市川海老蔵の妻、小林麻央が2017年6月に乳ガンで死亡してから、すでに6年が過ぎた。
　私は、彼女の死について、誰も語ろうとしない真実が隠され続けていることが許せない。なぜ、若い母親だった彼女が乳ガンで死ななければならなかったのか？

　https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%9E%97%E9%BA%BB%E5%A4%AE

　 私の母は新潟市出身だが、一家は長岡から新潟に移住したので、まあ長岡・小千谷市圏がルーツになる。両市は普通、一つの地域と認識されている。有名な美人の産地であるとともに、屈指の高IQ地域ともいわれる。
　小林麻央は、小千谷市の出身である。後に埼玉県などにも転居したと書いているのだが、具体的なことまでは分からない。

しかし、少女時代、かなりの期間、小千谷市に住んでいたと思われるので、それを前提に考えることにする。
　長岡・小千谷市圏出身の有名人を見ると、アナウンサーと学者が非常に多い。櫻井よしこもその一人だ。

1990年ころだと思うが、私が新潟の親戚を訪れた帰路、車にRDANというGM計を載せていたのだが、朝の6時頃、柏崎付近に来ると、突然アラームが鳴り始めた。
　普段は毎分10カウント前後だったはずが、突然、50カウントを超える値を示していて驚いた。
　そこは、柏崎原発から数キロの距離の国道上だった。
　驚いてGM計を見つめたが、数倍のカウントがかなり長時間続いたことを記憶している。

　当時は、世界最大の東電柏崎原発がフル稼働していた時代だ。柏崎原発はBWR（沸騰水型）だが、この形式は、80気圧（約300度）の炉心一時冷却水を熱交換器で二次冷却水（スチーム）を作って、タービン建屋に送って発電機を回す仕組みだ。蒸気機関と同じメカニズムである。

　原子炉は、核燃料ユニットが80気圧沸騰水に浸っているのだが、核燃料被覆管ジルカロイの厚みが2ミリしかないため、長期の運用でピンホールやクラックができて、相放射能に相当汚染される。それが、安全弁からタンクで貯蔵され、ときどき外部に放出されることもある。
　また熱交換器の厚みも2ミリしかないので、やはりピンホールなどから二次冷却水側に放射能が移動する。放射能汚染のない二次冷却水などありえないのだ。

　柏崎原発付近で早朝に、私のガンマ線測定器の値が上昇した理由は、原発が月に数回、タンクにためた希ガス類の含まれた汚染気体を、環境に放出するからだっただろう。
　早朝に放出を行うのは、陸地が冷えている朝、気圧が上がって海に向かう風が吹くためと思われる。
　しかし、このことが逆転層などによって、かえって人の住む地表に放射能を送り込む結果となるのだ。

　含まれている希ガス放射能は、おそらくだが、クリプトン85、キセノン133、ヨウ素131が大半を占めているはずだ。このうちガンマ線を放出するのはヨウ素131で、365KeVの人体が容易に吸収しやすい危険なエネルギーを持っている。
　これらを呼気から被曝すると、白血病や乳ガン、甲状腺ガン、前立腺ガンなどのイニシエータとなることが知られている。

　原発の冷却水は、一次、二次ともに放射能汚染が避けられない。二次冷却水（スチーム）は、タービンを回して、すぐに巨大な煙突から大気放出される。
　 だから、諸外国のBWRには、必ず径20ｍもある巨大な煙突が設置されているし、日本でもBWRは巨大煙突がついている。

　柏崎や浜岡の原発煙突が100ｍ級の大煙突である理由は、含まれている放射能を遠方に拡散希釈する目的なのだが、土地の地形によっては、拡散せずに一定の地域に収束してしまうことがある。
　そんな原発放出スチームの収束地域では、放射能被曝による障害が発生する可能性が大きくなる。地域の心筋梗塞死亡率が飛び抜けて高くなってしまうのだ。
　これについては、私がGDFREAKを元に全国を調査したデータを公表した。

　再掲　原子力発電は事故を起こさなくとも日本人を殺戮している　その4　中部
　http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828333.html

　画像は削除されてしまうため、私の個人レンタルサイトに転載している。
　http://tokaiama.minim.ne.jp/genpatu/gensatu44.html



　
















　柏崎原発の放出した放射能で、心筋梗塞死亡が増えている地域は上のとおり。海岸線の出雲崎の249％、見附の258％（日本平均からの乖離）が目立っている。
　湯沢や野沢温泉については、実は福島第一原発からの放射能気流が通過する地域であることが後に分かった。
　問題の小千谷市、長岡市は165％、173％と高い。

　小林麻央は、1982年生まれだ。まるで麻央の成長に合わせるように、柏崎原発は、1985年に営業運転を開始した。つまり、3歳から柏崎原発放射能汚染の影響を受け始めたことになる。
　https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%8F%E5%B4%8E%E5%88%88%E7%BE%BD%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80

　1997年には、7号機が運転を開始し、世界最大の原発となった。
　この間の具体的な汚染状況は、東電が徹底的に隠蔽しているので、事故などによって、どれほど環境汚染を起こしたか、はっきりしたことが分からない。
　しかし、東電柏崎原発の姿勢が、原子力規制委員会も呆れ果てるほど、杜撰でデタラメなものだったことは、たくさん報道されている。

　ずさんな管理「柏崎刈羽に固有の問題」　原子力規制委　2022年4月27日
　https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA26DEW0W2A420C2000000/

　東京電力株式会社の不正問題・データ改ざん問題の概要と対応　柏崎市
　https://www.city.kashiwazaki.lg.jp/soshikiichiran/kikikanribu/bosai_genshiryokuka/1/11/7431.html

　さて、小林麻央が小千谷市に住んでいた頃、柏崎周辺で何が起きていたのか？
　女性の白血病発症率が全国一になったことが明らかにされている。

　柏崎原発周辺では、女性の白血病発症率が全国平均の2倍に達している。
　https://blogs.yahoo.co.jp/ht_sue/30484823.html（削除されたようだ。東電はこの種の危険情報を片っ端から削除させている）

　放射能汚染の影響は、女性の場合、乳ガンを引き起こすことが知られている。
　最初に明らかになったのは、1986年のチェルノブイリ事故によって、北海道、東北北部が飛来したセシウムXやヨウ素131などに汚染され、潜伏期間の10年後に、とんでもない乳ガン死亡の激増を起こした。
　
　乳癌発生は、放射線被曝にもっとも強い影響を受ける　2022年02月23日
　http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5897004.html

　アーネストスタングラス博士は、全米の原発と乳ガン発生の相関関係を研究し、論文にまとめた。
　https://fujiwaratoshikazu.com/2011disaster/index.html

　非常に重要な論文なので、ぜひ上のリンクを読んでいただきたい。
　【「統計学者グールド氏は全米3,053郡の40年間の乳がん死亡者を調査した。1,319郡（43％）において増加し、必ずしも一律の増加ではなく地域差のあることが判明した。
　乳がんの死亡者が増加している1,319郡の所在地は、原子炉から100マイル（160km）以内であることがデータからの分析結果であった。すなわち原発事故（現在でも多量の放射線を放出している福島原発）ではなく日常運転している原発から出る放射能が関連していると考えるのが妥当との結論であった。」】

　そして、2018年に公開された放影研論文に、もの凄く重要なものが含まれていた。
　実は、13〜17歳の初経時に被曝させられた少女たちに乳ガンが発生する確率が極めて高くなっていたというものだ。

　【放影研は１９５８年以降、被爆者と非被爆者計約１２万人を追跡調査しており、この日、２００９年までに乳がんを発症した女性について、被曝（ひばく）線量や初経年齢のデータを分析した結果を発表。
　例えば、１５歳で初経を迎え３０歳で被爆した人の乳がんリスクは非被爆者に比べて７０歳時点で２・０倍だったが、初経が１５歳で同年齢で被爆した人は２・４倍に上ったという。】

　　原爆で被爆、初経に近いほど乳がんリスク　日米共同調査　宮崎園子2018年10月16日
　https://www.asahi.com/articles/ASLBH52RHLBHPITB00T.html

　小林麻央が小千谷市に住んで、15歳で初経を迎えたとすれば、1997年頃だが、この年、柏崎原発は7号機が稼働し、世界最大の原発になった。
　もしも小林麻央が、この頃、小千谷市に住んでいたとしたら、乳ガンのイニシエーションを受けていたことを疑う必要がある。

　だが、イニシエーションを受けたからといって必ずしも発癌に至るわけではない。
　問題は、癌の種をを成長させるプロモーションだ。
　だが、歌舞伎界は、2011年の福島第一原発事故後も、太平洋の放射能汚染高級魚がファンやタニマチから大量に提供され続けた可能性がある。
　だから、私は、大相撲などスポーツ選手に被曝の危険があると何度も書いた。
　 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6081386.html

　フクイチ事故後、暴力団漁師が大挙して、福島沿岸に押し寄せ、漁獲禁止の汚染魚を漁獲して、秘密裏に市場に卸していたという情報がたくさんある。
　そんな高級魚＝汚染魚が、芸能界やスポーツ界に贈答品として提供されていたのだ。　だから、私は小林麻央の乳ガンの一報を聞いて、すぐに福島の高級魚を連想した。

　乳ガンの原因は多様であり、小林麻央が放射能によって発症したと断定できる情報はないのだが、上に挙げた一連の情報から、東電柏崎原発の放出放射能やフクイチ事故汚染が極めて疑わしい。
　それを証明できるのは、人口動態統計なのだが、厚労省は、乳ガンの情報を隠してしまっている。
　藤江成光氏や宮沢孝之氏らが、それをほじくり返して、公開してくれているのだが、残念ながら放射能汚染との関係について触れていない。
　http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6073083.html

　私は、政府が隠蔽しているが、柏崎市周辺で、柏崎原発の放出放射能によって必ず乳ガンをはじめ、癌や白血病の激増が起きていると確信している。
　これは、地域の保健所などの情報を草の根で探し出し、整理して真実を導き出す必要がある。

　もうすぐ、自民党政権は柏崎原発の全面再稼働を公表している。
　再び、小林麻央の悲劇が大量に起きると、警戒し、再稼働を許さない運動と、原発と乳ガンの関係について、たくさんの人が理解してくれることを望む。


　追記　読み直したらPWRとBWRを混同していたことに気づいた。老人ボケだ。

　初期のBWRは一次冷却水がそのままタービンに送られ、復水して循環していた

　一部のBWRでは熱交換するタイプもあると思うが

　申し訳ない。間違ってました　m(_ _)m