昨年来、トランプの再登場に幻想を抱いていることを公言する言論人がネット上にも多数いた。
 ほぼ盲目的にしか見えない支持者、ネット右翼の言論人として、櫻井よしこ、藤井厳喜、藤井聡、チャンネル桜、左翼系といわれた植草一秀や桜井豊彦、田中宇までトランプとプーチンをひどく持ち上げていた。

 「トランプが世界を変えてくれる」
 という幻想=妄想は、アメリカ右派の「陰謀論」の人たちから産まれたものと考えているが、左派にすら広く浸透していた。もちろん支持主体は、共和党であり福音派だった。
 私は、トランプ支持者が、安倍晋三を無条件に支持していた人たちに重なっていることに気づいていた。

 安倍晋三は、消費税を10%に上げて日本経済を絶望的に破壊した国家犯罪者であり、売国奴である。それを櫻井よしこや藤井聡が好意的に取り上げることで、結局、ネトウヨ知識人たちの「お里が知れた」と、私は思った。
 だから、私は安倍ブレーンだった高橋洋一も信用していない。彼は、指標株価を日銀が買うことで経済好調に見せかけ、株価を上げることで結局、円安をもたらしたアホノミクスの主犯だと思っている。

 結局、安倍晋三とトランプに共通するものは、民主主義を否定する独裁志向の価値観であり、人権軽視、弱者への連帯感の希薄さ、国家の権威や暴力装置を信奉する権力的価値観である。
 二人とも、「独裁者」になりたかったことがはっきりしている。権力を持つ立場にいることへの自己陶酔に満ちていた。
 これは、プーチン・習近平・金正恩・ルカシェンコなどにも共通している。

 したがって、安倍やトランプ、プーチンを支持していた人たちは、独裁権力への憧れを持ち、底辺の民衆における民主主義の価値観を否定する人たちである。
 トランプを支持することの意味は、自分の生活空間、家庭でも独善・独裁を志向し、民主主義や相手を尊重するという姿勢を不快に思う価値観を持っていたということだ。
 いいえれば、差別や序列を信奉し、底辺を蔑視するから、独裁志向が生まれるのだ。

 極論をいえば、「優越主義=優生主義」という思想が思い浮かぶ。底辺に生きる弱者を価値のないものと決めつけ、独裁権力が自分たちを救済してくれると勘違いするのだ。
 第二次大戦前に、日本もドイツも、同じような優生思想に洗脳され、「日本は世界でもっとも凄い国、素晴らしい国」だと勘違いし、思い込まされ、優越性の対極に生きる障害者=弱者を排除して「国の厄介者を始末する」という選抜優生思想が蔓延した。

 日本は、日清日露戦争に望外の勝利をすることで国全体が沸き立ち、全国で戦勝を祝う提灯行列が何ヶ月も続いた。これによって、国民全体が「日本は凄い国=天皇を戴く神国」とすり込まれ、自己陶酔した結果、勝てるはずのない太平洋戦争に突入し、400万人が殺された。
 T4作戦では、「国家に役立たない」と決めつけられた40万人の障害者がガス室で殺された。日本でも、戦後ですら、障害者の生殖権を強制排除し、数万人が本人の意思を無視して不妊手術を法的に強要された。

 優生保護思想が人々を縛り付ける理由 2024年04月01日
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6123488.html

 私は、トランプや安倍晋三を支持してきた人たちは、「強い国への幻想」と「優生保護思想」が大好きな人たちだと思う。民主主義や底辺に生きる生活者、そして「弱者への連帯」が嫌で仕方ないのだ。
 アメリカ国民がトランプ大統領を選出した(もし不正がないとすれば)理由は、「アメリカは世界最強の国」というナルシズム=ナショナリズムに酔った人々による幻想に他ならない。

 こんな愛国主義=ナショナリズムがトランプ政権を生み出した。そして「アメリカンファースト」を掲げ、人類史上希なほどの独善・独裁・傲慢・非協調の政策をもの凄い勢いで実行し始めた。

 トランプは、1月20日の二期目大統領就任前、とんでもないことを言い出した。
 それは、これまでの「アメリカンファースト」とは本質的に意味が異なる、まるで17世紀の暴力的帝国主義を再現するかのような宣言だった。

  トランプ氏がグリーンランド領有、パナマ運河管理、カナダの米国編入を主張する背景は? 文明1.0、文明2.0、文明3.0という人類文明の3段階から考察する 1/8(水)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/eb550920d7940f0f6c62677dd5eaef9d8efc809c

 おまけに、友好国であり隣国であるカナダやデンマークに対し、アメリカの領有を認めなければ武力行使も辞さないと宣言した。
 パナマ運河に対しては、米軍を派遣して武力管理する準備を指令している。
 グリーンランドとカナダの領有の本当の意味は、米国領土がロシアを抜き去って世界最大になるということで、トランプは「世界の王」になると宣言しているのだ。
 https://www.nagoyatv.com/news/1000/kokusai.html?id=000409979

 カナダがアメリカの言うことを聞かないなら、25%関税をかけると恫喝し、実際に一部課税が始まっている。カナダと共に、アメリカ経済を支えてきたメキシコに対しても25%関税を指令した。
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN041690U5A300C2000000/

 このトランプ関税は明らかに諸刃の剣であって、カナダは米国の原油の4割を供給してきたので、その価格が3割も高くなり、おまけにアメリカ製品の輸出が競争力を失って事実上困難になってしまった。(日本製品の需要が増えた)
 アメリカの工場は、生産コストが莫大に引き上げられ、競争力を失う結果、倒産ラッシュになっている。
 https://www.youtube.com/watch?v=KpEzwGQmonk

 メキシコの25%関税については、以下のリンク先が分析しているが、おおむねアメリカ経済にマイナス影響が生じるとしている。
 トランプは、米国内に生産拠点を移動することを期待しているが、トランプ政権に対する不信感が爆発的に増殖している結果、もう政権の先行き、見通しが不明瞭で、工場移動のような投資が不可能なのだ。
 https://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Reports/AjikenPolicyBrief/201.html

 つまり、トランプ・バンスともジャックバウアーに射殺される可能性があって、共和党政権と政策が崩壊することが確定的だからだ。(半分冗談)

 中国、欧州、日本に対しても関税の大幅引き上げを表明している。欧州に対してはNATOの事実上の解体を示していて、日本に対しても、安保条約は不平等だと発言しており、まず間違いなく安保分担金を数十倍に値上げしてくるに違いない。
 トランプは、日本に対して防衛費をGNP比5%にするよう求めていた。現在は1.1%だが、安保分担金も含めて、20倍、50兆円規模の負担を迫っている。
 アメリカはGNP比3.2%だが、NATOなど他国には5%を求めている。

 このくらいの増加になると、戦時負担に匹敵し、日本経済が耐えられないので、結局、安保条約を廃棄して、独自の東アジア防衛同盟を作る必然性をもたらす。
 台湾を中心に、安保同盟を作り、同時に東アジアブロック経済圏に進むしかない。

 つまり、トランプ政権は、独善傲慢、自分勝手な自国優先主義を同盟国に押しつけている結果、友好国まで離反を招き、、孤立主義に進むしかなくなる。
 世界は、すでにトランプ政権を見放したといってよい。
 アメリカを排除した、新しい世界秩序が形成されるわけだ。これはトランプが当選した瞬間に分かりきっていた結末である。

 後は、ハリウッドやドラマ24が大好きなアメリカの国民性から考えて、私は間違いなくジャックバウアーが登場して、暴力的にトランプ政権が破壊されると予想している。トランプは、ガザビジョンなど、どうみてもナルシズムと老人性認知症なのだが、トランプを実力で排除しようとする勢力が、排除されたFBIやCIAなどから大量に出てくるとしか思えない。

 フランスが、アメリカ依存防衛体制を廃棄して、フランスの核兵器による新たな欧州安全保障体制を提起した。
 自国の核で欧州の同盟国を保護 フランスが検討へ2025.03.06
 https://www.cnn.co.jp/world/35230147.html

 これは、世界の軍需産業と戦争の主導権をフランス=EUが構築すると宣言したもので、アメリカの軍需産業は、世界から取り残されることを意味しているので、アメリカ内部でのトランプ追放が加速するものと考える。
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  追記 実は、編集中、パソコンが暴走して文章が消えてしまって内容が変わってしまったので補完する。

 トランプがウクライナに対して、ゼレンスキーを国民の支持のない政権と罵倒し、プーチンの息のかかった新大統領に変えるように求め、軍事援助を中止した。
 3月8日、ウクライナの24万人のアメリカ避難民を不法移民認定して、ウクライナに強制送還すると宣言した。

 ところが、トランプは、ウクライナはロシアの領土だと言っているので、避難民をロシアに送る可能性が出てきている。
 もちろん、そんなことをすれば全員虐殺されるだろう。
 これで全欧州がぶち切れていると言っていい。もう欧州で、トランプを支持する国も人々も存在しない。
 結局、欧州はアメリカに依存したNATO軍事同盟を断ち切り、欧州独自のEU防衛同盟を作るしかなくなった。

 トランプが、旧ソ連時代、1987年に、KGBによってリクルートされ、ソ連のエージェントになったことは、英ガーディアン誌が暴露した。
 その後、FSB工作機関がトランプビルに陣取り、倒産したトランプに数百億円の資金援助をしてトランプは立ち直った。
 紛れもなく、トランプは40年前からのロシアのエージェントだったことが暴露された。
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 昨日、まるで鍵田忠三郎氏の地震雲教書に載るような典型的な地震雲が出た。
 経験則から3月14日ころ関東北部でM6近い地震が起きると予想
 https://tokaiama.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=11944619
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