7月24日、森村誠一氏が90歳で死去された。彼が1981年に発掘した731部隊のドギュメント「悪魔の飽食」は、我々に凄まじい影響を残した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%AE%E9%A3%BD%E9%A3%9F
私は、悪魔の飽食出版まで、731部隊に関する知識は少なかった。しかし、その後、情報を総合するうちに、私のライフワークであった放射線被曝問題に関しても、決定的な関係があったことが明らかになり、私は自分のブログで何十回も731部隊を取り上げている。
731部隊問題は、知れば知るほど、戦後日本社会と医療体制の根底を侵食する恐怖の洪水である。
何よりも恐ろしいのは、戦前、石井四郎(最高司令官)が、日本中(六大学医学部)の優れた医師志望の人材を、底ざらいするように集めて、731部隊に送り込んだこと。
昭和通商の超巨額麻薬密売資金を持った岸信介の米軍との交渉により、人体実験資料を米軍に引き渡すことと引き換えに無罪放免となった731部隊関係者が、戦後日本医療体制の根幹人材となったことだ。
731部隊出身で戦後医療を担った人材は数百名に上り、「厚生省医官や六大学医学部教授は、731部隊出身でなければなれない」といわれるほど強固な独占的人脈を戦後医学界に築いた。
そのなかには、戦後の薬害や医療過誤を代表する人物が多数含まれている。
例えば、薬害エイズ問題の主犯格である帝京大教授、安部英。(被害死者約2000名)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%96%AC%E5%AE%B3%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%82%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6
https://www.hokeni.org/docs/2017040500122/
戦後日本では、ポリオ・スモン・サリドマイドなど多くの大規模薬害事件や、水俣病、イタイイタイ病など大規模公害事件がたくさん発生したが、この医療責任部門のすべてに厚労省医官が関わっていて、その大半(または全部)が731部隊出身者で占められていた。
こうした公害薬害を許した厚生省の思想の根底に、731部隊の人体実験で培った人命、人権無視の姿勢があったと考えるしかないのだ。
以下のブログに、731部隊員の実名が一部公開されている。
https://blog.goo.ne.jp/luca401/e/90e97c98c41ef8b57b4a0158066a0caa
大半が、日本の上級(六大学)医療大学の教授であったり、医療関連の公的機関の長であったり、大病院長だったり、医療産業のトップだったりしている。
しかし、このデータにも記載されていないのが、安倍英や臺弘だ。彼らも間違いなく731部隊の医官であったことが別の資料に確認されている。
https://web.archive.org/web/20150807215132/http://hirukawamura.web.fc2.com/731/731.htm
http://www.arsvi.com/d/m01h1971u.htm
戦後医療の底知れない闇を象徴しているのが、東大医学部の臺弘教授と、ミドリ十字社を創建した内藤良一(731部隊副司令官)である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%BA%E5%BC%98
東京大学で、精神疾患の原因は脳の器質的問題と決めつけて、数百名の患者にロボトミー手術を行い、無断で脳組織をサンプルとして採取し、大半の患者を死なせたのが臺弘だった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%BA%E5%AE%9F%E9%A8%93
実は彼は日本共産党の党員だったらしい。東大全共闘が臺を猛烈に批判したとき、擁護に回ったのが東大民青だった。
精神病は脳器質障害という臺の理論は、マルクス主義唯物論から導かれたものだった。「精神は物質から発生する」という原理を適用し、精神病は器質問題と決めつけたのだ。
ケネディ大統領の妹が鬱病時に、担当医が勝手に脳にメスをいれて廃人に貶めたことが知られている。ロボトミー手術は、なぜかノーベル賞を受賞したのだが、これはノーベル賞最大の汚点ともいわれていて、ロボトミー手術で精神疾患が治癒した例は皆無であり、ほぼ全員が、事実上の廃人生活を送ることになった。
ロボトミー手術とは?前頭葉切除実験の現在…史上最悪ノーベル賞 [精神外科]
https://cherish-media.jp/posts/10040
この事件は、日本の医療のあまりにも深すぎる闇として知られているが、内藤良一の創建したミドリ十字社がもたらした医療犯罪は、さらに凄まじい恐怖をもたらすものであった。
私は名古屋市中村区で育ったのだが、1960年代、中村区黄金通の北よりにミドリ十字社の名古屋支社があり、「日本ブラッドバンク」の看板を掲げていた。
ここには早朝から名古屋駅周辺にたむろする無宿者が集まり、血を売るために列をなしていた。
当時の緊急血液供給は、すべて、日本ブラッドバンクから提供を受けたものだった。
だが、その血液の大半が肝炎ウイルスに汚染されていた。
だから事故や手術などで輸血を受けた大半の患者が肝炎を発症することになった。その死亡率は恐ろしいほど高かった。たぶん、売血汚染による犠牲者は、百万人の大台に乗っているかもしれない。
日本ブラッドバンクは、731部隊における血液人体実験の成果を土台に、日本の血液事業を一手に引き受け、血漿薬剤産業を担い、ミドリ十字社という国内有数の製薬企業に成長した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%89%E3%83%AA%E5%8D%81%E5%AD%97
ミドリ十字社は、731部隊での血液人体実験を土台に、フルオゾールという人工血液を開発したが、被験者たちは全員、副作用で死亡したといわれ、開発は中止に追い込まれた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%A3%E6%9B%BF%E8%A1%80%E6%B6%B2
そして安倍英による薬害エイズ事件を引き起こし、会社は賠償責任逃れのため、三菱ウェルファーマに吸収された。
また、売血肝炎が社会的に問題にされると、日本ブラッドバンクという社名を廃止し、今度は、会社ごと、「集団検診協会」という名前に変え、厚生省による児童結核強制検診事業を開始した。
これは、私が児童だった1960年代に、全児童に強制された集団検診だった。
現在、厚労省による児童結核強制レントゲン検診は、その被曝リスク対効果のあまりの非合理性(一人の結核患者を発見するのに50人の子供たちをガンにする)によって、2003年に廃止された。
しかし、この、集団検診協会(旧ミドリ十字社)を儲けさせることが目的としか思えない、あまりに愚劣な強制検診は、1960年前後から約40年毎年続けられた。
私もその被害者の一人だ。
1960年代、当初の結核検診は、「間接撮影」によるもので、その被曝量は、実に30ミリシーベルトに達したといわれている。これは、初潮期の少女たちの乳腺に発癌イニシエーションを与えるに十分すぎる被曝量である。
日本女性の乳ガンは、集団レントゲン検診イニシエーションによって、潜伏期間である10年を過ぎたあたりから、ものすごい勢いで増え始めた。
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6021760.html
戦後、広島長崎の被曝者を調査してきた米軍ABCCと後継機関である放影研は、初潮期に乳腺に被曝すると、乳ガン発生リスクが飛躍的に高まることを発表している。
https://www.asahi.com/articles/ASLBH52RHLBHPITB00T.html
児童結核強制レントゲン検診が発見した結核患者の大部分は、レントゲンではなく、他の顕在化症状で発見されているが、強制検診は、十数年後に、ものすごい数の乳癌患者、死者を生み出しているのである。
現在、大人の胃がんCTスキャナー検診を行っている主体も、実は、放射線検診協会であり、つまり731部隊の後裔である。
それも、児童集団検診と同じ問題を抱えていて、CTスキャン一回あたりの被曝量が20〜30ミリシーベルトであり、いったい、どれほどの発癌イニシエーションを提供し、癌患者を発生させているのか分からない。
検診は、ガンを発見し治療することには役立たず、被曝によってガンを作り出すことのみに役立っているといっていい。
この問題も、背後に厚生省医官の731部隊人脈が関与していると考えてよいと思う。
731部隊は、京大医学部出身の石井四郎が、自分の地元である千葉県芝山町加茂地区の青年たちを集めて部隊を結成したので「加茂部隊」と呼ばれた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E4%BA%95%E5%9B%9B%E9%83%8E
その後、全国の六大学医学部の優秀な学生を送り込んだ。731部隊の結成には、当時の満州国トップだった岸信介が深く関わっているといわれる。敗戦後、731部隊員を戦犯指定から外して彼らを守ったのも岸信介だったといわれる。
岸信介は、もう一人、家族に等しい盟友である里見甫という人物がいて、彼が日本軍の軍事資金を麻薬密売によって支えたといわれている。
石井四郎と里見甫は、南北朝時代からの里見氏の同じ末裔だといわれ、親しかった可能性が強い。
つまり、岸信介と里見甫、石井四郎は一心同体だった可能性が強い。
731部隊の三首脳、石井四郎、北野政次、内藤良一の関係については、まだ解明されていない。たぶん、何か特別の縁があったと思われるが、まだこれからの課題だ。
私は、成田空港建設時に、この芝山加茂地区が予定地に含まれ、消失させられるはずだったことで、もしかしたら、それは731部隊の痕跡を歴史から消し去る目的が含まれていたのではないかと考えた。
私も何回か三里塚闘争に参加したのだが、当時の石井行動隊長もまた、加茂地区で石井四郎の縁戚だった可能性が強い。
三里塚芝山地区は、石井四郎と深い関係を持っていて、成田空港建設に特別な意味があったと考えるのは私だけだろうか?
本当のところ、福島第一原発事故の被曝で何が起きているのか? その6 放射線誘発癌
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828356.html
岡田晴恵教授の告発と731部隊 2020年03月02日
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827631.html
京都大学と石井四郎 2021年02月22日
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827371.html

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