出口王仁三郎の死の直前（1947年）、吉岡温泉で話された最後の予言について : 東海アマのブログ

　出口予言については、いくつかの解説書が出ているが、王仁三郎が実際に語った言葉を抽出し、解説は、なるべく自分の解説に置き換えることにした。

　私は、普通、この種の予言や霊能を信用していないが、例外として、出口王仁三郎や高橋信次、バババンガとアルメイヤだけを別格にして一部を参考にしている。

　理由は、あまりにも的中率が高すぎるからだ。

　なお、大川隆法はまったく信用していない。彼はニセモノだと高橋信次が指摘している。

　私自身も霊能者というほどではないが、不思議な能力を自覚していて、例えば、相対している人間が口を開いてもいないのに、心に思っていることが言葉として聞こえたり、遠く離れた知人の心が感じられることが少なくない。

　だから、人間には基本的に予知能力やテレパシーが備わっていると確信している。

　予言は全部信じているわけではないが、出口王仁三郎だけは別格で、外れを見つける方が難しい。彼の予言的中率は9割以上だと思う。

　出口王仁三郎の最終予言「吉岡御啓示録」解読（パート１）2020/2/9

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　彼は明治から昭和へと至る激動の時代を駆け抜け、終戦から２年後に亡くなった。

　そして亡くなる直前だが、昭和20年12月10日から翌21年1月6日の間、鳥取の温泉地の吉岡に逗留し、「最後の言葉（予言）」を残した。

　それが「吉岡御啓示録」と呼ばれるものである。

　吉岡御啓示録　パート１

　この物の不自由な時によう来たなあー。

　平和な時となったんで段々物が豊かになり、食べ物も余る程できるようになる。しかし、安心するなよ、大三災はこれからじゃ。大小の地主がなくなり、農地は解放される。

　植民地は弱肉強食の産物、白人であろうと黒人であろうと、一切平等でなければならない。霊ほど大切なものはない。

（アマ註＝GHQによる農地解放が行われたのは、出口の死後、1947年からだった。この発言のときは、そんな情報はまだ出ていない。人種平等を唱えた宗教者は、出口ただ一人）

　植民地の解放運動が起こり、世界中の植民地や属国は続々と独立する。

　アメリカは斜陽化し、二流国となり、アメリカはその政策を捨てずベトナムに手を出し、上げも下ろしもならん事になり、遂には、日本にさえ商戦に負けたり、眼中にもなかった国に頭を下げたりする事になる。

　この国は統一され強大国となる。

　（アマ註＝ベトナム戦争にアメリカが参戦したのは、偽旗作戦の陰謀で知られる1964年のトンキン湾事件からだ。吉岡予言の当時、アメリカではなく、フランスだけがベトナムで植民地独立運動の係争中だった。

　また、日本がアメリカに猛烈な輸出攻勢をかけて、慌てさせたのも朝鮮戦争後の1960年代。ベトナムが南北統一されて経済発展しはじめたのは1976年。中国軍を撃退するほどの強国になった。）

　アメリカは『腐っても鯛じゃ』とその膨大な軍事力を過信しとったら、アメリカが勝つと皆思うておるがなあー。

　今度は神様とロシアの戦争じゃ。原子爆弾など神様の眼から見たら線香花火に等しい。

　だが、悪魔は今の原爆の何千倍もある奴や、毒素弾、生物弾など最終兵器を作るので大三災はこれからだぜ、本当の火の雨じゃ。

　（アマ註＝「神様とロシアの戦争」というビジョンは、今年2月、ロシアが世界を敵に回してウクライナに侵攻するまで、誰も想像もしなかった。それまでは「出口予言の外れ」とする者が多かった。

　当時は「ソ連」であり、「ロシア」に復帰したのは、1990年以降のことだ。

　アメリカが強大な軍事力を背景に、「世界の警察」を自負してロシアを抑えつけると信じていたら、実際にはアメリカは手も足も出なかった。

　「悪魔は原爆の何千倍」というのは、ロシアのツアーリやサルマト水爆は、広島の数千倍以上の威力があるとされ、こんな兵器は当時は誰も想像さえできなかった）

　お筆先に『世界の人民三分になるぞよ』とあるのは三割の事ではない。ホンマの三分じゃ。三分どころか二分も難しい。

　神様のお力はその最終兵器の何万倍、否無限である故、神様のご守護があれば、こんな物は無効じゃ…。何処に居ても救われる。

　（アマ註＝私も、この予言を知るまで、第三次世界大戦では世界人口の三割が生き残ると思っていたが、実は3％も生き残るのが難しいという意味だった。しかし、「神の守護」があれば、どこでも救われるという。

　「毒素弾」というのは、ソ連が開発した毒ガス兵器＝ノビチョクしか考えられない。「生物弾」とは、細菌兵器を意味している。）

　兇徒界でさえ、火伏の法というのがあって、火中を平気で歩いたりする。これは日本の行者や山伏の専売特許ではなく、印度やマレーにもある。

　神様は言霊の力だけで一人でも多く、否世界中の人間を助けたいばかりに御苦労なさっておられる。

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　出口王仁三郎の最終予言「吉岡御啓示録」解読（パート２）2020/2/16

　http://fromnewworld.com/archives/2212

　しかし、お筆先にも、『やむを得ずの事が出来（しゅったい）致すぞよ』とあるし、

『おそしはやしはあるなれど、筆先に出した事は毛筋の横巾も間違いはないぞよ』とある。

『立替を指折り数え松虫の冬の霜先あわれなるかも』

『立替を世人の事とな思いそ立替するは己がみたまぞ』との神歌もある。

立替がいつ来ようと人間はすべてに最善を尽くしておかねばイカン。

　（アマ註＝「本当に立て替えるのは、自分の心だ」として、いつでも最善を尽くしていれば結果はどうあれ、後悔は存在しないと指摘している）

　神様第一として、よく働き、少しでも神様にご苦労をかけん様にすべきじゃ。

　先ず自分の心を立て替えて心に天国を形づくり、家に世に天国浄土を作るために努力するのが行じゃ。

　『行』とは断食をして滝に打たれたり、逆立ちして山を登ったりする事が決して正しい『行』ではない。

　（アマ註＝これも、「本当の天国は、自分の心のなかに作るもの」であり、自分の家を浄土にせよと言っている。千日回峰修行をすれば救われるわけではないと……。オレンチはゴミ屋敷だが）

　山の木を切った後は必ず苗木を植えんとなぁー。

　山は緑に、田は黄色く実り、家は美しく、家内和合、屋敷には花や庭木を植えて庭園を造る。

　この場合、松（赤松）と梅は一、二本ずつでも植える。墓地は花壇の如くするのが天国の相。理想じゃが。

　そして月に一度は氏神様と墓地に参拝すればよい。これでこそ信者じゃ。

　大峠となったら食物どころか酸素さえ乏しくなることがある。その時は、上に横穴を掘って、うつ伏せとなり、梅漬けを口に含んでジッとしておればよい。

　また、女松（黒松は松に似た木じゃ…）の葉をシガンでおったら餓えを凌げる。

　故に土地のある人は、家族が一年中頂ける梅漬けを確保するだけの梅の木を植えておくことじゃ、但し、梅を漬けるのに色素を使わず、シソを使うことじゃ。

　シソには梅に含有しておらん栄養分を持っていて梅にしみ込むのでなぁー。

　梅は消化したらアルカリ性となり、血液の酸化を防ぐので健康上よいから、毎日一つ以上は頂くがよろしい。

　（アマ註＝松と梅を自宅に植えよと言っている。「梅干しを食べるとアルカリ性になって血液が浄化される」と言われ始めたのは、1970年代以降のことで、戦後すぐに、これを指摘していたのは、出口くらいしかいないはず。

　水爆が落ちて酸素が薄くなったなら、横穴を掘って、梅干しと松葉を咥えてじっとしてれば凌げると言う）

　火を大切にする人はあるが、お土と水の有り難さを知らん人が多い。お土やお水の神聖を知らず、山の境界を争ったり、水喧嘩をしたりする者がある。

　奪った山の木で建てたお宮や、奪った畑で作った果物、盗った水で作ったお米をお供えしても神様は受け取って下さらん。お供え物は清らかな物でないとイカン。

　（アマ註＝「土」が地球浄化の主役であることが言われ始めたのも、1980年代以降のことで、EM菌は、原生林の土から発見された。

　盗伐木材や盗んだ食料は、神が受け取らないと言っている。供える側の心が問題と）

　獣肉などは絶対に悪いが、エスキモーが供えるトナカイの肉は御笑納あそばされる。

　また、日本人でも、深山で働いておって、牛肉の缶詰一つしかないとする、そこで止むを得ずお詫びをして、その牛缶をお供えした場合は、神様はこれを光り輝くお米と換えて下さって受け取って下さる。

　要は真心じゃ。

　ただし、牛肉を絶対食べるなと云うのではない。ケモノは人間を見たら腹を見せるもの故、お尻や太腿に肉が着き、鳥は腹に、魚は背中についている。

　こうして人間に近い所についているのは、人間は万物の長のこと故、これらを活用するよう神様がそうなさってある。

　お土やお水を穢して何とも思わん人間ばかりじゃ、お土は神様のお体であり、お水は血液じゃ。農家は自分の田よりも先に他家の田の水を心配し合い、商人は薄利で、工業家は損益を超越してよい品を作る、という風な人間ばかりであったら世の中は平和なんじゃがなぁー。先あわれなるかな。

　出口王仁三郎の最終予言「吉岡御啓示録」解読（パート３）2020/2/18

　http://fromnewworld.com/archives/2216

　神様第一、利他主義こそ天国形成の基本じゃ。

　労働は天国を、怠惰は地獄を作る。健康は天人の相、故に身体を大切にして暴飲暴食を慎み、疲れた時は休養をとって楽しく暮らすがよい。

　鍼灸医術は火と水の御守護による療法、故に万病を治すことができる。

　（アマ註＝私は「利他主義だけが人類の未来を救う」と繰り返してきた。出口も同じことを言っている。

　「利他主義というのは、「自分が幸せになりたければ周囲を幸せにしろ」という意味だ。）

　金属はその精水、故に金属水といい、三尺の秋水とか汚血を瀉し清血を補して病を治すの法、故に補瀉迎随（ほしゃげいすい）の法ともいう。

　「書いたものは残るが、云うたことは消えるさかい文句があったら口で云うこっちゃ」という人があるが、これは神様の実在を知らん故じゃ。

　云うた事は空中に録音されている。蓄音機のようになぁー。そやさかい暴言や悪い言葉は吐かん事じゃ、言霊ほど大切なものはない。

　神様の御恩を謝し朝夕礼拝をすることが最高の善行じゃ。神様の実在を認めん人間に善人はない。天地は神様のお体であり、自分が神様の中に生きさして頂いている事実が判ったら、悪いことはできんのじゃ。

　神様の実在を知る人間ばかりの世が即ちミロクの世じゃさかいになぁー。

　世界を一家にするというのは、単なる理想だけではないのじゃさかいになぁー。

　信者同志は特に仲ようして、会合所や支部ができたら、月次（つきなみ）祭には参集し、おかげ話をし合うたりして、信仰をかためてくれよ。

　そして日頃の心がけでもなぁー。

　例えば、同じ品物を買うのでも信者の家で買うとか、職員を頼むのでも信者を雇うとかいう具合にして細かいところに心を使い、信者同志は栄えるように努めてくれよ。

　信者の繁栄は同時に大本の繁栄につながるのじゃさかい。排他主義でも何でもない。長所があれば短所もあるのが普通の人間じゃ。

　信者同志まず一家になってくれ。それを実行してくれよ。

　毎日、『大本神諭』と『霊界物語』を拝読して神様のお心を知るのが天国へ行く近道じゃ。

　年に一度は本部へ参拝するのがよい。本部から出す書籍に眼を通し気を配っておれば、神様のお声が聞こえる。

　（アマ註＝まあ、教団で共同体を作れという意味だろう。「人間、三人集まれば文殊の知恵」というとおり、人間は一人では絶対に生き抜けないが、集まれば光り輝く知恵が涌く。共同体を誰と作り、どこに向かうのかが問題だ。

　私は、今の大本教団が、本当に「人間解放」の道を歩んでいるのか、甚だ疑問なので、大本教団に加入することは推奨しない。同調圧力のない、「宗教ではない共同体」を自分たちで生み出すしかないと思う。）

　どんなことがあっても大本を離れなよ、石に噛り付いても神様の元から去らんようになぁー。大本の親舟に乗った安心さ。

　来るべき世に逢う時の準備こそ信仰力に勝るものなし。信仰は理論ではない。神を信ずることである。この秋は　雨か嵐か　知らねども

　今日のつとめに　田草取るなり　白米は　分析せずとも　喰えるなり　身魂の糧なる信仰も同じ

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　まとめ

　アマ註＝大本の出発は、開祖出口ナオが、黒住→金光から出て、大本を作り、そこから成長の家・真光・霊友会・神道天行居・世界救世教、三五教、璽宇教それにPLなど、多数の新興宗教の大半を生み出している。それだけ、出口王仁三郎の力が凄くて、各教団は出口の力を背景にしたのだ。

　日本の戦後宗教の大本と言ってもいい。創価学会は北朝鮮系といわれるが、詳細は不明。GLは高橋信次、そして幸福科学を生み出している。

　私自身は、宗教団体とは無縁であり、キリスト教や仏教とも無縁だ。

　だが、キリストの存在は、トマス福音書を通じて認めている。そこには、カトリックやプロテスタントなど、すべての教会キリスト教を否定する言葉があった。

　私自身は、霊能や予言など、基本的には信用していないのだが、例外として、出口王仁三郎と高橋信次だけを認めている。それに、木村藤子は信用している。だが、大本教への入信は勧められない。

　並木良和にも注目していたが、「金儲けの勧め」なんて言い出したので縁が切れた。

　http://fromnewworld.com/archives/1773

　王仁三郎は1944年6月に「第三次世界大戦」を予言した。

　「この次の第三次世界大戦の緒戦には、小松は家一軒残らんぞ、よほどしっかりした信仰を持っておらんとあかんぞ」

　戦争が始まってすぐに日本は核攻撃を受ける！と、第二次世界大戦終結の前の時点で、「第三次世界大戦緒戦で小松市が全滅する」と予言した。

　なぜ米軍基地ではない自衛隊小松基地（日本海側唯一の戦闘航空団たる第６航空団）が核攻撃を受けるのか、まるで思い当たらなかったが、最近になって分かった。

　それは、2016年の北朝鮮水爆実験の成功が、実はロシアによるものだと考えられ、ロシアが、北朝鮮を使って日本を核攻撃した場合、米軍が直接、ロシアに報復しないと考えられることだ。

　現在のウクライナ戦況から考えれば、第三次世界核戦争は避けられないが、もし核攻撃が北朝鮮を利用して行うものであれば、とりあえず米軍によるロシアへの直接報復が避けられるからだと分かった。

　小松基地は、日本海側の唯一の防衛拠点であり、ロシアが日本への軍事侵攻を企画したなら、必ず緒戦に壊滅させるべき施設だったのだ。

　北朝鮮が独自で水爆開発や実験に成功することなど、まず絶対にありえない。水爆は、そんな簡単なものではない。

　私自身も、材料さえ入手できれば、原爆は作れるが水爆は作れない。すでに2016年、ロシアによる日本核攻撃が始まっていたと考えるべきなのだ。