原子力産業に鼻薬を効かされているとしか思えない裁判長が、いつもどおり頭から安全と決めつけて関電若狭原発群の稼働を容認し続けている。

 福井県の関電原発7基の運転差し止め請求棄却、大津地裁「危険性、認められない」 2025年12月25日
 https://news.yahoo.co.jp/articles/55c31ce7520724438f682d55160dbbeb2b2e22de

 裁判官は、原発について、ほとんど何の知識も持っていない。政府や電力側の説明を鵜呑みにすることしかできない。
 そして、国や地震関係学会は、木村政昭教授の「日本列島断層」を意図的に無視してきた。その存在を認めると、関西電力の原発をすべて動かせなくなるので、反原発町長に殺害指令を出すほどの超ブラック企業の関電が、学会や政府に手を回したのだろう。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6081394.html

 若狭原発群は、琉球大木村政昭教授の指摘している「日本列島断層」の真上にある。
 誰一人、何一つ語られず隠蔽され続ける「日本列島断層」2024年02月09日
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6110331.html

 そして、その巨大断層における大震災は、1993年、M7.8 奥尻島地震、1988年、M7.7秋田沖地震、2004年、M6.8 中越地震、2024年、M7.6、能登元旦地震と南下していて、次に、東尋坊~若狭周辺を襲う可能性が高い。

 すでに、この地域では、1662年、M7.5 寛文近江・若狭地震(敦賀市震源)、1891年、M8.0、濃尾地震(大野市震源)1948年、M7.1、福井地震(福井市震源)と、歴史的巨大地震が連鎖している。
 寛文近江若狭地震から、すでに360年を経て、再び、日本列島断層の真上にある敦賀市が襲われる可能性は、相当に高い。

 すでに敦賀原発原子炉真下に深刻な断層が発見されている。しかし、地震関係学会によほど関電製鼻薬が効いているとみえて、敦賀市と日本列島断層の関係を問う論文は存在しない。もしも、論文をアップでもしたら研究者は、宮沢孝之氏のように所属大学から追放される可能性がある。

 若狭地区における関西電力と開発機構(関電子会社)併せて15基の原子炉群がある。若狭は日本最大の原発密集地である。
 そして堀江邦夫氏の原発ジプシーや、斎藤真氏の町長暗殺指令などで、関電が暴力団山口組と結託した日本最悪のブラック企業であって、公表データは何もかもウソで固められている。
 私も40年前、非破壊検査技術者として入構しようとしたら、関電が警察庁のコンピュータから私の履歴を発見して追放した。関電の役員は、警察天下りが多いのだ。

 だから、大飯町長暗殺指令事件でも、福井県警と兄弟のような結託があった関電が立件されることはなかった。
 当時の関電幹部の多くが入れ墨を入れていた。これは暴力団に依存したダム建設時代からの名残で、関係者に舐められないための配慮だった。

 もしも関電の稼働中が、能登地震クラスのM7.5、震度7に遭遇したら何が起きるのか?
 再稼働した美浜原発1号機は、1970年に初臨界、55年を経過している。
 当初の加圧水型原子炉の設計寿命は25年だった。しかし、なぜか数年後に30年に延伸され、30年が迫ると40年に延伸され、一昨年には、とうとう60年以上、無制限に稼働を許容する事態となった。
 
 美浜原発3号機の50年超運転へ 関西電力が原子力規制委に施設の管理計画を申請 来年12月で運転開始50年 12/25(木)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/023be624accdca716ac7f4d2eeeb0f73044a948b

【関電原発運転差止請求訴訟】大津地裁が滋賀県民の訴えを棄却 裁判長不在、フクイチ事故被害への言及なし…異例づくめの判決 原発止められぬ司法に福島からの避難者も失望 民の声新聞 2025/12/26
 http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-844.html

 【関電原発運転差止請求訴訟】大津地裁が滋賀県民の訴えを棄却 裁判長不在、フクイチ事故被害への言及なし…異例づくめの判決 原発止められぬ司法に福島からの避難者も失望 
 滋賀県民たちが関西電力大飯原発(3、4号機)、高浜原発(1、2、3、4号機)、美浜原発(3号機)の7基の運転差し止めを求めた訴訟(2013年12月提訴)の判決が25日午後、大津地裁(池田聡介裁判長)で言い渡され、住民たちの訴えを棄却した。

 池田裁判長は理由の説明もなく欠席し、島田正人裁判官が主文だけを代読。福島からの避難者を証人として採用したにもかかわらず、判決では原発事故被害への言及も無し。�牋枸磴鼎�め�瓩糧酬茲法�原告団長の辻義則さんはもちろん、法廷で証言した菅野みずえさん(73)=浪江町津島地区から避難中=も「司法にまで捨てられた」と怒りや失望を口にした。原告は大阪高裁に控訴する意向。

 【「関西に暮らす皆さんの未来が私です」】
 「司法には『良心』なんか無くなっちゃいましたね。福島第一原発事故による避難者がどれだけいるか。裁判官がきちんと調べたら、原発を動かしていいなんて言えるはずがありません。
 福島の事故では、放出された放射性物質の8割が太平洋に向かいました。2割の放射性物質によって、私たちは帰れないわけです(筆者注:避難元の浪江町津島地区は帰還困難区域)。

 福井の原発で事故が起きたら、逆に8割の放射性物質が国土を汚染しますよ。�犂慇召凌紊�め�瓩任△詒�琶湖が汚染されたらどうするの?司法が国策に飲まれるなんて、あってはならないこと。行政を見張るのが司法の仕事なのに、仕事を放棄している。それって�狎鐐菫位覘瓩汎韻犬任垢茵�

 実は菅野さん、この裁判で証人尋問に応じている。30ページを超える陳述書を書き、法廷で尋問を受けた。これ以上、自分たちのような原発事故被害者を生み出してはならぬ、という想いからだった。
 しかし、池田裁判長はまるで尋問などなかったかのように�猝技覘瓩靴拭�400ページを上回る判決文では、菅野さんが必死に訴えた「福島第一原発事故被害」について一言も触れられていない。

 会見後、住民側弁護団の石川賢治弁護士は「菅野さんの証言は、この判決には反映されていません。本当に酷いです」と呆れたように語った。裁判所が採用した証人の言葉は、ただ単に聞き流されたということになる。信じがたい蛮行だが、これが司法の現実ということか。記者会見で菅野さんは、怒りを押し殺すように改めてマイクを握った。

 「私たちの苦労は何だったのか…。原発事故の被害者としては、司法にも捨てられてしまったなと、本当にそう思いました。裁判官は『社会のなかの1人』ではなく個人として社会を見ている。判決を言い渡すことが裁判官個人にとってどんな意味を持つか。私物化しているようにしか見えません。いまの私たちの苦労は、やがて皆さんのものです。関西に暮らす皆さんの未来が私です。本当に悔しいです」

 【「裁判長が雲隠れ…馬鹿にしてる」】
 池田裁判長は、証言を無視しただけではなかった。
 閉廷後の記者会見で「中身が極めて薄っぺらい判決」と厳しく批判した井戸弁護士が、裁判所の�爛疋織丱伸瓩鯡世�した。

 「民事訴訟の判決は本来、『判決原本』ができあがっていないと法律上、判決を言い渡すことができません。原本ができていれば、正本は複写するだけなので当事者にはすぐに、判決正本を手渡せるのが当たり前のことです。
 ところが今回、大津地裁は『判決正本は渡せない』と言ってきました。だとしたら違法な判決言い渡しになります。そうしたら今朝になって『渡せます』と。裁判所の内部で何があったのでしょうか」

 「判決は当然、池田裁判長が言い渡すかと思いきや、言い渡したのはずっと右陪席だった島田裁判官でした。島田裁判官は判決要旨を読み上げることはせずに、主文だけを代読してそそくさと帰ってしまいました。何があったのか分からない。裁判所が非常にドタバタしていたということが伺えます」

 弁護団によると、池田裁判長が欠席した理由について、大津地裁側からの説明は一切ないという。原告団長の辻義則さんは「判決言い渡しを裁判長が欠席するなんて、こんな酷いことがあるでしょうか。2月の結審から10カ月も待たされて…。池田裁判長が出勤していないはずはないんです。体調不良だとの説明もありません。皆に顔向けできない裁判長が雲隠れをして判決を代読させたのではないか。はっきり言って馬鹿にしています」と怒りを口にした。

 では、なぜ判決を「薄っぺらい」と評価するのか。井戸弁護士が解説する。
 「大きな争点の1つは『原発にはどのような安全性が求められるか』です。絶対的な安全性、絶対に事故は起こらないという安全性を求めるのが市民の立場です。しかし、物理的に100%の安全性を求めるのは無理な話。そこで、原発のメリット、デメリットを評価して市民が決める。それが概ねの理解、社会通念でしょう。だが、判決では市民ではなくて原子力規制委員会が社会通念を判断する。

 規制委の判断が社会通念だと。市民がそんなことを規制委に依頼した覚えはまったくありません。裁判所は規制委の判断に従うのではなく、市民が原発にどれだけの安全性を求めているのかということを自ら決めなければなりません。しかし、判決では『規制委の判断が社会通念だ』と決めつけてしまって何の検討もしていません」

 【国策に飲み込まれる司法…】
 「もう1つは『新規制基準に適合しているという判断が合理的か否か、をどちらが立証しなければいけないか』です。
 関西電力が合理性を立証するのか、住民側が不合理性を立証するのか。福島第一原発事故の後は、日本の裁判所の多くは電力会社側が合理性を証明しなければいけない、それができなかったら運転差止を認める、という姿勢でした。
 それが最近は、住民側が不合理性を証明するべきだという判断枠組みが目立つようになってきました。1970年以降の公害訴訟の歴史を覆す流れです。この判決も然り。『関電の主張は不合理とまでは言えない』で全部蹴っています。裁判所が第三者の立場で独自に考えた形跡が見えません」

 そのうえで、井戸弁護士は次のように指摘した。
 「政府が『原発を最大限利用する』と舵を切ったので、裁判所が�狢腓�な波�瓩飽�み込まれてしまっているということなのかもしれません」
 福島県相馬市から滋賀県栗東市に避難中の佐藤勝十志さんは、妻の惠里子さんとともに大津地裁に駆けつけ、判決を見届けた。

 「滋賀のみなさんに、原発事故のことをもっと伝えたいと思いながら満足にできませんでした。だから、こうやっていろいろな場所に足を運んで活動することが、お世話になった滋賀の人たちへの恩返しにも贖罪にもなるだろうと考えています」
 司法には失望するが、あきらめず伝えていく。

 「自分の経験を詳細に伝えることができたら、ただ闇雲に原発稼働に賛成する人が1人でも減らせる。私の話が頭の片隅にでも残っていれば、県知事選の投票の際の判断材料になるでしょう。そのためには、私たちのような原発事故被害者が伝えないと。だから、私は敢えて車は福島ナンバーのままにしてあります」

 司法は福島からの避難者の想いを無視して、国の原発推進を後押しする。2011年3月の事故で何が奪われたのかなど顧みない。独自の判断も示さない。訴訟は大阪高裁に舞台を移すが、井戸弁護士は改めて司法に注文をつけた。
 「ちゃんと自分で考えて判断してほしい。それに尽きます」
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 一部引用以上

私は、耐用年数25年で設計されたPWR原子炉を、60年以上稼働を許容するという原子力規制委員会=日本政府の判断は、一人の元下っ端検査技術者として、想像を絶する狂気にしか見えない。

 160気圧という超高圧で運用される加圧式原子炉は、もしも原子炉が破損した場合、一つの巨大放射能爆弾に変わる。爆発すれば、地元の福井だけでなく、滋賀県や京都府も、ほぼ半永久に人が住めなくなる可能性が高い。それどころか、阪神全域や岐阜県、愛知県も激しく汚染される。
 PWRの放射能汚染能力は、フクイチ事故BWRの数百倍といわれているのである。

 破損というのは、約20センチ厚の耐圧容器に亀裂が入ることだ。
 鋼鉄鍛造耐圧容器が数十年にわたって中性子を浴び続けると、鉄の多くがコバルト60など別金属に変化する。放射化されるわけだ。
 これにより、「脆性劣化」という現象が起きる。鉄を冷やすと脆くなり、破壊されやすくなる。脆性劣化とは、脆くなる温度が、経年劣化で、どんどん上がってゆくことを意味している。
 今では、高浜・美浜原発は常温や100度以上でも脆性劣化が起きていることが、炉心試験片から明らかにされている。

 いつ巨大爆発を起こすか分からない高浜原発1号機 2019年07月08日
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827893.html

  高浜原発で危険な警報!2019年09月09日
  https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827831.html

自民党政権が、(事実上)日本の原子炉を巨大事故を起こすまで延命させると表明 2021年07月16日
https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827208.html

高浜・美浜の超老朽原子炉が、爆発的破壊による放射能巨大事故を引き起こすとすれば、どんなシチュエーションなのか?
 それは、巨大地震で、耐圧容器に亀裂が入った場合。全電源喪失により冷却機能を失った場合、そしてECCSが作動したときなどだ。
 福一事故の例では、原子炉内のセンサーノズルが震動で折れて、小さな穴から80気圧で冷却水が噴出し、短時間で冷却を失い、約2時間でメルトダウンに至った。

 PWRでも同じことが起きる。この場合、160気圧なので、ほぼ爆発的現象になる。そしてECCSが炉心に入ると、脆性劣化鋼鉄が割れる可能性があり、それは巨大爆発を招くだろう。
 もう、日本国家が終わるほどの超深刻な事態となるが、関電が分かっていても原子炉を止められない本当の事情は、廃炉の費用を持っていないから、成り行きに任せて、原子炉爆発を見守るしかないと覚悟しているからだ。
 国民の命よりも株主の方が大切であり、経営者はドバイに逃げればいいと思っているのである。東電のように…。

  高浜原発が設計寿命を大きく超える60年の運転を認可された 2024年05月30日
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6137118.html

 みんな原子炉は特殊で高度な知能を持っていないと理解できない神秘的技術と思い込まされているが、実際には、本質を理解すれば、それほど難しい技術ではない。
 私は、若い頃原子炉や核燃料、放射線の取り扱い資格試験に挑戦していたので、今でも、材料さえもらえれば核兵器を自分で作れる自信がある。
 だが、分かってしまえば、それがどれほど人間社会に不要で危険なものかも理解できるのだ。
 それは、権力者が自分の権威を高め、特別に凄い人間と勘違いさせるために行われるのである。