中国地方政府は、構造的な腐敗が積み重なった結果、京円単位の負債を抱え込み、財源不足に陥っているのは2020年ころからで、それまで地方政府を支えてきたマンション建設、土地利用権認可が行き詰まったことで、税収をもたらす需要も崩壊してしまった。

 そこで何を始めたのか? それは合理的根拠のない税収の底上げだった。
 例えば、違反もしていない市民にいいがかりをつけて、高額の罰金を課すやり方だった。
 
ささいな交通違反に高額な罰金…抗議の死も 中国、地方政府が財源目的で過剰な取り締まり 2021年5月19日
  https://www.tokyo-np.co.jp/article/105181

 中国の地方政府、罰金収入8兆円 財政難で依存強まる 2024年8月26日
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM269PH0W4A720C2000000/

 中国の地方政府、歳入増に躍起 罰金取り立て、住民の抗議活動も 2025/1/12
 https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1629235

 住民は、権力をふりかざして違反もしていないのに、無理矢理、高額の罰金を強奪する警察の姿勢に、もう我慢の限界を超えて、暴力的対峙にまで発展している。

 中国 罰金を収入源とする取り締まりが、中国の道路を戦場のように変えている
罰金取り締まりの末に警察官が轢死か 中国の道路で運転手と警官の対立が激化 大紀元 2025/12/17
  https://www.epochtimes.jp/2025/12/335672.html

 上のリンク内にあるが、無理矢理トラックを止めて罰金を課そうとした警察官が、トラックに轢かれて即死する場面が写っている。(モザイク処理)
 トラックはそのまま逃げた。ナンバーが写っていないのは、取り締まり対策で意図的かもしれない。

 もう、ここまでくると、地方政府の指令を受けて、無実の市民に高額の罰金を強要する警察に対して、市民が暴力的に対応するしかない切羽詰まった中国の状況が見えている。
 もはや、地方政府VS市民の戦争段階に来ているといえるだろう。

 こうした警察や地方政府の横暴に対して累積した市民感情が中和されるには、地方政府側の自制心と市民懐柔策が必要だが、地方政府を支配しているのは中国共産党官僚であり、特権意識により民衆を見下していて、自分の懐のことしか考えられない腐敗役人集団であるため、結局、行き着くところ、大規模な殺戮戦争の結末しかありえない。

 中国では、腐敗役人の横暴によって民衆が生活できなくなると、民衆内部に宗教を利用した暴力組織が成立し、役人たちを襲撃して皆殺しにしてきた歴史がある。

 太平天国の乱 1851年(1840~42年のアヘン戦争で弱体化した清朝に歯向かった宗教団体)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E5%A4%A9%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%B9%B1

 紅巾の乱 1351年、(白蓮の乱 後に元帝国が崩壊し、明国が成立した)
https://www.y-history.net/appendix/wh0801-001.html

 義和団の乱1900年(義和教=キリスト教の反抗)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%A9%E5%92%8C%E5%9B%A3%E3%81%AE%E4%B9%B1

 黄巾の乱 後漢184年
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E5%B7%BE%E3%81%AE%E4%B9%B1

 他にも多数あるが、日本でも、名君と修飾されている徳川吉宗が将軍になると、家康の定めた四公六民を廃棄し五公五民に改めたことで、全国に一揆が頻発した。
 吉宗は名君ではない。今の財務省のような重税主義の暴君だった。産業振興で地域の発展を模索した尾張藩徳川宗春を弾圧して、産業勃興運動を潰した。

 中国では、官僚が賄賂を蓄財する歴史的な習慣があり、一定の組織が成立すると必ず腐敗する必然性があった。
 官僚腐敗に耐えられなくなった民衆は、キリスト教などを頼り、反乱組織を作った。こうした民衆の大反乱が、中国の王朝入れ替えの原因になっている。
 今、まさに、中国共産党は、宋・元・明・清朝末期と同様に腐敗し、民衆は塗炭の苦しみを強いられ、もはや上のトラックの運転手のように、暴力で対抗する以外になくなっている。

 中国共産党が、キリスト教などの宗教に対して過酷な取り締まりを行ってきた理由は、体制末期になると必ず、宗教を軸にした巨大な反乱勢力を作るからだ。
 日本でも、戦前、出口王仁三郎の大本教が、国家反乱の疑いをかけられ弾圧された。

 中国の宗教
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%AE%97%E6%95%99

 第一次天安門事件のとき、周恩来の死を悼む民衆が、天安門広場に「周恩来廟」を作ろうとした。これを見た当時の権力である四人組は、数千名の市民に銃口を向けて皆殺しにした。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E4%BA%94%E5%A4%A9%E5%AE%89%E9%96%80%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 江沢民は、1999年、中南海に平和的な陳情に訪れた法輪功(気功宗教)にメンツを潰されたと感じ、2000年ころから現在まで、4~十数万人の法輪功加盟者を不法に拘束し、その臓器を売り飛ばして、年商数兆円規模の臓器売買ビジネスを始めた。
 現在は、ウイグル人がハラール食であることから、数十万人を拘束し、中東の金持ちのための臓器移植殺人を強要している。
 
 中国共産党による法輪功への残虐な迫害、26年も続く
 https://fkms.jpn.org/blog/archives/9943

 03日 6月 2020 【まとめ・解説】法輪功の迫害「臓器狩り!中国共産党による宗教弾圧」法輪功の迫害 / 臓器狩り!中国共産党による宗教弾圧
 https://www.subculture.at/persecution-of-falun-gong

 今後、中国社会では、腐敗した権力利権を必死に守ろうとする中国共産党官僚と、すでに圧政と重税に耐えられなくなっている中国民衆との間に、暴力的衝突が避けれず、大規模な内乱に発展する可能性がある。
 
中国では、2020~2024年までに、数億人が、共産党の政策のため、新型コロナ禍や、オルドス公害などによって大量死していて、14億人と公称される人口は、すでに10億人を切っている可能性があるといわれる。
 
水増しされていた中国の人口、「本当は10億人だった説」の衝撃──ハッキングでデータ流出 2023年3月15日(水)
  https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/03/post-101105.php

 中国共産党は、中国民衆を搾取の対象としてしか見ていなくて、その人命を守る意識は皆無だ。だから、中国人の命は実に軽い。
 毛沢東時代にも、大躍進、文革によって1億人近い命が奪われたと考えられている。当時の人口は6億人だったので、6人に1人が無謀な政策によって殺されたことになる。
 https://www.nicovideo.jp/watch/sm37483778

 中国人の命はあまりに安い
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827680.html

 中国社会には命を軽視する思想が根付いていて、人の死のハードルがあまりにも低い。したがって、中国共産党と地方政府に対する民衆の怨嗟が臨界点を超えると、必ず巨大な殺戮を伴う内乱に発展する必然性がある。

 もはや中国の大量殺戮を伴う内乱を抑止できる要素は存在しないといえる。
 問題は、組織的な殺戮が起きるときは、必ず、その核になる組織が必要ということだ。それを中国の歴史では、キリスト教系宗教団体が行うことが多かった。
 今、キリスト教団体は共産党の弾圧で地下に潜っているが、秘密裏に反共産党組織を形成している可能性があり、今後、一斉に表舞台に登場してくるかもしれない。

  中国における新興宗教の台頭とその影響
 https://alachugoku.com/33638

 このリンクにびっくりするような宗教団体が見えている。それは高市早苗氏も関係があるといわれる天理教だ。
 もしかしたら、中国共産党による一連の反高市行動は、天理教の中国内反乱活動を恐れているのか? とも思ってしまう。それなら、私は微笑ましいのだが…。