携帯スマホ電話の中継電磁波問題が最初に提起されたのは、前世紀末、すでに20年以上も前のことだ。今、残っている電磁波被害問題を探したが、大半が運営事業社からの圧力なのか削除されてしまっている。
 阿修羅掲示板に、十年以上前の文書が残っていた。かなり本質を突いている。
 
携帯電話基地局から放出される電磁波で耳鳴りや頭痛などの健康被害 半径200メートルは離れたい
http://www.asyura2.com/13/health16/msg/178.html
投稿者 てんさい 2013 年 10 月 19 日

 新住居を探していて、気に入ったところがあったが携帯基地局と思われるものの一番近いのが80メートルだった。100メートルは離れたいと思っていたが、以下の訴訟では主に200メートル以内の住民が提訴しているとのこと。だったらそのくらいは離れたい。
 都会には住めないな。人口が多いと携帯基地局が多く、今日見た物件からもあちこちの携帯基地局が見えた。
 
<電磁波訴訟>携帯基地局との因果関係認めず 地裁延岡支部  毎日新聞 2012年10月17日

 携帯電話基地局が発する電磁波で健康被害が出ているとして、宮崎県延岡市の住民らが携帯電話大手のKDDI(東京)を相手取り、基地局の稼働差し止めを求めた訴訟の判決が17日、宮崎地裁延岡支部であった。
 太田敬司裁判長は住民が訴える症状の発生は認めたが、「直ちにそれが電磁波による健康被害と認定することはできない」と述べ、請求を棄却した。住民が実際に健康被害が出ているとして起こした初の裁判でも、因果関係は認められなかった。

 太田裁判長は判決で、基地局設置後、住民の訴える耳鳴りや頭痛、鼻血などの症状が実際に出ていることは認めたが、その原因が基地局の電磁波かどうかは現時点で科学的な裏付けがないとした。
 原告側が提出した「電磁波による愁訴(症状)出現の可能性が高い」とする医師の診断所見も「問診のみが根拠」と医学的価値を否定。
 原告宅の電磁波計測の数値も国の基準値内で「異常な強度とはいえない」とし、「因果関係について医学的・科学的観点からの立証は不十分」と述べた。

 更に、判決は多くの住民に症状が出ているという事実から因果関係を推認できるかという点も検討したが、「電磁波への不安感が影響している可能性がある」として否定した。

 携帯電話基地局はKDDIが06年、延岡市大貫町の住宅街にある3階建てアパート屋上に建設し、同年10月末に稼働。その後、周辺住民が次々と耳鳴りや頭痛などの症状を訴え、主に基地局の半径200メートル内の住民ら30人が09年12月に提訴していた。【百武信幸、遠藤孝康】

 KDDIの話 国が定める法律および電波防護基準値を順守して弊社が本基地局を運用していることに対し、適切かつ妥当な司法判断が下されたものと受け止めている。
 徳田靖之・原告側弁護団長の話 全国に波及する結果の重大性におびえた臆病な判決。ただ、裁判所が初めて基地局周辺の健康被害(症状)の発生を認め、携帯電話会社をかなり追い込んだ。住民と相談し控訴したい。

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121017-00000064-mai-soci
 原告、主張認められず落胆 携帯基地局訴訟棄却
(2012年10月18日 読売新聞)

 延岡市大貫町の携帯電話基地局を巡る操業差し止め訴訟で、原告側の請求を棄却した17日の宮崎地裁延岡支部判決。原告の住民や弁護団は「住民の症状に真摯に向き合っていない判決で不当だ」と不満をあらわにした。

 太田敬司裁判長が請求を棄却する判決の主文を言い渡した瞬間、原告席に座った住民らは無言のまま肩を落とした。原告弁護団の弁護士は裁判所前で、「不当判決」と記した旗を厳しい表情で掲げた。

 閉廷後、延岡市中小企業振興センターで報告集会を開いた徳田靖之弁護団長は「裁判長は、住民の請求を認めると世界的に(携帯電話事業への)影響が極めて大きいと考えたのではないか。これだけ多くの健康被害を『思い込み』とするとは、怒り心頭に発する」と憤った。

 原告団長の岡田澄太さん(64)は「棄却されるなんて頭になかったので、判決を聞いてぼう然とした。あまりに短絡的な結論で、私たちの症状に正面から向き合おうとしていない」と批判した。

 報告集会に出席した原告の一人で、基地局から約10メートルの距離に住む建設業西本幸則さん(57)は耳鳴りなどに悩まされてきた。「私たちの症状は電磁波とは関係ないと言われてしまった。もう限界です」と疲れた表情で語った。
(2012年10月18日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20121017-OYT8T01640.htm
 と、他紙に比べ読売の記事がネット上では詳しく、現地で拾っているなと思ったら、これに先立つ記事もあり座布団2枚。
健康被害の発生争点 携帯基地局訴訟きょう判決
(2012年10月17日 読売新聞)

 携帯電話基地局から放出される電磁波で耳鳴りや頭痛などの健康被害を受けているとして、延岡市の住民30人がKDDI(東京)に基地局の操業差し止めを求めた訴訟の判決が17日、宮崎地裁延岡支部で言い渡される。電磁波による健康被害が実際に発生したかどうかが争点で、裁判所の判断が注目される。

 「キーンという金属音の耳鳴りがして、ひどい肩こりがあるんです」。原告団長の税理士岡田澄太さん(64)は判決を前に、こう訴える。自宅兼事務所から約45メートル離れたアパート屋上に基地局が設置されたのは2006年10月。間もなく妻洋子さん(59)が耳鳴りや動悸(どうき)を感じるようになり、自らも異常を覚え、約4キロ先に転居した。

 周辺では体調不良を訴える住民が相次ぎ、基地局撤去を求める約4100人の署名を市長に提出。住民26人が実際の健康被害を訴え、自覚症状のない4人は将来被害が出る恐れがあるとして、09年に提訴した。

 訴訟で住民側は、岡田さん夫婦ら3人について、「電磁波による愁訴の出現(症状)の可能性が高い」との医師の所見書を提出。「健康被害は日常生活が困難なほど深刻」と主張した。

 これに対し、KDDI側は「電磁波と健康被害の因果関係を示す科学的根拠が存在しないのは、国際専門機関の一致した結論」と指摘。「基地局の電磁波は国の電波防護指針よりはるかに低く、最大でも指針の226分の1に過ぎない。医師の所見も問診だけで判断している」と反論した。

 昨年5月には裁判官3人が現地視察を実施。過去の電磁波を巡る訴訟ではいずれも住民側が敗訴している。
(2012年10月17日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20121016-OYT8T01332.htm

 健康被害を訴える住民の声は届かなかった。延岡市大貫町の住民が携帯電話基地局の操業停止を求めた訴訟で、宮崎地裁延岡支部は17日、原告の請求を棄却する判決を言い渡した。「見えないムチは今後も続くのか」。原告の住民らは無念さをにじませた。

 「一縷(いちる)の望みを託した司法が、暴論を並べて請求を棄却した」。原告団長の税理士、岡田澄太(すみお)さん(64)は判決後の記者会見で、憤りをあらわにした。
 夫婦で耳鳴りや不眠に苦しむようになって6年がたつ。肩こりや動悸(どうき)もひどく、自宅にはいられない。ローンを抱えたまま、市内の実家、アパートと転々とした。基地局から40メートルの自宅兼事務所は、症状が出始めた直後から空き家のままだ。

 中略
■実態調査を
 《解説》 17日の宮崎地裁延岡支部の判決は、基地局の電磁波による健康被害は認めなかったものの、症状の存在を初めて認めた。国などは、住民たちの訴えをくみとり、実態と原因を調査していくべきだろう。
 住民たちはこの6年間、実際に苦しみ続けてきた。「電磁波から逃れるために」と寝室の壁にアルミ板をはった住民もいる。判決はこうした点を根拠に症状の発生を認めた。

 一方、判決は「住民の中には」と限定しながら、「電磁波の健康への影響を意識したことから症状を重くとらえた可能性がある」などとして、健康被害との関係を認めなかった。ただ、この認定には「では、電磁波が原因で症状が出た人はいないといえるのか」という疑問は残る。多くの人に出た「鼻血」という他覚的な症状の原因にも判決はふれていない。

 電磁波と健康との関係は科学的にはまだ研究途上だ。そうした中、国内外で原告たちのような「電磁波過敏症」の症状を訴える人たちは増えており、症状の存在は世界保健機関(WHO)も認めている。国や携帯電話会社は「健康被害」の訴えをただ否定するのではなく、真摯(しんし)に向かうべき時がきているのではないか。(大畠正吾)
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 引用以上

 私は、アマチュア無線や放射線の取り扱いを通じて、電磁波被曝の恐ろしさを学んだ時期があった。自分で自作した無線機で、周囲にインターフェアという受信障害を与えてしまった経験もある。
 電磁波と放射線は実は同じ光の成分であり、波長が異なるだけだ。波長が長いと電磁波、普通は赤外線や光、極短いと放射線(X線・ガンマ線)ということになる。

 だから、携帯基地局の中継波による問題は電磁波被曝問題と捉えて間違っていない。 私が初めて携帯を購入したのは1990年頃で、IDOだったのが、やがてAUに変わった。
 前世紀の周波数は、アナログの300MHz帯などが使われていて、市販の受信機で、盗聴することができた。私は中日落合監督と山本の会話を聞いたことがある。
 この周波数での健康被害問題は、ほぼ聞いたことがない。

 その後、周波数帯不足により、700MHzやギガヘルツ帯が使われるようになり、いまの5Gでは28ギガヘルツという、どちらかといえば光に近い周波数が使われるようになった。これは、かなり人体に対して破壊的なストレスを与える性質を持っているといわれる。
 https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/review/1225018.html

 「5Gの電波」は人体に悪影響がある? 専門家が出した結論
 https://wired.jp/2020/01/09/worried-5g-health-effects-dont-be/

 問題は、基地局間を結ぶ中継波なのだ。これは送信エネルギーもKW級なのでひどく生活環境への影響が大きい。ネットには0.7〜2.7ギガヘルツと書かれている。
 アマチュア無線では、1200MHz帯などギガヘルツ級のライセンスは、わずか1Wまでと制限があった。理由は、直接目に当たると視力に影響を及ぼすといわれたからだ。
 430MHz帯ですら、基地局以外で運用するときは50Wまでしか許可が下りなかった。

 2.7ギガヘルツの電波が1KW以上の出力で中継に使われているとすれば、散乱波ですら半端なものではない。延岡携帯電磁波訴訟で述べられている、耳鳴り、頭痛や鼻血などの健康被害は間違いなく出ているはずだ。
 それより、私はアマ無線ギガ波で言われていた「目への障害」を心配している。目への電磁波被曝は白内障を引き起こす疑いがあるのだ。

 実は、私の千葉市花見川区の友人宅も、目の前60mほどの地点に中継電波塔が建設運用されてから、異常を訴えるようになった。延岡とまったく同じ症状だ。
 電磁波は距離の二乗減衰法則があるが、まさか60m離れても健康被害が起きるとすれば、50m以内だったなら、発癌プロモーションだってありうる話だ。
 私は、ネットで探して電磁波遮蔽クロスを壁に貼るよう勧めたが高価だ。
 代わりに、5ミリメッシュ程度の金網を貼って、地面にアースしてもいいはずだ。

 国は、携帯スマホの通信事業が、あまりにも巨大に成長したため、これを抑制する法的規制に恐ろしく臆病になっている。
 先の延岡裁判でも、住民側を勝訴させる可能性のある裁判長をすげ替えてしまった。

 2014年09月19日 携帯電話の基地局問題 携帯基地局のマイクロ波による健康被害を問う延岡大貫訴訟が結審、不自然な裁判長交代劇の背景に何が?
 http://www.kokusyo.jp/phone/6499/

 国と通信事業界は、どんな汚い手を使っても通信権益を守ろうとしている。住民の健康被害を存在しない空想にすぎないと決めつけて圧殺しようとしている。
 次に、同じ阿修羅掲示板に掲載されている幼稚園での健康被害をとりあげる。

 基地局からの強い電磁波の影響で園児たちに鼻血続出 全国初の電磁波条例を制定した宮崎県・小林市 (ルパン小僧)魑魅魍魎男 2024 年 11 月 19 日 
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/279.html

 https://x.com/kuu331108/status/1760660335110115763
(ルパン小僧 kuu222) 動画 1分9秒
 強い電磁波の影響で、幼児たちに鼻血続出 全国初の電磁波条例を勝ち取った話
知ってましたか??

 宮崎県小林市のとある保育園での出来事。
 この保育園である時期(2011年ごろ)から園児たちの鼻血が続出したそうです。
「何かおかしい」と思った保育園では「鼻血表」なるものを作成し、記録を取り始めました。その結果、のべ35名もの園児が次々と原因不明の鼻血を出していることがわかりました。園と保護者が専門家に依頼して、原因追求を始めたそうです。

 その結果・・・
 園児や職員が、強い電磁放射線にさらされていることが判明。 保育園からわずか56mしか離れていないところにKDDIの基地局、さらに120mの近距離にNTTドコモの基地局が設置されていました。(著者の船瀬さんも実際、この保育園を訪問した)

 鼻血は小児がんや白血病の前ぶれ。未来ある子供たちに危険がせまってたんですね。すぐに電磁波から園児をまもるために、ドイツから取り寄せた遮断フィルムを窓に貼るなどの対策を行い、現在室内に関しては電磁放射線は無くなっているとのこと。(今も保育園あるのかな?外では遊べないよなぁ・・・)

 その後、この小林市では園長はじめ、市民が「電磁波条例」の請求をする市民運動をはじめ、小林市の議会で可決!全国初の電磁波条例を勝ち取ったそうです。
 https://www.instagram.com/p/C3pjm8opifb/
------(引用ここまで)-------------------------------------------

 「幼児たちに鼻血続出・・・ 」 (養生ラボモクレン「養生虎の巻」  2020/12/12)
https://note.com/youjoulab/n/n56b87a48d0b2?sub_rt=share_b

 「膠芽腫などを発症させる5Gは有害である (ロバート・ケネディJr / ShortShort News訳)」
 http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/278.html

 「横浜の保育園 白血病2人に続き3人目が再生不良性貧血 偶然に起きる確率は
10万分の1以下 即、市外へ転園・転校すべき」 (拙稿 2019/6/4)
http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/602.html  
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引用以上

 携帯スマホ通信の事業規模は、今や10兆円を大きく超えている日本でも有数の産業となっている。
 これが「電磁波健康被害」を法的に認定されて電波発信の差し止め措置などされたなら、その利益損失は、ちょっと想像もできない規模になる。
 その直後から、日本の産業が止まってしまう可能性もある。

 原発事業と同じで、あまりにもスケールの大きな権益事業に対して、裁判所は及び腰であり、健康被害の訴えを認める判決でも出たなら、とんでもないことになると震えて、延岡訴訟でも企業権益を絶対視する裁判長に交代させ、住民敗訴判決を出した。
 その次に引用した、宮崎県小林市の保育園の園児鼻血訴訟では、裁判所司令部(最高裁事務局)が見落としたのか、電磁波条例の成立をさせてしまった。

 これも業界にとって足枷となる可能性があり、ひっくり返されるかもしれない。
 電磁波のような「科学の進歩、成果」というものは、実は、かなり危険な副作用を伴うものだ。私も自分で製作に関わってみて思い知らされることがあった。
 何せ、アマチュア無線のアンテナを自作していて、電源をつながないのにアンテナで感電したことがあるのだから。

 弁証法は、一つの成果は、必ず裏側に負の成果も生み出すことを示している。
 良いことがあれば、必ず悪いことも同時に成立するのだ。
 だから、便利になることの意味は、新たな不便を作り出す意味を持っている。宇宙は必ずバランスを求めるのである。それを前提に考えれば、新たな不便を作り出すことで反対側に大きな利益が得られるという発想があってもいいはずだが、そのことに気づいている人を私はほとんど見たことがない。

 5Gシステムは生活を改善しない 2021年10月24日
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5852868.html