私の人生でも、昨今は、最大級の物価高騰に打ちのめされている。年間60万円にも満たない低年金生活者である私にとって、一番ショックだったのは、ウイスキーの値上がりだった。
私にとって不眠を救ってくれるのは、現実問題としてウイスキーしかないからだ。
私は痛風体質なので日本酒やビールを飲めず、焼酎やウイスキーも、割って飲んでも下痢をすることが多く、強炭酸で割って辛うじて下痢をせずにすむのはサントリー角だけだった。
角ハイボールを飲んで寝付くのが毎日の日課なのだ。飲めば認知症をもたらすことが分かっていても、寝付くためには仕方ない。
角700ミリ瓶は、数年前までバローで1000円前後で売られていた。他のウイスキーに比べて品質とコスパに優れていると思った。
ニッカは粘膜が耐えられず全滅、サントリーでもホワイトになると、同じようにハイボールにしても下痢をしてしまう。トリスなど下剤を飲んでいるようなものだ。
その角瓶が、先月あたりから目を疑うような値上がりになった。なんと1600円程度の値札がついている。私が買う1920ミリは、安いはずのドンキやカネスエでも4200円程度の値がついている。
なんてこった、先々月まで3000円程度で買えたのに。
これじゃ安い酒に変えるしかないのだが、試しに飲んでみたホワイトや韮崎も、たちまち強烈な下剤になった。腸粘膜が受け付けない。
値上げに応じるとしても、もう考えつく、あらゆる節約をしているので、これ以上絞っても金が浮いてこない。
酒をやめれば簡単だが、寝られないのだ。贅沢すぎる悩みだろうか?
私の記憶するかぎり、現在起きている物価上昇は、過去半世紀以上、一度も記憶にないレベルだ。たぶん戦後最悪といっていい。1970年代のオイルショックよりもはるかにひどい。
もっとも困るのは、電気ガス代が数割も上昇したことだ。数年前より3割以上上がっている。来月には、さらに上がるので、いよいよ40度の猛暑のなかエアコンを切って熱中症で死亡する人が激増するだろう。
私も、ガス代を節約するため、庭に作った薪かまどの復活を考えている。
生活困窮どころか「民族ジェノサイド」=大量の命の危機をもたらしている物価上昇なのに、岸田自民党政権は、とんでもない増税を発表した。
以下のように、一世帯あたり10万円の増税を行うというのだ。
https://www.zakzak.co.jp/article/20230526-SNY7AATCTVMCJLL3ZTV2UKT42U/
その主な理由は、「異次元の少子化対策」だという。また中国の軍事侵攻に備えるとも言っている。戦争は民衆を絞る絶好の口実になる。だが、軍備増強は宗主国アメリカ様への献金以外の本質はない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/89f0b1501559d2ee2582d6411e4a9e2abf2b53af
上のリンクに描かれている「少子化対策」とやらが、本当に子供を増やす効果があるのかといえば絶望的な無策というしかなく、これは少子化を口実とした官僚と業者の利権を増やすためのものだ。
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6040069.html
「自民党政権は、ここまで無能だったのか」と改めて呆れ果てるしかない下劣な政策ばかりだ。
少子化の本当の原因は、若者たちが子供を持てないほど低賃金で生活を追い詰められているからだ。
子供が増えるためには、若者たちの生活に余裕ができるほどの賃上げをするしかないのだが、自民党=岸田政権は、いつでも必ず「補助金」とか「新制度導入」とかの名目で、「お情けを与えてやった、だから自民党に投票しろ」という「上から恵んでやる」スタイルのエセ政治しかできない体質なのだ。
いくら、どうでもいい場所に税金を注ぎ込んでも、肝心の若者たちの生活を追い詰めている現状を変えられなければ、やることなすこと、すべて逆効果になるだけだ。
この岸田文雄の、なんとも「民衆の声を聞く力のない」、絶望的な想像力の貧困によって、戦後のCIAによるアメリカ依存=保守政権維持体制が、もしかしたら、70年ぶりに初めて本当の崩壊をもたらすかもしれない。
凄まじい生活苦のなかで、これまで「安倍ちゃん」とか親しげに呼んで自民党の極右化に拍手してきた連中も、初めて自民党政権が自分たちの生活と命を直接破壊しようとしている現実を思い知らされることだろう。
岸田文雄が、戦後岸信介が敷いた保守選択洗脳体制を完全瓦解させるのだ。
ちょうど、フィリピンでマルコス政権が倒壊させられたとき、インドネシアでスカルノ政権が瓦解させられたとき、ソ連倒壊のあの日を再現させるのかもしれない。
というか、世界中の独裁政権が、一斉に存亡の危機に立たされている。プーチン・ロシア、ルカシェンコ・ベラルーシ、習近平・中国、そして岸田自民党政権、戦後、民衆の意思ではない汚い手口で、政権を強奪し続けた体制が、地球規模で一斉に巨大崩壊を起こしているとしか見えない。
戦後初めて、CIAが定めた政権でない、民衆の怒りが定めた政権が登場してくるかもしれないと期待するのだが、今のところ、唯一期待できる山本太郎以外に、役に立ちそうな人物は見えない。
もしかしたら、自民党政権が崩壊し、無政府状態が長く続くのかもしれない。
本当に、民衆の意思が反映される政治体制であれば、何も国会議員と官僚など必要としないのだ。
日本の国会議員経費は、給与を含めて年間8000万円だという。一人1億円近い税金を食い潰している国会議員たちが、日本国民の生活にどれだけ寄与しているのかという問題が、人々の目に鮮明に見える時代になりつつある。
国会議員と官僚による日本政府という構図そのものを、この生活苦が根底から破壊するしかないのかもしれない。
もう議員特権や世襲議員など、この生活苦の日本国民が許せるはずはない。
「日本国民の生活に貢献できない議員は去れ!」
という強烈な主張が、日本中を駆け巡ることだろう。それでも去らねば、打ち倒すしかないのだ。
さて、現実問題として、日々生活が苦しくなるばかりで、いったいどこに生活窮迫の底が見えるのだろう。
もう誰も贅沢ができない。バブルが崩壊してからというもの、人々は見栄を捨てて、高級車を買うことをやめ、軽自動車に換えた。
近いスーパーまで15Kmという過疎都市の生活は、苛酷なものになる。
今でも私の生活は、スーパーは原則として値引きが始まる17時過ぎから19時前後しか行かず、ときどき半ば腐っている半額サービス品を買い占めてくる。喫茶店も行かなくなった。
だが、その時間帯、スーパーは老人たちでひどく賑わうようになっている。みんな私と同じことを考えているわけだ。だから、値引き品もたちまち消えてしまう。
居酒屋なんか、もう20年も扉をくぐっていない。リッター20Km以上と燃費が良いことで定評のあるスズキアルトも、ガソリン代の値上がりで、かつての中型車なみの燃料費がかかるようになり、もう遠方には行けない。でも、アルトに変えて大正解だった。
しかし、そのアルトを放棄して、原付バイクに換えなければならない日が迫っているかもしれない。それどころか、自転車に換えなければならないかもしれない。
高級品、ブランド品など、棺桶に入っても縁がないだろう。牛肉もウナギも、もう20年も縁がない。キャベツやネギも、高ければ買わない。映画や音楽などのイベントも行っていない。DVDも10年以上買っていない。
唯一の贅沢だった乗鞍高原温泉の宿泊も2年以上ご無沙汰だ。
新しい服も買わない。これ以上、どうやって節約しろというんだ。
たぶん、ほとんどの人が私と同じ生活の窮迫に遭っていると思う。
だから、この十年ほどの傾向だが、真夏の猛暑のとき、公共図書館や大型モール店など、大きめの休憩空間は、昼間、老人で満員になるようになった。
低年金の老人たちは、空調費を節約するため公共空間を利用するようになったのだ。
老人たちは、空調を使わねばならない昼間、自宅から出て公共図書館などに向かう。
公共空間にたむろする老人たちの時間つぶしが、何か有効活用できないだろうか?
老人たちだって、本当はぶらぶら遊んでいたくない。自分の残り少ない人生を、これから生まれてくる命のために役立てたいのだ。
私は、朝晩の涼しい時間帯を使って、老人たちが若者たちのために何かできる仕事を自治体なり政治なりが用意することが、本当の少子化対策を生み出すのではないかと考えている。
ボランティアではない。一定の報酬を与えて、草刈り、清掃や子育て援助などの責任ある仕事を委任することで、老人たちの無益な時間つぶしを解決できるのではないかと考える。
それを実現できる政治家がいれば、その人は、本当に人々に貢献できる人だ。
高額の議員報酬をアテにして、庶民に増税の負荷を押しつけ、議員特権のなかで威張り散らしたりセクハラをするような連中を議会から追放することが、我々の未来にとって喫緊の課題だと私は思う。
岸田文雄は、真っ先に追放されるべきだ。

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