私が、このブログで、たぶん何百回も、福島第一原発事故で「事故から数ヶ月以内に2000名を超える急性被曝障害死者が出ている」と書き続けているのだが、読者からもメディアからも何一つ反応がなかった。
 私が、近所に住んでいて、私に激しい嫌がらせを繰り返したA老人こそ、豊明事件の真犯人である疑いが非常に強い…と書いても、賛同してくれる者は皆無だ。

 みんな私の言う事を信用していないのだ。それは、私に権威がないからだと思う。私が、東大教授あたりの肩書を持っていたなら、信じてくれる者は多いだろう。
 それに、どこかの知事か市長あたりだったなら信じてもらえたかもしれない。

 残念ながら、私はただの貧しい落ちこぼれ老人なので、ほとんどの人は耳を傾けてくれない。ブログのアクセス数が日、数千以上になると、なぜか、理解不能の言いがかりをつけられて、ブログのアカウントや過去ログまで問答無用で削除されてしまうのだ。すると、別のブログに移るのだが、リピーターアクセス数は激減してしまう。

 世の人々は、情報を見るにあたって、大半の人が、バイアスフィルターをかけている。その発言が信じられるかは、権威のレベルを示すフィルターを通して、信用度を定めるのである。
 私は極度の天邪鬼なので、子供の頃から人の目を覆うフィルターが大嫌いで、自分を権威で飾ることに生理的嫌悪感があった。
 しかし、日本人のほとんどの人の瞼は、厚い鱗に覆われていると感じている。

 「人は、自分の見たいものしか見えない」
 見たいものとは、自分が納得できる権威を持ったものだ。黄門様の印籠がキラリと光らないと人々は納得しないのだ。
 私が、他人には教えない本当の自分を見せれば、多少は信者が増えるかもしれないが、私のような天邪鬼は、「オチコボレ老人のホームレスが独り言を喚いている」くらいに、受け取ってくれることを望む。

 まあ、私のブログは、ちょうど江戸初期の尾張藩武士が書いた「鸚鵡籠中記」のように300年後に、民俗学の貴重文献として評価されるのが本望なのだ。
 私のような、ろくでもない老人の独り言など、まるで信用に値しないと、多くの人が思っているにちがいないのだが、まあ、せめて100年後にブログが残っているなら、少しは見直しを期待したい。

 人々は、権威が大好きだ。権威がないと信用できない、ただの独り言にすぎない。
 どうしてそうなったのか? それは子供の頃からの競争教育の賜物だ。
 かけっこ、お絵かき、テスト、あらゆる分野で、競争教育が行われ人間に序列をつける習慣を洗脳されてしまったため、子供たちは、序列の上位だけを向いて歩くように馴致されてしまった。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6211335.html

 と同時に、序列の下位を見下す習慣ができてしまった。本当は、序列が正しく評価されなかったり、基準となったもの以外に優れたものを持っていても、序列が低ければ見下されてしまうのだ。

 「人に順位をつける」
 それは、儒教教育の本質である。儒教そのものは、奈良時代から日本に入っているが、家康が、権力者を崇拝させ、民衆を飼いならすため、林羅山や新井白石らに命じて朱子学という儒教を、藩校や寺子屋で教えるように指示を出した。
 これで、日本人の大多数は、人には生まれながらの貴賤があると信じ込んでしまった。

 明治になっても、儒教を利用する政策が残り、山県有朋が日本人のすべてを順位付けし、一番上位で、偉いのが天皇ということにした。それまでは、ただの神主だったのだが…。
 ついでに、士農工商という階級差別を作った江戸儒教の定めた最下位が、穢多・非人という部落民になった。その差別体系は現代社会にまで引き継がれている。

 私など、名古屋の処刑場跡地で育ったので、小学校のときから「四つ」と言う者がいた。四足のことで、名古屋では最底辺の部落民を指す言葉だ。
 このときの見下しへの屈辱感が、私の反差別思想の骨格を作り出した。
 だから。今でも、自分が優越階級であるという価値観には強烈な反感があるので、「オチコボレで上等だ!」という人生観で生きている。他人を見下すような立場には絶対になりたくない。

 ところが、世間は違う。ブログの世界でも、優越階級の人たちによるブログは、価値あるものとされ、私のようなオチコボレ老人のブログは、価値がないと思う人が多い。だから、私の言う事を信じてもらえないのだ。
 そんな人々の思考法には「権威バイアス」が埋め込まれている。
 
 【初心者向け】「権威バイアス」とは?心理学から読み解くそのメカニズムと対策法  2024 3/03
 https://educe-hd.jp/glossaries/2010

 権威性の法則|つい”この人は正しい”と信じちゃうワケ。心理の意味や原因、日常に潜む具体例などについて解説。2022-06-05
 https://norilog.jp/lawofauthority-psychology/

 上の解説は、結構面白い。学歴や服装、白衣効果などが書かれている。
 人が見せかけの表面的な権威や服装で、簡単に騙されるメカニズムが描かれていて、詐欺師が教本にできそうな内容だ。

 実は、私も最近、詐欺に遭っている。スマホをなくして、グーグル位置情報に比較的近い場所だが、まったく知らない地点が示された。
 これで焦ってしまって、「位置情報教えます」という、普段は絶対に引っ駆らない簡単な詐欺フィッシングサイトにカード情報を書き込んでしまい、6000円をだまし取られた。

 中国人企業と思われるサイトに「返金します」と書かれているので、カード保険も適用できないといわれたが、もちろん詐欺なので、すぐにサイトごと消えてしまい、騙されたままだ。消費者センターも、「返金」と書かれているを根拠に、まったく相手にしてくれなかった。これで保険会社も消費者センターも信用できないことを思い知らされた。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6207400.html

 ついでに書いておくが、あらゆる犯罪被害は、被害者が完全に証拠を保全しないと解決は不可能だ。位置情報やサイトは必ずコピーし、データを再現する必要がある。監視カメラの記録も必要だ。
 証拠を保全できなれば、必ず泣き寝入りになる。消費者センターなど何の役にも立たない。隠しカメラ、ボディカメラでの記録を習慣づけよう。

 少し脇道に逸れたが、人は権威に簡単に騙される。だから詐欺師は、必ず権威を強調してくる。フィッシング詐欺サイトは、権威に満ちている。
 そして、人は、「自分が見たいものしか見ない」。
 権威を信仰していると、真実よりも権威の方を信じるクセがつき、あからさまな真実でさえ、瞼の鱗が邪魔をして見えなくなるのだ。

 私が、明治天皇はニセ天皇だと書いたのは、もう20年以上前だ。しかし当時、それを信じる人は、鬼塚英昭や鹿島昇の著書を読んだ者に限られていた。
 だが、東京遷都後、皇居に朝敵、楠木正成像が建立されたのを見れば、その本当の意味が誰にでも分かるはずなのだが、大多数の国民には理解不能で、明治天皇睦仁が大室寅之祐と理解できる人は、本当に少なかった。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6052681.html

 私が、秋篠宮が、美智子さんが胞状奇胎を出生してしまったことに伴う、皇室典範で禁止された養子だと書いたのも5年前だが、当時、ただ一人のブログを除いて、それを書いていた人はいなかった。
 今では、やっと秋篠宮養子説を信じる人がたくさん出てきた。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5854328.html
 しかし、私のブログが認められたからではない。他に権威のある人が書いたからだ。

 秋篠宮紀子が文鮮明の指示で、天皇家に朝鮮の血を入れるために皇室に入ったことを、私は数年前から指摘しているが、これも誰も信じていない。
 イスラエルがアミシャーブブロジェクトで、愛子ちゃんを誘拐する可能性があることも、随分前から書いているが、未だに本気にする人はゼロだろう。

 誰でも知っているような権威ある人が書けば、瞬時に信用されるのかもしれないが、そんな極端でショッキングな話を書いて注目を浴びたい有名人は存在しない。
 権威バイアスを持たない私が、何を書いても、ほとんどの人は信じない。

 最近、福島原発事故で、数カ月以内に2000名以上が急性被曝障害で死亡したことを私が書いたことで、メディアが一切取り上げないことに怒り、Sさんという方が、元朝日新聞記者の佐藤章や、日本共産党や京大新聞など革新的なメディアに、情報を送っていただいたのだが、予想どおり反応は皆無だった。

 まあ、私が14年間、あらゆるメディアにフクイチ事故の隠された真実を報せたのだが、一度として反応を寄せたメディアはいなかった。
 自分たちが、見逃してきた情報を、14年も経た今頃、取り上げるのはメンツが許さないのだ。

 そして99%の人が、私よりも権威あるメディアを信用しているので、みんな「そんなことあるはずがない」と信じ切っている。
 だから、私は、もう既存のメディアにも、権威を追従する大衆にも、ほぼ未練を感じていない。最初から、理解できないものは仕方がないと諦めるしかない状況だ。

 日本中が権威バイアスに取り込まれて生きているのだ。だって、あの京大原子炉研の小出さんでさえ、主張を信じる人は少ない。国やメディアの方が正しいと思い込んでいる。
 我々は、そんな愚かな権威バイアス社会に生きているのである。