2021年10月6日、今朝未明、岩手県東沖で、M6.0 最大震度5強の地震が起きた。

 https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/20211006024611.html



 私が、一ヶ月くらい前から、歩きすぎにより膝を痛めていたので、この宏観前兆を高所から明瞭に捉えることができなかったが、この地震が、10月2日に起きたバヌアツ地域でのM7.3によるドミノ転化=バヌアツの法則が典型的に作用している可能性があるので、注意喚起したい。

 https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/20211002152900.html



「バヌアツの法則」とは、バヌアツ島、フィジー、NZ北沖などの一群の地域で、M7クラスの地震が起きたとき、この規模に匹敵するか、準じる規模の地震が、日本列島東方で起きるというものだ。

 https://ame-mama.com/vanuatu-no-housoku-earthquake/2303/



 過去30年ほど、この関係を意識していたが、完全ではないが相当の確率で、この法則が適用可能と考えてきた。おそらく、半分程度は当たっていると思う。



 まずは、10月2日のバヌアツM7.3の前兆として、以下の事象を捉えていた。



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これは、10月2日午前6時過ぎに、中津川市高峰湖、高塚山山頂から撮影した恵那山で、7合目あたりより上に、白い靄がかかっていて、これを私は「7号目地気」と呼んでいて、大きな地震の前兆と捉えている。

 日本列島東岸、M6程度以上の地震の数日前から出現し、発生後は消える。

 このとき膝の痛みを抱えながら無理して上ったことで悪化させ、以来、上れていない。

 この当日、15時半ころ、バヌアツでM7.3が発生した。



 以下の写真は、10月1日、16時前に、恵那峡大橋から西方面を撮影した。



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 西方面に明瞭な断層状雲が見えている。

 この写真を、直後に宏観観測仲間に送信し、48時間以内に大地震が起きる可能性を警告した。実際に、ほぼ24時間後に、バヌアツ地震が起きた。

 断層状雲は、48時間以内に地震につながることが多い至近前兆であるが、寒冷前線と見誤ることがある。違いは、寒冷前線の場合、切断面がボコボコしていることだ。



 なお、東大阪市でラドンの定点観測を続けている高井氏から、10月1日に、ラドンが最低収束値である立方メートルあたり22ベクレルに落ちたと緊急通報電話とメールがあった。

 高井氏も私も、数日中に大地震発生を予想した。



 【高井保治 10月1日(金) 21:30 こんばんは、10月1日のラドン値は、33−22㏃で推移しています。大阪東部観測点】 



高井定点ラドン値は、22ベクレルが収束点になり、事前に数十ベクレル上がった状態が続き、22ベクレルまで落ちると、数日以内に大地震が起きることが多い。

 そして、翌日バヌアツ地震が起きたが、通常は発生後、また上がってくるのに、そのときは、22ベクレルのまま推移し、さらに、どんどん下がってきた。



 

 【10月2日(土) 21:21 、2日のラドン値は、概ね22㏃で推移しています。大阪東部観測点】

 これを見て、私は「バヌアツの法則適用地震」が起きるものと予想した。そして、4日後の6日未明にM6が岩手沖で起きた。



 【10月3日(日) 21:20  3日のラドン値は、26〜22㏃で推移しています。大阪東部観測点】



【10月4日(月) 22:06 4日のラドン値は、22−26−22−19㏃で推移しています。】



【10月5日(火) 22:26、5日のラドン値は、終日18㏃の見通しです 】



 上のように、バヌアツ地震後、どんどん収束が進み、平常点を下回る18ベクレルまで低下したので、おそらく相当な規模の地震が、日本東岸で起きると予想したが、未明の地震は、規模がM6と小さかったので、私は後続の、もっと大きな地震が起きるような気がしている。



 このとき、心配なのが、東日本震災の派生地震として予想されている青森東方沖地震である。この地震の規模は、最低M8クラス、正断層型で巨大津波が疑われている。

 そこで、注意喚起をするために、ブログに仕立てた。