東京電力、電気料金値上げ 一般家庭で9000円→12000円へ

 https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1472465.html



 【東京電力エナジーパートナー(東電EP)は23日、2023年6月1日から平均29.31%の規制料金値上げを行なう。低圧自由料金も、同時期に平均5.28%の値上げを予定している。標準的な使用量の家庭の電気料金は9,126円から11,737円と2,611円の値上げ(値上げ幅28.6%)となる。】



 だが、この値上げの内幕は、フクイチ事故の後始末費用と、柏崎刈羽原発の再稼働資金だった。



 原発再稼働を前提に値上げ幅を計算 東京電力 トラブル続きで実現は遠いのに…「理解しがたい」と識者 2023年1月24日

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/227004



 東京電力は柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)を2023年10月から順次、再稼働させる前提で、値上げ幅を計算した。

 ただ、同原発はテロ対策の不備やトラブルが相次ぎ、再稼働のめどは全く立っていない。実現可能性が低い原発再稼働を織り込んだ料金設定に対し、専門家は「理解しがたい」と批判している。(砂本紅年)



【関連記事】東京電力が平均約3割の値上げを申請 6月から、家庭向け 政府の負担軽減策の効果を打ち消す上げ幅

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/227003



 ◆テロ対策不備、配管に直径6センチの穴

 東電は7号機を23年10月から、6号機を25年4月からそれぞれ再稼働することを織り込んだ。これにより火力発電の燃料調達費を抑え、値上げ幅を使用量1キロワット時当たり2.1円圧縮する効果があるとした。



 しかし、同原発は21年、多くの侵入検知装置が故障するなどテロ対策の不備が相次いで発覚。原子力規制委員会が事実上の運転禁止命令を出している。

 翌22年には、7号機のタービン設備の配管が11年間点検されず、腐食による直径6センチの穴が見つかった。地元の不信感は根強く、再稼働への同意を得るのは容易ではない。



 東電ホールディングスの小早川智明社長は23日の会見で「再稼働は(料金圧縮のため)あくまで算定上織り込んだが、見通しは立っていない。時期を申し上げる状況にないが、改善に努めているところ」と説明した。



 ◆「再生エネ比率を高める転換期ととらえるべきだ」

 福島第一原発事故後の12年7月、経営危機に直面した東電に対し、政府と大手電力などでつくる「原子力損害賠償・廃炉等支援機構」の前身組織が1兆円を出資し、東電は実質国有化された。それ以降、柏崎刈羽原発の再稼働を織り込んだ経営再建計画を3回にわたって公表してきたが、再稼働は実現せず見直しを余儀なくされている。東電が目指す原発に依存した経営は既に限界がきている。



 龍谷大の大島堅一教授(環境経済学)は「運転禁止が解除されていない原発の再稼働と、電気料金の設定を結び付けるという判断は理解しがたい」と指摘。その上で「エネルギーを取り巻く困難な現状は、火力や原子力を減らし、再生可能エネルギーの比率を高めるための転換期ととらえるべきだ」と話す。

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 引用以上



 東京電力は、2011年のフクイチ事故の後始末費用が捻出できず、事実上の倒産状態であるにもかかわらず、会社整理によって東電の株価を無価値にすると、東電の大株主である自民党関係者や皇室が大損をするという理由で、政治的に「おまえはすでに死んでいる」状態の東電を無理矢理延命させている。



 国が本来、東電が負担すべきフクイチ事故の始末費用を、これまでどれだけ肩代わりしてきたのか?

 日本政府が、想定している後始末費用は、総額で21兆円を超えているが、これは時間とともに、どんどん膨らんでいて、最終的には100兆円規模、そして被災者への正当な法的賠償が確定すれば1000兆円でも不足するといわれている。

 国の「肩代わり」というが、実際には、これは消費税や電力付加税など、国民全員が強制的に全額を負担させられているものである。

 https://biz-journal.jp/2020/12/post_198245.html



 フクイチ事故直後は、数兆円といっていたものが、12年を迎えようとしている今も、廃炉は何一つ進行しておらず、当初の我々の予測どおり、「石棺化」して半径数十キロを永久立入禁止区域にするしかない。

 そして被害者への賠償額も、天文学的な数字に膨らんでゆくしかない。



 福島第一原発の事故処理費用、10年間で13兆円 政府想定21.5兆円超える懸念強く

2021年3月23日

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/93087



 仮に、フクイチ事故後始末費が100兆円ですんだとしても、そもそも福島第一原発全体の建設費用は数千億円程度、100兆円あれば、日本国民全員に向こう100年間は電力を無償で供給できるのだ。

 何が、「原発電気は一番安上がり」なのだ!

 100兆円、つまり日本国の国家予算を一回の事故で使い潰すような原発事故、しかも、隠しているが本当は、ものすごい数の人の命を奪い、数百、数千万人に発癌をもたらす、凄まじい被害を伴っている。



 岸田よ! 再稼働というなら、たった今も故郷を放射能汚染に追われて全国を彷徨っている数十万人の人々の生活を元通りに戻せ! 素晴らしい福島の自然環境を元に戻せ!

 それは絶対にできない。今後数十万年にわたって福島県はプルトニウムに汚染されたままだ。それでも原発再稼働や新設を行うということは何を意味するのか?

 それは、岸田文雄と自民党が、全人類の敵であって、その肉体と精神を永遠に消滅させなければならないことを意味するのだ。



 岸田自民党のホンネは、最初から分かりきっている。彼らは日本を核武装させたい。そのため、放射能取扱技術と経験を原発運営を通じて維持したいということしかない。

 原発核廃棄物の処理と見せかけて、実際には、六ヶ所村再処理場で行う計画は、核弾頭ミサイル用の高純度原爆原料製造である。

 再建されるもんじゅも、常陽も、すべて兵器用高純度プルトニウム製造施設だ。

 それを「平和利用」と口先で誤魔化す、下劣軽薄な詭弁の口を永久に塞がねばならない。



 すなわち! 東京電力の傲慢な値上げ計画の正体、岸田政権による大増税の正体は、実は核ミサイル製造と配備を意味しているのである。



自民党が原発に固執する理由 核武装願望&米国の核戦略 岸田内閣を歓迎する原子力ムラ

 https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/21947



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 東京電力の三割値上げが何をもたらすのか?



  電気代“高騰”で悲鳴…“10万円”請求額に「ドッキリかと」 オール電化で3人暮らし 1/20(金)

 https://news.yahoo.co.jp/articles/8d116884874fb1110166b500976c4e865e2abc96



 「#電気代高すぎ」の投稿多数!調べてみると…月に10万円超の請求に悲鳴をあげる人が続々「衝撃的な金額でした」電気代高騰に驚愕

  https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/278291



 これで、東電が三割値上げし、当然、全国の電力会社が追従することになるが、いったいどうなるのか? 値上げに耐えられる人が、どれほどいるのか?



 私の家も、電気代が昨年同期の約2倍になっているので、慌ててエアコン暖房をやめて、灯油ストーブに切り替えたが、灯油も高騰しているので、年金の赤字額がひどくなった。

 一般家庭で、電気代三割値上げに耐えられる人がいるのか? 政府による電力料金調整の値下げ分は、まるまる消し飛び、それ以上に上がることになる。

https://energy.afterfit.co.jp/contents/pps_21



 巨大企業は、多少の賃上げがあるだろうが、年金額を上げる計画は皆無なので、全国の年金生活世帯は、いよいよ集団自決するしかなくなる。

 私も、金の切れ目が命の切れ目になり、いよいよ切羽詰まっている。



 本当に生活できなくなる人が激増する。私も、電気代節約で風呂や暖房を節約したことにより、帯状疱疹を発症してしまい、いまだに後遺症に苦しんでいる。

 このことは、実は昨年2月にブログで予告していた。



 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5898800.html



  http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5918603.html



 これから先、数軒の仲間で共同体を結成できない人たちは、生き延びることが困難になるかもしれない。

 暖房費用を支払えなければ、凍死するしかない。今朝の我家は、朝6時に寒暖計を見たらマイナス9度を指していた。

 水道(井戸水)はチョロだししなければ凍結する。トイレは一晩中デイツ2500という灯油ランタンを灯していた。それでも、昼間暖かくなると、水道管のひび割れから噴水のように水が出ることもある。



 暖房を独り占めすれば高くつく。だが、一部屋に数名がいれば安く上がる。食事も介護も、仲間がいれば楽ちんになるのだ。

 仲間がいれば元気が出る。みんなで畑を借りたりして馬鈴薯と甘藷を作ろう。

 私は、昨年末に種芋を買い、現在、屋根裏部屋で芽出しをしている。来月には、草木灰とともに畑に入れて、黒マルチを被せて、発芽に備える。

 きっと、必ず来る食料危機のとき役だってくれるはずだ。



 「三人寄れば文殊の知恵」 人は三人以上いないと生きて行けないことを肝に銘じて生き抜く必要がある。