ウランやプルトニウムなど、核分裂の性質を持った原子に中性子が当たって核分裂が起きると、物凄いエネルギーを放出するとともに、パカンと原子が割れて、だいたい半分程度の質量の別の原子に変わる。
 しかし、ぴったり半分でなく、質量数140付近と95付近の原子に変わる確率が高い。

 以下、核分裂の説明
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E5%88%86%E8%A3%82%E5%8F%8D%E5%BF%9C
 核分裂の過程で原子核が分裂してできた核種を核分裂生成物という。核分裂片ともいう。分裂するときに魔法数に近い安定な原子核になろうとするため通常二等分になることはなく、質量数140程度と95程度の核に分裂することが多い。

 核分裂生成物がどの核種になるかはある確率で決まる。この確率を収率という。核分裂する核種によって異なる収率分布をもっているので、核分裂生成物を分析すれば核反応を起こした親核種が判る。
  例えばウラン235が核分裂を起こした場合その核分裂生成物は80種類程度生じ、質量数は72から160と広範囲に分布している。これらは質量数90と140付近のピークを中心として鞍型の分布をなしている。

核分裂生成物がどの核種になるかはある確率で決まる。この確率を収率という。核分裂する核種によって異なる収率分布をもっているので、核分裂生成物を分析すれば核反応を起こした親核種が判る。 例えばウラン235が核分裂を起こした場合その核分裂生成物は80種類程度生じ、質量数は72から160と広範囲に分布している。これらは質量数90と140付近のピークを中心として鞍型の分布をなしている。
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 一部引用以上

 ウラン核燃料が原子炉や原爆で核分裂すると、80種類程度の別の核種が生成される。(同位体を含めると数万種類になる)
 分裂後、90と140をピークにプラスマイナス20前後の核種になる。多くは中性子と陽子のバランスが安定していないため、アイソトープとなって放射能を持つ。

 主だった長寿命放射能は以下
 セシウム137 6.19% 6.61% 30.17y
 ストロンチウム89 4.73% 1.72% 50.53d
 ストロンチウム90 5.75% 2.10% 28.9y
 ヨウ素131 2.83% 3.86% 8.02d
 ヨウ素129 0.543% 1.37% 15.7My
 キセノン133 6.70% 7.02% 5.2475d
 あとは、クリプトン85、トリチウム、プルトニウム239なども影響が大きい。

核分裂放射能で、長寿命の代表格はセシウム137(半減期30年) ストロンチウム90(29年)で、チェルノブイリ石棺に残る放射能の代表格だ。
 福島の場合、14年後の現在、初期値の7割が残っているので、まだ数百年間問題が続く。
 事故放射能デブリに安全に近づくには、まだ数百年が必要である。

 問題になるのはヨウ素Xだ。ヨウ素131は半減期が8日と短いため、一ヶ月程度で検出されなくなるが、人体親和性が極めて強く、汚染初期に子供の甲状腺にとりわけ吸収されやすいため、福島では小児甲状腺癌が、30万人中、400名以上と原発建設前の2400倍も発生している。

 その影響は医学界・アカデミーを上げて必死に隠されているが、東京横浜など関東圏でも、深刻なヨウ素131被害が出ている。甲状腺障害や癌だけでなく、多発性硬化症なども、ヨウ素131被曝が関係している。
 しかし、東電も国も県も、これは「過剰診断」によるものと奇っ怪な詭弁を弄している。また、過剰診断説を否定する論文は、ネット検索から排除されることが多い。

 なお、チェルノブイリ事故のときは、約5000名の子供に小児甲状腺癌が発生したと、当時のWHO、国連科学委員会が報告書を公開している。
 https://www.nihs.go.jp/hse/c-hazard/npp-ac/WHOFS_Chernobyl_200604.pdf

 今回は、ネット上で非常に少ない、「原子力産業からの影響を受けない公正メディア」であるアワープラネットのヨウ素131に関係する記事を紹介する。

 2025/10/10 【独自】屋内の放射性ヨウ素、屋外と同じ〜福島原発事後の未公開データ
 https://www.ourplanet-tv.org/51763/

 福島県は2011年の福島第一原発事故が起きた直後、福島市内の一般家屋で、屋内と屋外の放射性核種を同時刻に計測するダストサンプリング(大気中に浮遊している塵(ダスト)の採取)を実施していたことが、OurPlanet-TVの取材で分かった。

 屋内と屋外で計4回計測した結果、大気中に含まれる放射性ヨウ素131は、屋外と屋内に差はなかった。一般家屋の場合、屋内にいても、屋外と同じ濃度のヨウ素を吸い込んでいた可能性がある。

 今回、OurPlanet-TVが入手したのは、福島県の原子力センター福島支所(現・環境創造センター福島支所)がある福島市方木田の一般家屋のダストサンプリングデータ。
 2011年3月22日の12時25分と19時16分の2回にわたり、屋外と屋内で同時刻に20分間、大気中のダストを採取し、ゲルマニウム半導体計測器で計測していた。

 その結果、12時25分に採取した大気の浮遊じんからは、屋外では2.23Bq/m3、屋内では1.51Bq/m3の放射性ヨウ素131が検出され、屋外のヨウ素の濃度が大きかったが、19時16分の採取では、屋外が2.03Bq/m3に対して、屋内では2.18Bq/m3と、屋内の方が屋外より、わずかに放射性ヨウ素の大気中濃度が上回っていた。

  本文中のグラフは、割愛、本文リンクを参照していただきたい。
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 一部引用以上

 福島第一原発事故で、1~3号機の原子炉メルトダウンと爆発、4号機の不可解な爆発が起きたのは、3月12日~14日である。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E4%BA%8B%E6%95%85

 ヨウ素131の半減期は8日であるから、この環境サンプリングは10日後であり、40%程度しか残っていなかった。。
 したがって、㎥あたり2ベクレルとはいっても、実際には、爆発直後、避難開始前に被曝させられた人々は、その数倍以上、体内に取り入れたことになる。
 この間、自治体に備蓄されていたヨウ素剤を服用すれば甲状腺被曝を防げた可能性があるが、福島医大などでは、職員と家族だけがそれを用い、一般大衆に服用させなかった。政府もヨウ素剤服用の指示を結局、出さなかった。
 http://www.csrp.jp/posts/1813
 https://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/03/post_3382.html
 
 この結果、甲状腺をヨウ素131に被曝させられた福島県の子どもたちは、400名以上、悪性の小児甲状腺がんを発症することになった。
 https://www.ourplanet-tv.org/51249/

 以下、残り引用
福島県の担当者は、このデータについて、過去に公開された記録はないとした上で、「一般民家なので、外気と一緒に屋内に入り込んでいたため、ダストサンプリングの結果は、屋外も屋内も大きな違いはなかった」と説明。
 当時の空間線量が、屋外は屋内より3〜4倍も高かったことにも言及し、屋外では、土壌からの放出される放射線量(グランドシャイン)が影響が強く、これが遮蔽される屋内の空間線量は低かったが、大気中の放射性ヨウ素はそれとは異なる結果だったとの認識を示した。

 福島県は、ダストサンプリングをしている20分の間に、計5回にわたって空間線量率も計測しており、その数値は、12時25分の計測では、屋外の平均線量が2.59μSv/h、屋内は0.71μSv/h。19時16分の計測では屋外で2.73μSv/h、屋内は変化なく0.71μSv/hだった。

 県がまとめた資料。放射性ヨウ素のダストサンプリングの数値3箇所に誤りがあった。正しい数値(赤字)はOurPlanet-TVが記載。
 屋内でもヨウ素濃度、低減せず
 環境放射能が専門で、屋内退避の防護効果に詳しい名古屋大学大学院の山澤弘実名誉教授は、「県の解釈に違和感はない」とした上で、「家屋の状態が分からないので具体的なことは言えないが、屋内の空気中濃度が低減せず、屋外とほぼ同程度となるのは不自然ではない。」と解説する。 

 また京都都大学複合原子力科学研究所研究員の今中哲二さんは、「かつて、ヨウ素が屋内に入って滞留する簡単なモデル計算をした結果、完全密閉でない限り、換気率が小さくても、いったん屋内に入るとなかなか屋外に出ないため、プルーム滞在がある程度続けば、屋内の積算濃度はあまり変わらないという結果だった。」「この測定データは、私の計算結果と一致している」と述べた。

 いずれの専門家も、ヨウ素131以外の核分裂生成核種が検出限界以下であることなどから、データで捉えられているヨウ素は、プルームの影響ではなく、3月15日のプルームで運ばれてきたヨウ素131の再浮遊であるとの見方を示した。

 2011年3月15日以降、緊急モニタリングの拠点となった福島県原子力センター福島支所(福島市方木田)福島県のホームページより 

 非公表だった屋内と屋外データ〜福島県独自の調査か
福島原発事故後、原発周辺の環境放射能を計測していた福島県の原子力センターは3月14日夜、放射線量の上昇に伴い、大熊町の原子力センターを閉じて、福島市にある原子力センター福島支所に移動した。
 15日はここを拠点に、大熊町の原子力センターから持ち出した計測機器を使って、職員4人が計測を再開。十分な計測体制が取れない中、翌16日には、国のモニタリングチームの傘下に入り、文部科学省や日本原子力研究機構(JAEA)と分担して測定を行うことになった。同時に、計測結果の公表も、国に一元化されるようになった。

 ところが、3月22日に一般家屋の屋内外で実施されたダストモニタリングは、国の指示ではなく、福島県が独自で調査したため、国に共有されず、また福島県独自でも公表しなかったと見られる。県の担当者によると、屋内にいた場合に、どの程度の被曝するかを調べる目的で、試験的に実施したものと推察されるが、目的などが記載された文書は一切、残っておらず、過去に公開された形跡もないという。

 屋内屋外比較
 ダウンロード
https://www.ourplanet-tv.org/wp/wp-content/uploads/2025/10/%E5%B1%8B%E5%86%85%E5%B1%8B%E5%A4%96%E6%AF%94%E8%BC%83.pdf

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 引用以上

 ほぼ同時期に、地球上最悪の放射能汚染が確認された大熊町東平では、平米5800万ベクレルのガンマ線が記録され、政府や東電が隠し続けているが、急性放射線障害で2000名以上が死亡していると、私は何十回も報告してきた。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6190838.html

ookuma000
 





























 「死後被曝の疑い」と記者が余計なことを付け加えた理由は、共同通信の社長が、原発広告の9割を支配している電通から派遣されているからだ。

 また、福島の子どもたちが甲状腺癌を激発させている理由は、あくまでも過剰診断によるものであって、原発事故とは何の関係もないと、国も福島県も医学界も決めつけたままであり、これほど恐ろしい詭弁がまかり通っている日本とは何なのだ! と嘆息するしかない
 以下に、大阪大学医学部の見解を紹介した。こんな病院には、死んでも行ってはいけない。

 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6199641.html

 https://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/labo/www/CRT/WN33.html

 未だに、これを取り上げ深堀りするメディアは皆無だ。ジャーナリストは14年間も見過ごしてきたのだから、いまさら取り上げても自分のプライドを崩壊させるだけなので、この事実が報道される可能性はほとんどない。
 本当に日本のメディアは情けない。真実を隠蔽することしかできないのか?
 私がブログで何十回も告発し続けても、福島で2000名以上が放射線障害で死亡したという証拠よりも、政府やメディアの広報の方を信ずる人が大半だ。
 情けなくて、やってられないよ!

 ちなみに、福島で放射能大量死があったとブログに書いた私は、2018年、ツイッターを永久追放、ヤフーブログがプラットフォームごと消滅、引っ越し機能は提供されなかった。はてなブログも突然、永久追放。2000万アクセスあったFC2ブログも嫌がらせのように表示永久停止。
 アメブロも日アクセス3000を超えたら突然、アカウントも過去データも問答無用で削除、通告のみ。gooブログは9月いっぱいでプラットフォーム廃止。

 真実を書こうとすれば、こうなるの見本。グーグルの検索で、私のブログは表示されない。