「福島県」の発表する県内食品の放射能汚染データは、大半がゼロ行進で、あたかも福島に放射能汚染が存在しないかのようだが、茨城など近隣諸県や、海保、海洋研究機関、厚労省などのデータは、いつでも深刻な放射能汚染が明確に確認されている。
子供たちの甲状腺被曝発癌でも同じだが、福島県は、どうみても完全に東電に買収されていて、東電フクイチ事故と、放射能汚染、健康被害の調査を徹底的に歪曲、捏造してきた。
この問題は、福島に住む「めげ猫タマの日記」が、事故後、10年にわたって徹底的に調査し、福島県のインチキデータを暴き続けてきた。
今回は、福島県の放射能調査のデタラメぶりを集大成的にまとめてくれているので紹介したい。
福島Q&A Q2.福島県の野菜・果物の検査は正しいですか?
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2577.html
Q.福島県が実施している福島産の野菜・果物の検査は正しいですか?
A.正しいとは言えません。
福島は汚染されています(1)。それでも福島県は福島産野菜や果物は安全であり、これを避ける行為を「風評被害」と断じています(2)。その根拠になっているのか福島県が実施しているモニタリング検査です。

福島産野菜・果物からは基準超が出ていないと主張する福島県
※(3)を引用
図―1 福島産野菜・果物を2,830件検査して基準超は無いと主張する福島県
福島県は2017年度に福島産野菜・果物2,830件を検査して基準超はなかったと主張しています。
ただし昨年9月に福島県いわき市産クリから基準値(4)を超える1キログラム当たり110ベクレルのセシウムが見つかったのですが(5)、出荷制限も自粛もされていません(6)。
福島県は検査をして、基準超は見つかっておらず福島産野菜や果物は「安全」だと主張しています(3)。福島県のこの主張が成立するには福島県の検査が正しいことが必要です。
福島県以外の場合は検査が正しいか否か容易に検証できます。以下に千葉県銚子市沖で採れたスズキの検査結果をしまします。

検査機関が違っても同じような値が出る銚子沖のスズキの検査結果
※1(7)を集計
※2 日付けは捕獲日
※3 NDは検出限界未満(みつからな事)を示す
※4 淡水は除く
※5()内は検査先
図―2 千葉県銚子市沖スズキの検査結果
厚生労働省の発表(7)を見ると千葉県は複数の検査機関に検査を実施しています。2017,18年の銚子沖スズキの検査は77件が海洋生物環境研究所、44件が海洋生物環境研究所以外(図―2中の凡例では上記以外と表記)です。
図に示す通り、海洋生物環境研究所やこれ以外の検査でも同じようにそこそこセシウムが見つかっています。平均を記載すると1キログラム当たりで
海洋生物環境研究所 5ベクレル
海洋生物環境研究所以外 3ベクレル
でそれ程に大きな違いはありません。
同じ物を測れば検査機関が違っても同じ値がでます。千葉県のスズキの検査は概ね正しいと言えます。
ところが福島県の検査はこのような比較ができません。厚生労働省の発表(7)を見ると、福島県の農水産物の出荷前検査は全てを福島県農林水産部に属する福島県農業センター(8)が実施しています。
しかも、福島県の検査は中立性に疑問がある福島県農林水産部の機関が実施しています。
ただし、海は繋がっています。福島県の検査が正しいなら、海産物は汚染源に近い分だけ隣県に比べ高い値がでるはずです。以下にスズキの検査結果を示します。

近県では見つかっても福島産スズキからは見つからないセシウム
※1(1)を集計
※2 日付けは捕獲日
※3 NDは検出限界未満(みつからな事)を示す
※4 淡水は除く
※5()内は検査先
図―3 スズキの検査結果
図に示す様に千葉産、岩手、宮城、茨城産からセシウムが見つかっています。でも、福島産スズキからは見つかっていません。
厚生労働省の発表(7)を数えると104件連続で検出限界未満(ND)です。すくなくとも千葉県の検査は図―2示す通り正しい検査です。福島県の検査が正しいなら、福島産スズキは汚染源に近い分だけ千葉県産に比べ高い値が出なくてはなりません。
でも、結果が逆です。福島県の検査は他に比べ低くでる検査です。
これはスズキだけではありません。以下にクロダイの検査結果を示します。

宮城・茨城産からは見つかっても福島産クロダイからは見つからないセシウム
※1(7)を集計
※2 日付けは捕獲日
※3 NDは検出限界未満(みつからな事)を示す
※4()内は検査先
図―4 クロダイの検査結果
クロダイもスズキ同様に宮城・茨城産からは見つかっても、最近は福島産からはセシウムが見つかっていません。
クロダイについては2013年10,11月に福島県沖で採れたクロダイを水研センター(当時)が福島県とはは別に測定しています(8)。以下に検査結果を示します。

水研センターに比べ低く出た福島県のクロダイ検査結果
※1 凡例は検査先で福島県は(7)、水研センター(当時)は(8)による。
※2 日付けは捕獲日
※3 NDは検出限界未満(みつからな事)を示す
図―5 福島県沖クロダイの検査結果
図に示す通り、水研センター(当時)に比べ福島県の検査は低く出ています。最高値を見ると、1キログラム当たりで
福島県 160ベクレル
水研センター(当時)12,400ベクレル
で、数十倍の開きがあります。福島県の検査は水研センター(当時)の検査に比べ大幅に低くなっています。
以下に2013年以降の福島産ブドウの検査結果を示します。

福島県外検査ではそこそこ見つかっても福島県の検査ではあまり見つらない福島産ブドウのセシウム
※1(7)を集計
※2 日付けは検査日
※3 凡例は検査先
図―6 福島産ブドウの検査結果
図に示す通り福島県外の検査ではそこそこセシウムが見つかっていますが、福島県外の検査では殆ど見つかっていません。福島産ブドウの2013年以降の検査数、セシウム発見数を加数えると
福島県外検査 検査 7件中3件でセシウム発見
福島県検査 検査228件中4件でセシウム発見
です。このような事が偶然に起こる確率を計算したら10億分の1でした(9)。同じ福島産ブドウを検査しているのに検査結果が合いません。
以下に事故直後に福島産牛肉の検査結果を示します。

消費地の検査でのみ基準超が見つかった福島産牛肉
※1(7)を集計
※2 NDは検出限界未満を示す
※3 日付は牛さんがお肉になった日
図―7 福島産牛肉の検査結果
図に示す通り福島県の検査では見つからないのに「消費地」の検査では基準を超えるセシウムに汚染された牛肉が見つかりました。いわゆる「稲わら牛」問題です(10)。あれから7年が経過しましたが、何故に福島県の検査では「暫定基準値超」が見つからなかったの説明を(=^・^=)は知りません。
多分、説明されていと思います。でも、福島県の検査は当時から他よりも低く出る検査であったすれば容易に説明がつきます。
福島産は他所よりも低い値が出る福島県の検査で「安全」とされ出荷されていきます。これでは福島の皆さまの健康が心配です。福島県にあるひらた中央病院は、福島産米や野菜について避けるか否かのアンケート結果を発表しています。以下に示します。
表ー1 福島産米を許容すかのアンケート結果
※ (11)を集計

郡山・三春で許容される福島産米
福島県は県内を7つの地方振興局に区分しています。このうち郡山市と三春町は県中地方振興局に属し(12)、地図で見ると隣接しています。
同じく相馬・南相馬市は相双地域振興局に属し(12)、隣接しています。いわき市はいわき市のみでいわき地方振興局を構成しています(12)。
そこで、表―1を郡山・三春、いわき、相馬・南相馬に分けて集計してみました。そして福島産野菜にはおおきな温度差があります。郡山市・三春町では750人中146人が福島産野菜を避けているだけで、大部分が許容しています。
相馬・南相馬市では638人中465人が、福島産野菜を避けており、許容するかたは少数です。いわき市は中間でしょうか?
以下に各年3月から翌年2月までの1年間の郡山・三春町合計の葬式(死者)数を示します。

事故後に葬式が増えた福島県郡山・三春町
※1(13)を各年3月から翌年2月の1年間で集計
※2 震災犠牲者は(14)により、行方不明者を含み関連死を含まず
図―8 福島県郡山市・三春町の葬式(死者)数
郡山市・三春町合計の葬式(死者)数は
事故前1年(2010年3月から11年2月)3,163人
事故7年目(2017年3月から18年2月)3,665人
で16%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら8億分の1でした。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。
表―2 偶然に起こる確率の計算結果
※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(15)による。
有意差検定表

以下に各年3月から翌年2月までの1年間の相馬・南相馬市の合計の葬式(死者)数を示します。

事故後も葬式が有意には増えていない福島県相馬市・南相馬市
※1(13)を各年3月から翌年2月の1年間で集計
※2 震災犠牲者は(14)により、行方不明者を含み関連死を含まず
図―8 福島県相馬・南相馬市の葬式(死者)数
相馬・南相馬市の合計の葬式(死者)数は
事故前1年(2010年3月から11年2月)1,294人
事故7年目(2017年3月から18年2月)1,323人
で少し増えていますが、統計的な差はありません。
以下に各年3月から翌年2月までの1年間のいわき市の葬式(死者)数を示します。
事故後に葬式がそこそこ増えた福島県いわき市

※1(13)を各年3月から翌年2月の1年間で集計
※2 震災犠牲者は(14)により、行方不明者を含み関連死を含まず
図―8 いわき市の葬式(死者)数
いわき市の葬式(死者)数は
事故前1年(2010年3月から11年2月)4,007人
事故7年目(2017年3月から18年2月)4,263人
で7%増えています。郡山・三春と相馬・南相馬の中間でしょうか?
郡山市・三春町、いわき市、相馬・南相馬市の葬式の増加率と表―1に示す福島産米を許容する割合と葬式の増加率をプロットしてみました。

福島産野菜を許容する程に増える葬式
※ (11)と(13)を集計し作成
図―9 福島産野菜を許容する割合と葬式の増加率
図に示す通り福島産野菜を許容する地域程に葬式が増えています。
福島産野菜や果物は他所よりも低く出る福島県の検査で「安全」とされ出荷されます。そして、福島産野菜を許容する人が多い郡山市、三春町では葬式が増えていますが、許容する人が少ない相馬・南相馬市では葬式は増えていません。
<余談>
福島の皆さまも福島県の検査は信用していないようです。
福島を代表する果物にモモがあります(17)。福島市ではの福島産モモのキャンペーンが行われました(18)(19)。福島はモモのシーズン入りです。福島市産のモモは糖度が高く濃厚な味わいだそうです(20)。福島県は福島産モモは「安全」だと主張しています(21)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産モモはありません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A No1 福島は汚染されていますか?
(2)福島県風評・風化対策強化戦略について - 福島県ホームページ
(3)「ふくしま復興のあゆみ」を更新しました。 - 福島県ホームページ中の第22版 平成30年3月28日発行 pdfアイコン[PDFファイル/7.45MB]
(4)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(5)食品中の放射性物質の検査結果について(第1052報) |報道発表資料|厚生労働省中の「2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒検査結果(PDF:781KB) ⇒No391]
(6)平成29年度に市町村や関係団体等に通知した主な内容について - 福島県ホームページ
(7)報道発表資料 |厚生労働省
(8)]水産総合研究センター - affrc
(9)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(11月2週)―福島産米の測定誤差は1キログラム当たり70ベクレル以上―
(10)福島の肉用牛に出荷制限 政府、移動も禁止 (写真=共同) :日本経済新聞
(11)研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(12)福島県 - Wikipedia
(13)福島県の推計人口(平成30年6月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(14)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(週1回更新) - 福島県ホームページ
(15)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(16)福島Q&A
(17)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(18)出荷本格化の県産モモアピール ミスピーチら福島で活動 | 県内ニュース | 福島民報
(19)「ミスピーチ」甘〜ぃ!福島県産桃PR 福島の卸売市場で競り:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(20)フルーツを食す《福島のサクランボ・桃・梨・ブドウ・りんご》 - 福島市
(21)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(22)イオン福島店 | お買物情報やお得なチラシなど
************************************************************************
引用以上
福島県は、フクイチ事故前、東京電力の傲慢で杜撰な姿勢から、福島第一原発の安全性に疑問を持った元知事、佐藤栄佐久氏に対し、検察・警察と一体となって卑劣な陰謀工作を仕掛け、収賄額ゼロの収賄容疑で逮捕し、栄佐久氏の6500万円の退職金を強奪してみせた。
後に俯瞰すれば、このような卑劣な陰謀体質こそが、フクイチ事故の真の原因であり、コンプライアンス、遵法精神を失った東電は、手抜き、杜撰体質の隠蔽を重ねて、巨大放射能事故にまっしぐらに突き進んだのだ。
収賄額0円の収賄罪…“抹殺”された福島県元知事が“現在”を語る
https://dot.asahi.com/wa/2016121400206.html?page=1
国家と東京電力の陰謀?・・・佐藤 栄佐久前福島県知事を抹殺
https://kaminogesanpo.at.webry.info/201103/article_479.html
佐藤栄佐久・前福島県知事 冤罪事件まとめ
https://moistchocolat.ti-da.net/e4130396.html
フクイチ事故後の東電の体質には、何一つ事故への反省は存在せず、事実上、東電の下部機関というしかない「福島県」と一体になって、放射能汚染被害の矮小化、隠蔽工作に終始し、国の税金投入に依存しながら、自分たちへの報償金をお手盛りで増やし、いざとなったら、勝俣や清水と同じように幹部がドバイに逃げて悠々自適の生活を確保するという残酷なまでの無責任、卑劣に染まっている。
私は、30年以上前に、放射線取扱主任者など原発関連の資格を取得し、工学的問題も含めて原発事故問題を詳しく研究してきた。自宅には、放射能測定器が3台ある。だから、関連する事情には相当に詳しい方だ。
私の目から見て、福島県の自称「検査」は言語道断の隠蔽工作と断定するしかない。
福島県は、精密なゲルマニウム半導体測定器を何台も導入する資金がありながら、意図的にスクーリング程度の性能しかない沃化ナトリウムシンチレータ測定器を使い続けている。事故後の緊急避難として使用するならともかく、10年も経て、十分すぎる資力を持ちながら、意図的に極めて精度の低い(キログラムあたり25ベクレル以下は測定できない)NAI測定器を使い続けているのは、「放射能が検出できない」言い訳を確保しているのだ。
他の公的検査機関は、すべて、キログラムあたり1ベクレルの精度が得られるゲルマニウム半導体測定器を使っている。ちなみに私の測定器は、キロあたり3ベクレルのCSI(沃化セシウム)測定器で、長時間測定でキロ1ベクレルまで検出可能である。(シンメトリックス社、IFKR-ZIP)
福島県の測定器は、せいぜいキロあたり50ベクレル以上で検出できる程度の、遮蔽が30ミリ鉛しかないオモチャのような測定器を、さぞかし科学的に装い、もったいぶって発表しているが、その精度は世界の笑いものであり、放射能汚染を隠蔽したい姿勢がありありと見えていて、後世まで糾弾されなければならない。

コメント
コメントする