森永卓郎が、日航元CA青山透子氏の著書を受けて日航123便の真の事故原因について「自衛隊のファントム戦闘機が、オレンジ色の模擬ミサイルを123便に発射し、尾翼が破損して墜落した」という説を指摘してきた。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6152106.html

 これに対して、日航のベテラン機長、杉江弘氏が、「それはデマだ、発表どおりの墜落原因だ」と反論している。
  元JAL機長が語る日航機墜落事故の真相/中曽根総理が見●した乗客520名 米国救助拒否/「自衛隊が犯人」デマ拡散/杉江弘
 https://www.youtube.com/watch?v=CQDwTl2GUpg&t=2023s

 青山透子氏の、模擬ミサイル誤射説を裏付けるのは、上野村の小学生たちが、「123便の尾翼にオレンジ色の物体が刺さっているのを見た」
 という証言と、墜落現場に存在しないはずの「ベンゼン環」(ジェット燃料はケロシンなのでありえない)が発見されたこと。これが火炎放射器の使用の証拠になっているという指摘である。
 さらに、相模湾に尾翼などの部品が落ちているのに、なぜか政府は回収しないなどの問題がある。

 杉江氏は、上野村の子供たちの証言(17分あたり)について、「上野村の小学生が、123便の後、ファントムが2機追尾していた」という子供の証言があるとし、撃墜説の根拠は、これだけしかない。
 と語っているが、青山・森永は「オレンジ色の物体が123便に刺さっていることを見た」と書いているのに、これについて、まったく触れていない。

 目撃証言は、過去の航空機事故でも、かなり間違っていることが多い。百里基地から19時4分に発進したファントムが捜索に向かっている。(123便の墜落時間は18時56分)
 だから、墜落の後に飛んでいったファントムを子供たちが見たものだ。
  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%88%AA%E7%A9%BA123%E4%BE%BF%E5%A2%9C%E8%90%BD%E4%BA%8B%E6%95%85
 
ところが、これが事実なら、とんでもない問題が出てくる。
 19時15分に、C130米軍輸送機が、墜落現場を確認し、旋回飛行を行い横田基地に伝えている。もちろん、このとき日本政府にも伝達されているはずだ。
 これを受けて、百里基地の救援ヘリが、20時42分に現場を確認した。

 21時5分、第二次救援隊が現場に到着したが、なぜか入間基地に帰還してしまった。ラッペリングも不能との判断だった。5時の夜明けを迎えても飛び立たず、6時半にようやく入間を飛び立って現地に向かった。
 どうして待機し続けたのか? どうしてラッペリング降下ができなかったのか謎が多い。

 このとき、陸自第一空挺師団(レンジャー部隊)がラッペリング降下するので、他のヘリは現場を退去せよという不可解な指令があった。
 このとき、レンジャー部隊が実際に降下したのは翌朝、9時頃だった。これも非常に不可解だ。(高度差50m程度のラッペルは、クライミング経験のある私でも普通に可能だ)
 青山透子氏は、朝の2時間に、レンジャーが火炎放射器で、生き残った乗客もろとも、証拠を隠滅したことを示唆している。

 上野村消防団が6時半に出発して、10時30分ころに菅の沢に現着し、川上慶子さんらの生存者を発見している。
 彼女らは後部が分離して激しく燃焼した前部から600mほど離れていて、これで焼き払いによる証拠隠滅されずにすんだと青山氏は推定している。

 123便捜索隊は、事故から11時間後の翌朝まで現場に到着できなかった、その間、NHKはじめテレビの報道も墜落位置を特定できず、米軍や自衛隊先遣隊が墜落からわずか15分後に現地を特定していたのに、なぜ救援隊やメディアは、翌朝まで特定できなかったのか?
 これは明らかに、日本政府の関係者が情報隠蔽を行ったことを示している。

 なぜ、日本政府は墜落情報、現場を隠蔽しようとしたのか?
 それは、墜落翌朝の第一空挺師団の行動に、秘密が隠されているように思える。
 習志野レンジャー部隊は、すでに早朝から現着し、火炎放射器で現場を焼き払い、墜落の証拠を始末しようとしたのではないのか?
 でなければ、11時間の捜索空白の謎が解明できない。何か、絶対に見られてはならないものがあったのだ。

 墜落前に、上野村の子供たちは「オレンジ色の何かが尾翼に突き刺さった123便」を目撃している。この証言について、杉江弘元機長は、「子供だから見間違うのは当然」と決めつけている。
 私には逆に思える。子供は大人の数倍の感受性で、見たものを記憶しているのだ。
 むしろ、大人より証言の確度が高いと思うべきではないのか?

 二機のファントムが追尾していた目撃情報についても、むしろ7時2分百里基地出発情報の方が間違っていて、墜落前に本当に追尾していたのではないか?
 そして、オレンジ色の模擬ミサイルを発射したのを誰も目撃していないのだから、犯人は自衛隊機とは限らない。米軍機の可能性もある。

 さらに、こんな救援の異常な遅延が、もしも指令だとすれば、それは中曽根康弘首相の謀慮以外にありえない。
 中曽根康弘は、「この事件は墓場まで持って行く」と何一つ語ることなく、2019年に100歳で死んで、本当に墓場に隠してしまった。
 杉江弘氏の説明では、こうした一連の不可解な異常が理解できないのだ。
 上野村の子供たちが、「事実を見誤った」と決めつけた杉江氏の方に問題があるとしか思えない。

 とりわけ、墜落現場で、後発隊に対する銃撃があったとNHKが報道したこと(直後に訂正)と、後発隊の4名が現場で首吊り自殺した写真が残っていることの説明が、まったくつかないのだ。
 https://note.com/cozylaw/n/nce71aa6dc0d2
 https://note.com/illuyankas/n/n36713ada175b
 https://koei-group.net/syakai/12651/
 https://vybzscope.com/2021/02/12/post-14942/