。
コメント
昔、集積回路は核爆発でダメになるので、戦闘機の電子回路は、真空管で作られていると聞いたことが有ります。
もしそれが本当なら、成層圏核爆発を企画している人たちは、自分たちだけは電気・電子の恩恵を受けられるように、準備をしているでしょうね。
私たち庶民は、
江戸時代の生活を実行できる設備・技能・環境を持つ人たちだけが、生き残れるという訳でしょうか。
私は文明と隔絶した生活をしているアマゾン奥地の人たちしか生き残れないのではと思っていました。
そうですね。日本でも、山奥で自給自足的な生活を成り立たせることが出来れば、生き残ることが出来ますね。
早々に諦めずに、仲間を募り実力をつけておくのが、正しい生き方ですね。
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