イランは、10月28日にイスラエルに向けて4000発のミサイルを発射すると表明したが、11月2日現在、それが行われた情報は確認できない。
 https://x.com/naziakhan455/status/1850823887920979994
 
それに、イランの主力兵器は、ミサイルよりも、むしろドローンであって、中国と共に世界の主要生産国になっている。
 現在、イラン製ドローンは、数千機がロシアに輸出され、ウクライナ攻撃の主力になっている。
 ドローンは、超低空飛行のGPS自律プログラムによって、イスラエルの防空迎撃システムを突破できる可能性がある。(民家の屋根すれすれに飛べば、対空ミサイルを発射できない) だから、数千発のドローン攻撃になると考えられるのだが、まだイランがイスラエルにドローンを飛ばした情報を確認できない。
 
https://milirepo.sabatech.jp/the-shahed-136-an-iranian-suicide-drone-used-by-russia/
 
【ドローンの全長は3.5m、重量は200kgで、弾頭重量は40kg。自爆ドローンとしては割と大型になる。デルタ翼を採用した翼と胴体一体型の設計で、翼より先の機首は弾頭と誘導に必要な機器が納めらている。2枚羽のプロペラ翼で飛行するが、離陸時は専用のランチャーとロケットアシストにて加速させる必要がある。最高速度は185km、航続距離は定かではないが最大2000~2500km、少なくとも1000kmとされており、ロシア領内からキーウ、クリミアからオデーサを狙うには十分な航続距離を有している。飛行高度は60〜4,000m。エンジンは民生品で中国製のMado MD550を搭載。騒音が激しいため、数キロ先から接近が分かる。一般的なドローン同様、GPSなどの座標をもとに自律飛行が可能。遠隔操作の性能は不明だが、イラン製ということもあり、おそらく衛星通信は搭載していないので、数百km先のドローンを操作することは不可能と思われ、ウクライナを攻撃したドローンは完全にGPS誘導によるものだろう。】

 GPSを使って高度60mを1000Km飛行するなら、迎撃システムは無力に思える。ほぼ水平角度でドローンを攻撃することが、そのままイスラエル施設を攻撃することになるからだ。次にイランがイスラエルを攻撃するのは、このドローン4000発なのではないだろうか?

 イスラエルとイランは約1800Km離れているので、海上船舶からの攻撃になると思われるが、イスラエルの監視を逃れてドローン空母をイスラエルに接近させられるのかが問題だ。あるいは航続距離2000Kmのドローンも存在するかもしれない。
 太平洋戦争における米戦闘機マスタングの航続距離は、約400Km、このとき予備タンク搭載零戦の航続距離は3350Kmあった。予備タンク次第だ。

 もしも、そのドローンに積まれているものが、通常爆弾以外のものであったなら、イスラエルのダメージは計り知れないが、結局、イランが出渋っている本当の理由は、今月中旬に行われる大統領選挙を見ているのかもしれない。
 トランプは、ユダヤ教徒に改宗していて、ゴラン高原もトランプ高原と改名している。したがって、トランプ新大統領の初仕事は、イランへの核攻撃になるかもしれない。

 もしも、ハリス新大統領なら、バイデンほどイスラエルに有利な支援は行わず、内政に集中する可能性がある。ハリスが福音派やユダヤ教徒であるという報道は確認できないからだ。
 私個人の見解としては、トランプが福音派やユダヤ教徒の、堕胎犯罪化政策を全面廃止、撤回しない限り、アメリカの女性たちの支持によるハリス優位は動かないと考えている。
 もうアメリカ福音派には、かってのような強力な保守観念は成立できないと考える。時代は進み、女性の権利に対する意識が圧倒的に強くなっているので、福音派の堕胎犯罪化姿勢は、福音派内部の女性からも忌み嫌われていると考える。

 福音派やモルモン教徒、エホバ派、ユダヤ教徒らが依存する旧約聖書の戒律は、女性たちのキリングフィールドである。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6013067.html
 
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5846982.html

 イランが、女性たちへの圧政を続けている理由は、実は、同じように旧約聖書の愚かな戒律をイラン女性に押しつけることで、イラン政権はいらん! と女性たちに思わせるための、政権に入り込んだモサドの陰謀ではないだろうか?
 イラン政府や革命防衛隊に、大量のモサドスパイが入り込んでいるとの情報があった。(現在はすべて削除)

 もしも、トランプが当選したなら、ほぼ確実に、中東を巻き込んだ第三次世界大戦になるだろう。世界情勢に固唾を飲む毎日が続く。
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 昨日のブログ、「民衆の道徳的腐敗によって消え去ろうとしている中国」は、評判が悪かったみたいだ。自分としては自信があったのだが。
 実は、書き忘れていることがあった。中国人の「道徳的腐敗」の意味だ。

 中国人とは、どのような人々かについて、役に立つ記事があった。
  “周りは敵ばかり” 自分を優先する中国社会と中国人の生き方 山崎文博 2023年6月11日
 https://www.fnn.jp/articles/-/539116


中国の国民性の特徴 /日本人との性格の違いが分かります。2024 3/10
https://smile-rinalog.com/cyuuhokukokuminnsei/

https://kamiyamatomohiro.com/chinese-personality-matome/

 実は、あったはずの引用元を見つけられなかったのだが、中国人の特性として、権力を得るとカサに着て人間性が豹変するというものがあった。
 普段、ごく自然な優しい性格の人が、城管や警官、兵士になると、普段絶対にしないような苛酷な人当たりになるというものだ。
 権力的立場に立ったとたん、居丈高になって周囲を見下して、抑えつける残酷な性格を発揮するのだという。

 これは、たとえば、宋・明・清代の科挙に合格した官僚たちが、地位を得るとともに人間性が豹変して、極度に傲慢な人間性になるのが普通というのと同じだ。
 これは日本でも似ている。普通の穏やかで優しい人が、役人や警官になったとたんに権力を笠にきて居丈高になって、苛酷な人間性を見せることは珍しくもない。

 結局、このメカニズムは、儒教の序列洗脳によるもので、人間社会の地位序列に強いコンプレックスを抱いていると、自分が序列の高い地位にゆくと、とたんに周囲を見下して偉そうにするようになる。
 この傾向が世界で一番強いのが韓国・北朝鮮で、いつでも相対する人間に序列をつけていて、たとえば、相手が自分より学歴が下だと分かると、とたんに相手を見下し、嘲笑したり居丈高になったりする。

 ちょうどYouTubeの「スカッとシリーズ」に出てくる学歴マウント主義に立って嫌がらせを繰り返す傲慢な人たちは、日本人ならば、「こんな愚かな人がいるはずはない」と思うが、実は韓国では普通の姿で、だからナッツ姫や水かけババアが普通に登場するのだ。
 中国人も、韓国人ほどではないが、序列マウンド主義の人が多い。人間性よりも地位の序列が、人間の価値を定めると洗脳されている人が多いのである。

 前回書いた、中国社会の崩壊の本当の原因は、こうした儒教による序列主義からきているものだと思う。
 昨日のブログでは、このメカニズムを道徳的腐敗として、「中国滅亡の本当の理由」として書くつもりだった。
 だから、同じメカニズムで、「韓国・北朝鮮滅亡の本当理由」と言い換えてもよい。
 また「日本社会崩壊の本当の理由」と言ってもいいかもしれない。

 つまり、人間性ではなく、序列や地位で相手の価値を判断すると、結局国を滅ぼすことになると私は考えている。
 本当の地球社会に国境も国家も存在しない。イムジン河の歌詞に出てくるように、飛ぶ鳥に国境は存在しない。この地球には、人と大地しか実在しないのだ。
 地位や序列は虚構でしかない。

 ところが、この虚構を最大の価値と勘違いして人生を捧げる愚かな人たちが、国家をつくり、戦争を作り出している。また地位やセレブというウソの価値を作り出している。
 ちょうどグリム童話に出てくる「裸の王様の美しい衣服」に幻想を抱いている人が大半なのだ。だが、真実しか見えない子供には、そんな衣服は存在しないのである。

 真実だけが見える人が多ければ、人々はウソに欺されずに幸せになることができる。
 まさに、中国や韓国、北朝鮮という社会が今、大爆発を起こして瓦解しようとしている本当の理由は、そこに住む人々が、序列や地位、蓄財というありもしない虚構に欺されて、右往左往しながら彷徨っているからなのだ。

 ちなみに、日本社会は、安倍晋三が10%に上げた消費税のおかげで経済が沈滞し、多くの人々が貧しくなった。
 日本には大金持ちと貧乏人の二局しかいなくなった。これによって、虚構に惑わされて生きている人々も、特権階級のごく一部だけになった。
 この意味では非人道的な消費税値上げを行った安倍晋三に感謝しなければならないかもしれない。

 日本をダメにしたのは新自由主義を持ち込んだ竹中平蔵と、安倍晋三だが、貧しくなった我々には、小金を追ってセレブを夢見て、競争社会に埋没する人々が減ったのだ。
 みんな貧しくなれば、平等社会がやってくるからだ。

 しかし、序列地位を信奉するプーチンや習近平のような人物が独裁権力を持った虚構国家では、必ず、際限のない強欲が国を支配するようになる。二人とも、自分の人生の価値を上げるために、他国を侵略して、死ぬまで自分の権力を拡大しようとする。
 だから戦争が起きる。強欲な権力者は、世界を戦争に導くのである。

 ウルグアイのムヒカ元大統領のように私利私欲のない人がトップに立った国では、格差や差別が消え、序列も地位も消え、大金持ちも消えて、国民が一丸となって団結することができるようになる。人間が、何にも遮られることのない自分の能力を発揮できるのだ。
 だからムヒカが大統領になったとき、ウルグアイは小国ながらワールドカップの覇者となった。

 我々の求めるべき社会は、ムヒカのような人物が指導する社会である。
 https://www.youtube.com/watch?v=alipem6f93c&ab_channel=KADOKAWA%E6%98%A0%E7%94%BB