放射能汚染された食品がフリマサイトで「野放し」…突き止めた阿部浩美さん 体が不自由になっても測定を続ける 東京新聞 2025年1月26日
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/381815

 3年前に脳出血で倒れ、手脚にマヒが残る。不自由な体を押して、福島市の阿部浩美さん(54)は、市民測定室NPO法人みんなのデータサイト福島ラボに通い続ける。東京電力福島第1原発事故後の食品の放射能汚染を調べ、情報発信するために。父の死にも直面し、折れかけた心と体を「事故影響の実態を明らかにし、警鐘を鳴らしたい」との思いが支えている。(大野孝志)

 ◆100件中28件で食品基準値を超える放射性セシウムを検出
 障害者手帳には左手脚の「機能全廃」。自宅から市内にあるラボまでは電車で通う。駅からラボまでは、つえを突いて坂道を上り下りしながら20分ほどの道のり。ラボではパソコンを右手だけで操作し、測定値をまとめる。検体を詰める容器の開閉などできないことはスタッフが手伝う。

 昨秋は3年ぶりに、フリーマーケットサイトに出品されていた野生のキノコを購入して測った。100件中28件で食品基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムを検出した。「国の抜き打ち検査の頻度を上げる必要がある」

 ◆ラボに1人きりの中、倒れて1日半
 2022年1月4日、ラボ前の雪かきをしようと出勤した。正月休みで他に誰もいない。雪かきの後、ラボで1人、パソコンでメールをチェックしていた。
 猛烈に眠い。午後4時すぎ、帰ろうと立ち上がると、バランスを崩してあおむけに倒れた。体に力が入らず、起き上がれない。誰かに知らせたくても、机上のスマートフォンに手が届かない。「どうしたんだ」。天井を見つめ、そう思った後の記憶がない。

 1日半後、出勤したスタッフに発見され、救急車で運ばれた。入院3日後に、自分が病院にいると気付いた。脳の右被殻出血だった。「車いす生活か」。リハビリを含め、5月下旬まで入院。入れ替わるように、がんを患っていた父が入院し、7月に亡くなった。「勘弁してくれ」

 ◆「気になるなら帰ったら?」の言葉に帰郷を決意
 福島の高校を卒業し東京の専門学校を出て、アニメを作っていた。有名作品にもかかわり、徹夜は当たり前の生活を東京で約20年。過労でうつ状態が1年続き、服薬もしていた。直後に起きた原発事故。その深刻さと、放射能汚染を明らかにしようとする人々を非難するような知人の態度に、また心が悲鳴を上げた。

 「気になるなら帰ったら?」という専門学校の同級生の言葉で帰郷した。劣悪な労働環境のアニメ業界に「もう戻れない」と感じた。原発事故で「アニメどころじゃない」とも思った。
 2011年夏、福島市内で聴いた原発事故関連の講演会で、会の世話人だった中学の同級生から「市民で運営する放射能測定所の専従者を探している」と言われた。「オレ、やる」と手を挙げ、認定NPO法人「ふくしま30年プロジェクト」で10年余り測定活動の中心を担った。

 ◆「危険性を、広く知らせなくては」
 だが、脳出血で倒れた後は気がめいり、ラボに顔を出しても何も手に付かない日が続いた。法人の活動も止まり、自分から切り出して解散した。「みんなのデータサイト」に測定器や建物を移籍、ラボは同じ場所で存続した。活力が出てきたのは、この1年。「1人で移動できるようになったのが大きい」と話す。

 体が不自由になっても測定を続けるのは「放射能汚染の実態を明らかにしたいから」。フリマサイトで野生キノコを売っていた山形市内の出品者は、基準値超のセシウムが検出されて保健所から採取地の問い合わせを受けても、応じないまま大量に売り続けていた。「野放し状態だ。規制が甘いのではないかという疑問も強い。汚染された物を食べれば内部被ばくにつながるという危険性を、広く知らせなくてはいけない」
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 引用以上

野生キノコのセシウム汚染の実態調査 2023年秋 福島県飯舘村 東京新聞
 https://www.youtube.com/watch?v=5J1tioBBOX0

 野生キノコのセシウム汚染の実態調査 2024年秋 福島県飯舘村
 https://www.youtube.com/watch?v=sttX-GkNkPc

 ほとんどの日本人が、2011年3月の福島第一原発事故から丸14年間を経て、放射能問題は、ほとんど解決していると勘違いしている。
 理由は、メディアが一切報道しないからで、限られた東京新聞などの一部メディアだけが、上のYouTubeコンテンツなどで実態を伝えている。

 その東京新聞も、昨年末で原発事故報道セクションが消えてしまった。
 おそらく東京新聞に、原発広告の85%を支配する電通が、広告配信を通じて報道させないよう、強烈な圧力をかけているにちがいない。

 大多数の日本国民が、完全に間違った知識を教え込まれて、「フクイチ事故は過去のもの」と思い込まされているのだが、実際には全然違う。
 東京電力が環境に放出した放射能は、70%以上が、そのまま残っている。

 以下のサイトで、放射能が、事故時からどれだけ減衰したのか知ることができる。
 https://keisan.casio.jp/exec/system/1300878071

 代表的な長寿命核種であるセシウム137は、事故時を100%とすると、2025年1月現在、72%が残存している。ストロンチウム90も、ほぼ同じ。1000分の1以下になるには約300年間を要するのである。
 核燃料(3号機のMOX燃料)のプルトニウム239に至っては、2000年後でも94%残っている。それが、ほぼ消えるには200万年以上を必要とする。
 「福島が安全になった」と言うのは真っ赤なウソである。原発メルトダウン事故が起きたなら、人類は、永遠にそこに住むことができなくなるのだ。

 「福島が安全になった」と主張する国や福島県の根拠は、みかけの空間線量が下がって東京あたりと変わらなくなっているからという。
 確かに、かつて空間線量が100マイクロシーベルト毎時もあった飯舘村で、現在は1マイクロシーベルト以下に落ち着いている。福島市内でも0.2マイクロ以下になっている。東京では、0.1マイクロ程度だ。

 だが、その本当の理由は、汚染された住宅地の表土を「除染」と称して移動させたり、セシウム137がカリウムと同じ性質を持っているため、土壌を沈降してゼオライト成分などに吸着され、それがガンマ線を遮蔽しているからである。
 だいたい地表から20センチ程度に沈降しているので、その土壌遮蔽によって空間線量が下がったが、カリウムと同じということは、それを植物が栄養素として吸収することを意味している。

 カリウムを喜んで吸収する生物といえば、第一に真菌類(キノコ)であり、次に、芋類だ。それは土壌中のセシウムを選択的に吸収している。トマト・馬鈴薯などナス科も吸収量が多い。
 これら放射能汚染食材を食べると、体内で筋肉や循環器に分布し、病気を引き起こす。
 スポーツ選手は、筋や腱の断裂事故を起こしたりする。また、心筋梗塞、大動脈解離、脳梗塞など循環器系の病気も激増する。

相撲界は放射能汚染食材が集まりやすい環境なので、被害が大きかった。たとえば、今場所引退した照ノ富士は、福島県が汚染米を優勝褒賞として1トンを提供したことで、残酷な筋腱障害を引き起こした。
 汚染のひどかった茨城県の湖沼地帯である牛久市出身の稀勢の里も、地元後援会からの汚染食材の提供のせいか、筋断裂によって引退を余儀なくされた。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6081386.html
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6081128.html

 大谷翔平や清宮幸太郎も、放射能汚染の激しかった柏市に近い日ハム宿舎で、筋腱の故障に悩まされた。大リーグでの故障も、日ハム宿舎の食生活と関係しているかもしれない。彼は渡米して汚染食材から離れ、本来の力を取り戻した。
 
 本当に怖いのは、放射能汚染地帯に激発する乳癌で、フクイチ事故は、もの凄い数の乳癌を引き起こしているはずだ。
 おおむね、2011年の被曝から、平均10年の潜伏期間を経て2021年頃にピークを迎えるはずだが、ネット上を探しても、乳癌の年次発生数推移データが出てこない。

 乳癌学会のデータすら、2015年で止まっている。意図的な情報操作を感じる。
 以下には、チェルノブイリ事故から10年後に、秋田県などで乳癌が激発したグラフがある。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6021760.html

 放射能汚染と乳癌の関係を初めて明らかにしたのは、故アーネスト・スターングラス博士だ。
 https://dailyrootsfinder.com/nyugan/
  
 上のYouTubeコンテンツ=東京新聞「こちら原発取材班」の昨年2024年秋の採取データによれば、飯舘村のキノコ(アミタケ・コウタケ)は、測定1分でKgあたり1万ベクレルを超えている。 ほとんどが、長寿命核種であるセシウム137のものだが、驚いたことに、事故から14年後でも、セシウム134のピークまで見えている。
 セシウム134は、14年後の現在0.9%しかないので、普通の測定では出ない。しかしセシウム137が10000ベクレルKgだと、90ベクレルも出てくるから見える。

 Kgあたり10000ベクレルのセシウム137を食べたら何が起きるのか?
 セシウム137の物理半減期は約30年だが、生物体内での半減期は、10歳で40日、30歳で70日とされている。
 このコウタケ1Kg=10000ベクレルを食べた場合、実効線量が0.13ミリシーベルトだ。
 https://cnic.jp/knowledge/2597

ICRPの許容限度は、年間1ミリシーベルトなので、7.7Kgで年間許容量を突破する。実はICRPは原子力産業を守るための組織なので、信頼のおけるのはECRRの基準だ。
 ECRR許容量は、ICRP許容量の10分の1なので、実は、わずか1Kgで許容量を突破している。
 https://www.acsir.org/info.php?ECRR-2010-Q-A-12

 まあ、秋口にキノコが大量発生して、毎日食べていれば、数日程度でECRR許容量を突破する内部被曝を受けることになる。
 その先には、10〜40年の潜伏期間を経て発癌が待っている。
 子供の潜伏期間は半分程度といわれるし、心筋梗塞など循環器障害は、数十日後に発症する可能性がある。

 だから、冒頭に紹介した放射能汚染地帯のフリーマーケットで、野放しに売られている真菌類(キノコ・酵母)や芋類の食材は、ものすごく危険なものだ。
 福島県は、放射能汚染があっても一切公表しない姿勢で、測定結果の捏造、安全デマ専門の自治体である。

 また、「食べて福島を応援する」と主張している人が、どんな目に遭うかといえば、我孫子市に住んでいた大塚アナウンサーの白血病どころの騒ぎではない。
 
 めげ猫タマの日記より 「 福島産、食べて応援、あの世行き」 2022年01月29日
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5887973.html
 
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-4968.html

 放射能の恐ろしさを知りもしないで、原発をヨイショする堀江貴文君には、ぜひとも飯舘村産、コウタケを食べてもらいたいものだ。
https://www.youtube.com/watch?v=SHWn6A-VXa8