なぜ、この表題にしたかというと、被曝誘発乳癌の潜伏期間が10〜13年であることが分かっていて、2011年福島事故で巨大な放射能汚染が起きて、これに誘発されて乳癌を発症した女性たちの死亡ピークが、2021年〜2024年に来ることが分かっている。

 それは15年後の今、人口動態統計やガン統計に鮮明に見えると予想していたのだが、どこを探しても2018年以降の乳癌動態グラフが出てこないのだ。乳癌死者のトータル数推移の数値さえわからない。
 つまり、国と関係機関が原子力政策への批判的世論を封じるため、乳癌関連データを意図的に隠しているのだ。

 乳癌の潜伏期間は、1986年4月に起きたチェルノブイリ事故の放射能によって、10年後に秋田・青森などでものすごい乳癌死者の激増が起きたことで鮮明に知られるようになった。
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 このとき、当時のソ連(ウクライナ)から偏西風に乗って飛来した核種は、おそらく、セシウムXとヨウ素Xが主体ではなかったかと思う。他にもテルルXなど70種近く確認されているが、挙動が明らかにされていない。(Xは同位体数が異なるのを一括して表現)

 どんな核種が乳癌のイニシエーションをもたらすのかについて、はっきりしないが、主に、セシウムXとヨウ素Xだろうと思われる。理由は、いずれも生物細胞親和性が著しいからだ。
 (セシウムはカリウムと同系列で大きな人体構成元素、ヨウ素は甲状腺が選択的に吸収する)
 しかし、稼働中原発と事故原発の核分裂直後の放射能による発癌イニシエーションが確認されているので、たぶん比較的半減期の短い核種(たとえばヨウ素131=半減期8日)が原因ではないかと思う。
 
 チェルノブイリの「死の灰」は、ジェット気流などで運ばれるのだろうが、当時、青森・岩手・秋田などの東北に強く影響がでた。
 肥田舜太郎医師は、この結果について「秋田観測所でセシウム137の降下量が著明に増加しているのは1986年だけ。

 この年には国内の原発にはどこも大きな事故の報告はない。県別乳癌死者数から推定して、1986年4月のチェルノブイリ原発事故から放出された放射性物質が死の灰の雲となって日本の東北部に濃厚に降下したものと考えられる。」

「東北4県と茨城、新潟両県の乳癌死亡の異様な増加はセシウム137増加のちょうど10〜12年後に起こっている。これはセシウム137をふくむ空気、飲料水を摂取した上記6県の女性が、乳癌を発病して死亡するまでの平均時間に一致している」と書いている。
 http://ameblo.jp/mhyatt/entry-10933893223.html

 1996年〜1998年の2年間だけが、ピンポイントで急上昇しているのが分かる。これはチェルノブイリ事故の影響で、日本でセシウム-137の降下量が急激に増えた年のちょうど10年〜12年後になる。(グラフでは3年間)

 アーネスト・スターングラス教授が、原発稼働と乳癌発生率に相関関係があることを論文で公表したのは、1970年前後のことだ。
 アメリカの放射線物理学者のアーネスト・スターングラス博士(アメリカ国防省海軍兵器研究所や原発メーカーウェスティングハウス等に勤務し、放射性廃棄物の人体への影響について、合衆国議会、米国科学アカデミー、州議会、政府の規制当局での公聴会の証人として多数証言)

 彼は2006年に来日し講演を行っている。その中のスライド11で、コネティカット州の乳がん発生率は核実験中に上昇し、1967年にコネチカットで最初のハダムネック原子炉が稼働すると急激に上昇し、1970年にミルストーン原子炉が稼働するとその5〜8年後に大きく上昇したと指摘した。

 「放射線と健康」アーネスト・スターングラス博士
 https://fujiwaratoshikazu.com/2011disaster/index.html

 ちなみに、スターングラス博士のような原発に都合の悪い文献は、グーグルが意図的に排除していて、私のブログも含めて、反原発文献は、グーグル検索では見つけることができない。
 https://ygjumi.livedoor.blog/archives/67751838.html
 
 アーネスト・スターングラス博士は2006年の来日時のインタビューで、
 「日本では、戦後の50年で、がんの死亡がずっと増え続けている。日本に原爆が落とされて、アメリカ製の原子力発電所が導入されてから、一気に増え始めたのだ。今でも日本にある原発の八割がアメリカ製だ。」

 「原子力発電所というのは、公に発表されているよりも、ずっと大量の放射性物質を放出している」
 日本では、通常運転の原発リスクを少なくとも100倍から1000倍過小評価されている。
 (1973年ころ、私は柏崎市を早朝に車で通過したとき、持っていた線量計が警報を発した。見ると、それは0.3マイクロSVを超えていた。週に一回くらい、原発が早朝にタンクに貯めた放射性気体=ヨウ素やクリプトン・キセノンを放出していたのだ)

 「X線や原子爆弾のように、集中された強い放射線よりも、永続的な低レベルの放射線の方が、ダメージは100倍から1000倍も大きいことが分かったのだよ。」(註=ペトカウ効果で知られる)
 「原子力発電所のリスクについて過去50年の様々な論文やケースを完全に洗い直したところ、同じ結論にたどり着いたのだ。我々は、低レベルの内部被ばくによる影響を、少なくとも100倍から1000倍、過小評価して見積もっているのだ。」

 「内部被ばくの場合は、少ない量でも常に体の中にある訳だから、・・・免疫力が激しく低下することに繋がるのだよ。」
 「電力の生産があがるほど、放射性物質の排出はぜったいに免れられないのだ。・・・アメリカで原子力発電所の近くに住んでいる子供たちの乳歯から検出されたストロンチウム90は、かつての核実験の時代と同じくらい高くなってきているということだ。

 これは原子力発電所が放射性物質を出し続けている確固たる証拠だ。このプロジェクトもアメリカの政府がデータを公表しなくなったために、独自で始めたのだ。これらはすべて、いわゆる通常の運転で起きていることだよ。」

 「日本の八割はアメリカ製の原子力発電所であるからして、まず間違いないだろう。原子力発電所の放射性ガスや放射性物質の粒子は、日本の美しい山脈に降り注ぎ、それがきれいな湧き水に混入して、田んぼや畑、飲み水に入って行ってしまうのだよ。
 風がどっちに吹いていようが関係なく、これがいちばん起こりうる被ばくの方法で、私はこれが日本でがんが急増している要因のひとつだと考えている。」

 「原爆の生存者や、X線のデータによって計算された国際的な許容量はまったく間違っている。これは、原子力発電所が大規模に建てられるようになって、何十年も後に分かったことだが、誰もその過ちを認めることが出来ずに、今日まで来てしまった。

 その理由の一つとして、すでにウラン鉱山に巨額の投資がされてしまっていたことがあるだろう。だから、ウランの利益を受けている人たちは、過ちを認めないどころか、それを絶対に隠したいのだ。」

 「我々はチェルノブイリが起きた翌年のアメリカでも、統計データとEPAによるストロンチウム、ヨウ素、セシウムの測定量から、数万人規模で過剰な死者が出たと考えている。」
 (註=被曝研究者には世界で億単位の死者が出る評価する者もいる。事故後100年程度のトータルでの話だが)

 「海に放出した放射性物質は、必ず波に乗って浜に返ってくる。イギリス、ウェールズ、スコットランドの原子力発電所付近の砂浜でも、このことが確認されたのだ。日本でもきっと同じことが起きているだろう。海水で薄まると期待していた放射性物質が、波に運ばれて返って来て、それが雨にも混ざって、また土の中にも入ってくるのだ。」

 「大学の研究室などのリサーチのほとんどは、政府の補助金で成り立っているからだ。その政府が、原子力発電はクリーンだと信じ切っていたものだから、今になって過ちを認めたくないのだ。」

 「ウランに莫大な投資している人たちが、新しい発電方法の浸透を防いでいるばかりか、健康への害も隠している。私が何十年も経験して来たことだが、体質的にモラルを忘れた産業だと言わざるを得ない。」
 (註=ビルゲイツのことを指している)

 乳がんの発生は原発の立地と非常に高い関係がある
 埼玉県北本市にある北本共立診療所が発行しているチラシ「-乳がんと放射能-」によると。

 「統計学者グールド氏は全米3,053郡の40年間の乳がん死亡者を調査した。1,319郡(43%)において増加し、必ずしも一律の増加ではなく地域差のあることが判明した。

 乳がんの死亡者が増加している1,319郡の所在地は、原子炉から100マイル(160km)以内であることがデータからの分析結果であった。すなわち原発事故(現在でも多量の放射線を放出している福島原発)ではなく日常運転している原発から出る放射能が関連していると考えるのが妥当との結論であった。」

 「日本全土の全てが原発の160キロ圏内にあることを考えると、最近の乳がんの発症の増加が原発からの日常的に放出される放射線に相当影響されていると考えざるを得ない。・・・乳がん死亡率の急上昇に、この福島原発の事故による放射能の汚染が、さらに拍車をかけることは疑いの余地はないと思われる。(所長:青山邦夫)」としている。

 しかし、原発は通常運転で放射能を漏らし続け、がんを増やしてきたのか!
 ほんとえらいものをいっぱい作ったもんじゃ。

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 引用以上

 乳癌による死者は著名人でもたくさん出ている。
 カテゴリ「乳癌で亡くなった人物」にあるページ
 https://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E4%B9%B3%E7%99%8C%E3%81%A7%E4%BA%A1%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E4%BA%BA%E7%89%A9

このうち、小林麻央さんら、かなりの人が、思春期に原発近傍に暮らしていた。また、チェルノブイリ原発事故の放射能が飛来した、秋田・青森出身者も多い。
 小林さんの場合は、柏崎原発による放射能排気が降下すると思われる地域である小千谷市で思春期を過ごしている。
 女性の場合は、初経期である13〜17歳での乳癌感受性が著しく大きいことが確認されている。
 https://www.carenet.com/news/general/carenet/54926

 私は、GDFREAK という民間統計データから、全国の原発放射能排気の影響を調べたことがある。排気放射能に晒されていると、心筋梗塞の発症率が高くなる。
 柏崎原発の場合は、地元の出雲崎町の発症率が全国平均の249%とすごかった。全国で一番ひどかったのは北海道の泊原発の地元、泊村で、全国平均の4.44倍もあった。

  https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828333.html

  https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828326.html

  原発排気は、煙突の高さにもよるが、おおむね数十キロ程度離れた地域に、拡散しながら降下することが多い。
 含まれている準希ガス核種であるヨウ素Xは、130前後の重い質量なので、やはり重さによって降下することが多い。

 だから、柏崎原発の場合、十数キロ離れた小千谷市は降下の危険地域となる。 ここに原発稼働当時、居住していた思春期初経女子は、十数年後に乳癌を発症するリスクがある。だから、私は小林さんの発症ニュースを見て瞬時に、柏崎市での高い線量を思い出した。

 日本で、もっとも凄まじい放射能汚染公害が起きたのは、2011年3月、東京電力、福島第一原発だが、そのとき放出されたセシウムXやヨウ素Xで、乳癌イニシエーションを受けてしまった女性たちは、2021年〜2023年ころ乳癌死亡ピークを迎える。

 国は、データも含めて、すべてを隠していて、400名を超える悪性小児甲状腺癌患者でさえ、原発事故とは無関係と驚愕の強弁を続けている。
 乳癌の激発が予想されるが、これに関する報道は、ほとんど皆無といっていい。マスコミもグルになって隠ぺいしているのだ。

 だが、乳癌で死ぬのは、被曝させられた東北関東の女性たちだ。
 おそらく数十万人という数にのぼるはずだが、医療機関も必死になって隠ぺいし、原発事故との関係を隠そうとしている。
 もしも因果関係が明らかにされれば、東電の倒産が免れないほどの補償が必要になるだろう。だから、どんな非合法な方法でも、命がけでも隠ぺいするのである。

 その代理人として報道統制を行っているのが電通である。
 電通は原発広告の85%を掌握している原子力村の代理人である。
 メディア、マスコミ各社は、電通の意思に逆らえば、たちまち生命線である広告を差し止められることになり、言いなりいなっているのだ。

 癌増加は隠されている 2021年11月21日
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5863276.html

 乳癌が増えていること 2023年03月15日
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6021760.html

小林麻央の死 2023年12月22日
  https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6097142.html

乳ガン死亡激増にスポットライトが当たり始めている 2023年09月30日
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6073083.html