韓国の原発事故で、日本が大被害を被ること
2017年、米国在住の韓国人シンクタンク、原発問題研究者、カンジョンミンが、韓国古里原発で使用済み核燃料貯蔵施設が冷却水を失って、燃料集合体が崩壊し、内部の古い核燃料=主にセシウム137が大規模に環境汚染した場合の被害シュミレーションを明らかにし、このときは、日本列島が韓国内よりも大きな被害が発生するとの予測を公開した。
韓国の原発銀座で惨事なら 「西日本の大半避難」の推定 2017年3月
https://www.asahi.com/articles/ASK36451LK36PLZU002.html
原発の重大事故で、西日本の大半が避難を余儀なくされる――。そんな計算結果が、ひそかに関心を集めている。日本の原発が舞台ではない。海を挟んだ隣国、韓国での原発事故を想定した話だ。
シミュレーションをしたのは、韓国人の核物理学者で現在、米ワシントンのシンクタンク「天然資源防衛委員会」(NRDC)の上級研究員を務める姜政敏(カン・ジョンミン)博士(51)ら。カン博士が昨年10月末に韓国で発表し、その後も日韓での核問題関連の集会で警鐘を鳴らしている。国際会議で来日したカン博士に話を聞いた。
カン博士らがシミュレーションの舞台に選んだのは、韓国南東部、釜山市の海沿いにある古里(コリ)原発だ。古里は、軍出身の朴正熙(パク・チョンヒ)独裁政権時代の1978年に1号機が完成した韓国最古の原発。韓国内で商業運転する25基のうち7基が海沿いに並ぶ、韓国最大規模の「原発銀座」だ。
ここでは原発の運転で生じる「使用済み核燃料」を、各原子炉に隣接する貯蔵プールで冷却、保管している。しかし、使用済み核燃料はどんどん増えており、間隔を詰めて「密集貯蔵」している。このうち古里3号機には、韓国の原子炉別では最も多い818トン分の使用済み核燃料(2015年末)が貯蔵されている、とされる。貯蔵プールが手狭になった1、2号機の使用済み核燃料も移送され、3号機で保管しているためだという。
カン博士はこうした貯蔵方法の危険性を指摘する。もし災害やテロなど、何らかの原因で電源が喪失し、使用済み核燃料を冷やす機能が失われ、温度の急上昇で火災が起きたらどうなるのか。博士らは、この3号機の使用済み核燃料プールで冷却機能が失われ、燃料プールの水位の低下で使用済み核燃料がむき出しになって火災が起き、さらに建屋内に水素ガスが充満して爆発した事態を想定。使用済み核燃料に含まれる放射性物質セシウム137が次々と気体化して大気中に放出された場合、どのように拡散するかを検討することにした。
15年1月1日に事故が発生したとし、それから1週間の実際の天候状況や風向き、風速などをもとにセシウム137がどのように拡散し、地表に降下するかをコンピューターで計算。放射線防護に関する国際基準などをもとに、避難を余儀なくされる地域の面積と人口、さらにセシウム137の半減期にあたる30年を超えても避難し続けなければならなくなる地域を算定した。
その結果、明らかになったのは、最も大きな被害が予想されるのは、原発事故の当事国である韓国ではなく、日本になるということだ。韓国では最大54000平方キロメートルが避難対象地域になり、最大2430万人が避難を余儀なくされる。これに対し、日本では最大67000平方キロメートルが避難対象地域になり、最大2830万人が避難を迫られる、というシミュレーション結果が出た。被害は南北軍事境界線を挟んだ北朝鮮や中国など広範囲に及ぶ。セシウム137の半減期である30年が過ぎても引き続き避難したままとなるのは最悪の場合、韓国では1900万人、日本は1840万人、との計算結果が出た。
このような最悪の事態を起こし…
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引用以上、朝日新聞社有料記事につき残りは非公開。
この問題については、過去に数回のブログをアップしている。
何が心配かって? 中国・韓国の原発がメルトダウンして、放射能が日本列島に押し寄せることだ 2020年11月30日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1327.html
韓国、古里原発の現状 2019年04月16日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-712.html
5月10日、メルトダウン寸前だった韓国・霊光原発 2019年05月22日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-750.html
このシュミレーションは、原発本体の事故ではない。原発で数年間使用された核燃料廃棄物は、50〜500年間、原発構内で水冷し、表面温度が安定冷温とされる100度以下になって、はじめて地下埋設処分場に入れて恒久保管することができる。
ウラン235が60%(原子炉級ウラン)の軽水炉では、地上冷却保管が50年程度だが、プルトニウム239が数割含まれたMOX燃料の場合は、500年間、冷却し続けなければならない。
使用済み核燃料の冷却期間が500年とは、あまりにも無茶苦茶だ!2021/06/03
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1514.html
この冷却は、地上プールで、冷却水を循環させて行われるが、このとき、使用済み核燃料集合体は、数百度以上の崩壊熱があるので、もしも電源が失われて冷却水環流が途絶えると、わずか数日で、沸騰蒸発して冷却水を失い燃料集合体が大気にむき出しになってしまう。
すると、高熱で被覆管が溶けて、割れながら水素を発生させ、最初にクリプトン85・トリチウムが数十気圧で大気中に噴き出し、やがて水素爆発を起こしながら、内部に残ったセシウム137やプルトニウム239、ウランX、猛毒マイナーアクチノイド・アクチノイドなどが莫大な量で環境を汚染することになる。
この汚染の主力は、セシウム137がガンマ線、他の核種が主にアルファ線を出す極めて生物毒性の高い核種である。
シュミレーションでは、韓国でもっと古く、最も大量の使用済み核燃料がプールに保管されている古里原発で、冷却電源喪失が起きて、燃料被覆管が冷却水を失い、内部の放射能、主に、セシウム137が爆発的に飛散して、冬型の季節風によって拡散したと想定した。
実際には、ウラン・プルトニウムなどのアクチノイド系元素やストロンチウム90なども大量に含まれているが、主力はセシウム137である。セシウム137は20年間保管減衰させても、運転直後の63%が、そのまま残っている。
韓国と日本上空には、偏西風が吹いていて、夏期以外、大陸から太平洋に向かって吹き出す季節風は、必ず、偏西風の影響を受けて西から東、北から南への風向きがほとんどだ。
そこで、韓国における原発事故の放射能は、大半が、日本列島に向けて吹き寄せてくる。当初、韓国政府が、古里や月城に原発を建設した理由は、原発事故の被害が、ほとんど日本で発生することを計算に入れていた可能性が強い。
それは、1960年代から、朴正熙以来の韓国政権が、強烈な反日教育を続けて、日本に対する憎悪を煽り、洗脳を続けてきたからともいえる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8D%E6%97%A5%E6%95%99%E8%82%B2
韓国は、数年前でも、日本を爆撃するための爆撃機の購入を米国に打診したほどだ。
https://diamond.jp/articles/-/213005?page=3
このような異様な反日教育の結果、若者たちの大半が洗脳されてしまい、「日本に対しては、どんな悪事を働いても正当である=反日無罪という社会通念が成立してしまっていて、例えば、対馬の寺に韓国人が泥棒に入って文化財を盗み出しても、返還する必要はないと、裁判所が認定するほどになっている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9b27cea80556e58bcdafa34598d26aff5fbe697
竹島も、李承晩による不当な強奪以来、韓国人の大半が、何の根拠もないまま韓国による占有が正当であるかのように思い込まされてしまっている。
また、当時の岸信介首相は、朝鮮・満州における麻薬密売組織=昭和通商の経営者で、韓国に対して正当な抗議、返還供給を意図的に行わないことで、竹島強奪が既成事実化されてしまった。
https://www.pref.shimane.lg.jp/admin/pref/takeshima/web-takeshima/takeshima04/takeshima-dokdo/
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=78
このような、一種宗教的=狂信的な反日思想の思い込み洗脳が働いている状況で、文在寅政権の自爆的な経済崩壊が起きて、韓国経済は風前の灯火になっている。
それでも、反日意欲はますます燃え上がり、日本への軍事攻撃さえ主張されている。
原発のような高度なプラント運用で、大事故が起きる条件は、前提として規律が緩み、小さな事故が繰り返されていて、ハインリッヒの法則の適用対象になっているときだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%92%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87
原発運転員、管理者にろくな給与も支払われない状態になったとき、彼らは待遇不満から、意図的に手を抜いたり、ストライキを起こしたりして、安全義務を逸脱する可能性がある。
韓国人は、とりわけ、待遇不満を強硬な実力行使に転化して、安全義務違反を平気で行う傾向がある。
韓国内の外資系自動車産業では日常茶飯事で、とうとう日産ルノーが全面撤退をしたほどだが、それが、原発で行われるとなれば、話はまったく別だ。
もしも、使用済み核燃料冷却施設で、手抜きによる漏水が放置されたなら、それは上にシュミレーションされている通り、日本列島を直撃するのである。
そして、この数ヶ月、この使用済み核燃料保管施設を巡っては、韓国の杜撰な管理姿勢が暴露されて、社会問題に発展している。
韓国の月城原発敷地内から放射性物質を検出、「外部流出の有無は確認不可」9/11(土) https://news.yahoo.co.jp/articles/e03e4e80f111dbf01c55039e961f947ea54e3c95
原子力安全委員会は、ウォルソン(月城)原子力発電所民間調査団と懸案疎通協議会が遂行した、月城原発トリチウム(三重水素)の第1次調査結果と計画を公開した。
調査分野は使用後の核燃料プールと遮水構造物などの健全性およびガンマ核種流出の有無、タービンギャラリー内における高濃度トリチウムの検出原因、1号機のタービンギャラリー底の沈殿物にガンマ核種を検出した原因の検討、敷地内の観測井における測定値の推移分析と原因、外部環境への流出の有無だ。
調査結果、月城1号機における使用済核燃料プール(SFB)構造体周辺の土壌や水のサンプル(深度9メートル)で放射性核種が検出された。土壌サンプルでは、ガンマ核種が1グラムあたり最大0.3ベクレル検出された。水サンプルではトリチウムが1リットルあたり最大75万6000ベクレル、ガンマ核種が1グラムあたり最大0.14ベクレル、それぞれ検出された。
調査団はSFBの壁と遮水構造物の状況を総合的に考えれば、1号機のSFBの遮水膜が1997年、円型の設計と異なって施工され、意図していた遮水機能を遂行できなかったものと判断している。
しかし海洋側の既存事業者による地下水観測孔(深度約20メートル)では、トリチウムやガンマ核種の濃度に変化がみられなかった。
調査団は、地下水を通じた敷地内の放射性物質流出の有無を確認するため、地下水の流れも分析している。
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http://japan.hani.co.kr/arti/politics/40368.html
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/39375.html
引用以上
韓国月城原発の使用済み核燃料保管施設では、日本のようにステンレス製の溶接プールではなく、コンクリートプールにエポキシ樹脂をコーティングして使用しているが、これは耐久性に乏しく、頻繁に漏水が発生するため、補修が繰り返されている。
ステンレス製にしなかった理由は、コスト問題だったようだ。
プールは、位置が低くて、豊水期には地下水位が上昇して、プールよりも上がってしまうため、漏水があると地下水を大規模に汚染する可能性がある。
このため0.5ミリ厚のシートで周囲を覆っているが、改修工事の杭打ち作業で、このシートを貫通させてしまったため、漏水し、トリチウムがリットル75万ベクレルも地下水から検出された。
これは地下を拡散し、周辺の生活井戸を汚染している疑いが強い。また、トリチウムだけでなく、セシウムやストロンチウムも汚染したはずだが、伏せられている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e78e6696036ea8a33382561a2c113528416c68e
この原因について、日本の原子力安全委員会に当たる「韓水原」が、調査せずに、事業をすべて認可していたことが挙げられている。
関係者は、「プールを作り直さなければ解決不能」と指摘しているが、韓水原は、耳を貸さず、「問題ない」と強弁するばかりだ。
韓国の原発運営水準は、あまりにもデタラメであり、冒頭に紹介したシュミレーションのように、電源喪失による巨大放射能事故を起こす可能性が極めて大きい。
安全よりも営利、金儲けを第一に考える腐敗した姿勢が浸透していて、これでは、ハインリッヒの法則から考えても、大事故は時間の問題といわざるをえず、このとき、歩放射能が日本列島を汚染したなら、多くの反日韓国人が「大勝利」と喜ぶのではないだろうか?
韓国原発、「欠陥・事故」続出の恐ろしき実態…偽造部品納入は当たり前、放射能漏れ数値は18倍増に修正 2015/1/2
https://www.sankei.com/article/20150102-YHRGIB2WI5JJLAB3J2SFJYQ43A/
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