● 百歳の老人の過ちに対し、豚箱にぶちこんで制裁する検察 (怒りのあまり表現が過激だったので変えました、すみません)
【茨城県取手市で昨年4月、赤信号を無視して国道交差点を横断した自転車を避けようとしたトラックが建物に激突して運転手が死亡した事故で、重過失致死罪に問われた自転車の無職秋田正夫被告(96)(取手市)の初公判が3日、水戸地裁土浦支部であった。 秋田被告は起訴事実を認め、検察側は「結果は取り返しのつかない重大なもの。無謀かつ極めて危険な行為」と指摘、禁固2年6月を求刑した。 弁護側は最終弁論で「現場の交差点は信号を誤認しやすく、被害者側が制限速度を超過していた可能性もある」として過失致死罪の適用を求め、即日結審した。判決は3月3日の予定。 公判は被害者参加制度が適用され、死亡した運転手の妻が「事故原因は被告の勝手な判断と行動。高齢者でも罪は罪」と意見を述べた。 】
いいか、よく聞け! 百歳近い老人は障害者・子供と同じ社会的弱者だ。誰でも、これくらいの年になれば、アタマもぼける、目も見えにくい、間違いを犯して当然なんだ。だからといって、外に出さないとは論外で、自力で自転車に乗れるほど健康なら、素晴らしいことだ。
しかし信号を見落としたり、安全確認も衰えるのが当然で、ならば、彼等を閉じこめるのではなく、衰えた能力でも安全に出歩けるインフラを整備していやるのが筋というものだろう。健常者だけしか通用しない社会のあり方が間違っているのだ。社会は、子供や老人・障害者などの弱者とともにあって、はじめて正常に運営できるものであって、健常者だって飲酒や病気などで、いつでも社会的弱者になるのだ。弱者が安全に行動できる社会こそ、正しい社会のあり方なんだ。
ところが、上の記事を見てみよ! 検察の異常な厳罰傾向について何度も触れているが、今度は百歳の老人に信号無視で事故が起きたからと、懲役2年6月を求刑している。最近の世間知らずのバカボン裁判官なら本当に実刑判決を出すかもしれない。そうなれば秋田さんにとっては終身刑になりかねない。
年寄りを大切にしない社会が、どのような報いを受けるのか考えたことがあるのか? それは老人の経験と知恵が生かされない、若者の暴走だけの社会を作り出すものだ。今、社会が悪くなっている大きな理由の一つが、年寄りを疎外し、その経験を役立てないところから来ているのだ。みんな年寄りになるのだ。だから年寄りには優しくするものだ。それが未来を作るということなのだ。
それなのに、百歳の老人の、ありふれた過ちに制裁、報復するつもりか! こうした事故というものは、調べてみれば、原因としてさまざまな要素がある。老人特有の体力・認識の衰えだけではない。赤信号で飛び出した老人を避けきれずに激突死したトラック運転手は、信号交差点で安全に停止できないほどのスピードを出していたことになる。また、視認性の悪い交差点を放置し、安全施設を整備しなかった行政にも責任がある。事故というものは、誰が悪いなどと決めつけられるものではないのだ。
一つの事故を徹底的に検証するならば、加害者と言われる人だけではなく、被害者にも落ち度がある場合が多いし、環境に大きな原因が潜んでいる場合も大部分だ。それを老いた加害者に、すべての責任を背負わせて、懲役刑にすれば問題が解決するとでもいうのか!
こうした発想をする検察官、それを支持する国民、「罪は罪と処罰を要求する、死んだ本人でもない遺族」、いずれも愚劣な馬鹿野郎たちだ。おまえたちは、この世に生きる資格など存在しない! おまえたちは、これからの社会、子供たちの未来のことなど何一つ考えていない。
人は過ちを犯すものだ。ましてや、百歳近い老人は、危険を伴って当然だ。だからといって、社会は、人の過ちに対して懲役刑や死刑という制裁報復の発想で何が得られるというのか? それは一時的な報復感情を満足させるかもしれないが、結局のところ、人々に処罰へのプレッシャーを与え、恐怖にすくんだ目先のことしか見えない家畜人間を作り出すだけではないか?
我々が目指すべきは、弱者でも安全に出歩ける街作りであって、過ちを犯した人、事故を起こした人を制裁したって何一つ未来に役立たない。過ちや事故の原因を調査し、繰り返さないように対策することだけが前向きの解決であって、子供たちの未来のために本当に必要なことなのだ。
この問題については、筆者の事故体験を交えて「なんでも掲示板」に書いた。すると予想はしていたが、「筆者が殺人者」とか書いてきたゴミが再び嫌がらせを書き込んでいる。こうした救いのない人間のクズが、人に報復し制裁することに無上の喜びを感じるだけの、権力に洗脳されたバカが、「制裁・報復せよ!」と世論をかき回し、死刑を支持して社会をますます極悪の泥沼に落とし込んでゆく。
悪いことはいわないから、もう二度と人間社会に戻ってくるなよ。せいぜい豚や羊にでも生まれて理不尽な殺戮に悲しみ、何が間違っているのか学ぶことだ。
3月21日追記
【茨城県取手市で昨年4月、赤信号を無視して交差点を横断した自転車を避けようとトラックが建物に激突、運転手が死亡した事故で、重過失致死罪に問われた自転車の無職秋田正夫被告(96)の判決が3日、水戸地裁土浦支部であった。
伊藤茂夫裁判官は「重大な過失により、被害者を死亡させたことは厳しい非難に値するが、被害者側も前方の安全を確認すべきだった」として、禁固1年4月、執行猶予3年 (求刑・禁固2年6月)の有罪判決を言い渡した。 判決によると、秋田被告は昨年4月7日午前6時頃、取手市新町の信号機のある国道交差点を自転車で横断。自転車を避けようとしたトラックが建物に激突し、運転していた千葉県柏市の男性(当時53歳)が出血性ショックで死亡した。(2009年3月3日11時17分 読売新聞)】
<span itemprop="headline">2009年2月4日 百歳の老人を起訴</span>
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