浜岡原発審査、「白紙」見通し 規制委員長「明らかな捏造」―立ち入り検査も・中部電データ不正 2026年01月07日
  https://www.jiji.com/jc/article?k=2026010700469&g=eco

 中部電力が浜岡原発(静岡県)の地震想定に関わるデータを不正に操作していた問題で、原子力規制委員会の山中伸介委員長は7日の定例記者会見で、同原発の再稼働に向けた審査について「白紙になると思う」と述べ、同社への立ち入り検査を検討していることも明らかにした。

 浜岡原発、想定地震を過小評価か 規制委審査に「重大な影響の恐れ」―社長陳謝・中部電

 会見に先立って開かれた定例会合で、山中委員長は「安全に直接関わる審査データの捏造(ねつぞう)で、明らかな不正行為だ」と厳しく非難し、審査を停止する方針を確認。会見では「審査そのものをやり直す必要がある」とした上で、「(事務局の原子力規制庁による)立ち入り検査をしてもらうのが良いと思う」との考えを示した。

 規制委は14日の定例会合で改めて協議し、今後の対応を正式決定する見通しだ。

 この日の会合で現状を報告した同庁の担当者は「基準地震動の信頼性は損なわれている」とした上で、「(不正が行われた)2018年は敷地に近い活断層の地震動が評価の対象となった時期だ」と説明。規制委の審査で原発敷地内に大きな影響を与える地震動が焦点となっていた時期に不正が行われていたとの認識を示した。
*********************************************************************
 引用以上

 このニュースを見ると、原子力規制庁が真面目に認可審査に取り組んでいるように見えるが、私は規制庁の実態を知っているので騙されない。
 規制庁の記者会見は、「規制やってます」という、アリバイ証明でありポーズでしかない。
 同じこと電力側怠慢への批判が柏崎原発のセキュリティ問題で起きたが、東電批判をネチネチと繰り返してはいても、結局、柏崎原発再稼働について「これだけ規制庁がしっかり監視しているのだから…」というアリバイ証明を作り、再稼働世論づくりのための計画的演出にすぎなかった。再稼働のために世論操作しているわけだ。

 東電と規制庁は、原子力ムラの同じ穴のムジナであって、「どうやって、規制しているように見せかけようか?」と、相談して批判しているフリを演出したのだ。
 花の応援団の青田赤道に「役者やのー」と言わせたいのだろう。
 今回の中電批判も、柏崎再稼働のための演劇の台本を、そのまま流用したとしか思えない。

 今後も、いかにも規制庁が住民の安全に取り組んでいるかのような演技を重ねて、中電を批判するフリをしながら、結局、地元世論を「規制庁が真面目にやってるから安心できる」と洗脳し、再稼働推進の世論を作りたい思惑が透けて見える。

 規制庁と原発企業のトップメンバーは完全に重複していて、いずれもガチガチの原発推進組しか選ばれない。
 規制庁長官の山中伸介は、阪大原子炉工学出身で、原子力ムラの最高代理人である。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E4%B8%AD%E4%BC%B8%E4%BB%8B
 フクイチ事故時に「デタラメ春樹」と呼ばれた班目春樹とほぼ同じ経歴。
 
 東大工学部教授、デタラメ春樹は、フクイチ事故の解説教授様のなかでも、NHKで「メルトダウンはありえない」と叫び続けた関村直人とならんで、「こいつは正真正銘のバカなのか?」と私に確信させたほどだ。
  原子力安全委員会(班目春樹委員長)は4日、東京電力福島第1原発で水素爆発や炉心溶融などの深刻な事態が再び起きる可能性は低く、原子炉や使用済み核燃料プールの冷却が長時間停止しても同原発から20キロ圏外への放射性物質による影響は小さいとする経済産業省原子力安全・保安院の報告書を了承した。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827373.html

 ついでに言うと、原子力ムラ学者は、バカが揃っているが、もう一人許しがたい無知蒙昧のバカ阿呆が「プルトニウムの毒性は塩程度」とのたまわった奈良林直だ。
 東芝時代に原子炉の安全性を研究。内閣府原子力安全委員(現規制委員会)の専門委員を務める。

 いま、塩をですね 塩を200グラム採ると成人男性は、これは致死量というんですが半分の方が亡くなる ところがプルトニウム239の経口致死量、飲み込んだ場合はこれは32グラムです
 ですから、毒性というのは、つまり、飲み込んだ場合は塩とそんなに大差ないんです
 ちなみに奈良林が最近主張している、使用済み核廃棄物の無害化理論も、100%真っ赤なウソである。
  https://www.youtube.com/watch?v=tR8EStAZynA

 事故前、安倍がフクイチの津波対策改修について「そんな必要はない、事故など起きるはずがない」と断定して、改修を拒否した理論的根拠が、デタラメ春樹の認可だった。

 何度でも言う! 安倍首相こそが福島原発事故の最大の戦犯だ! 第一次政権で津波による冷却機能喪失対策を拒否 リテラ2019年3月11日
 https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_4599/

 安倍晋三は、放射能汚染された福島県周辺に関して、ICRP・IAEA・WHOが揃って、核汚染の一般市民への年間許容量を、1ミリシーベルトに定め、厳格に運用されている世界の原子力産業のなかで、福島だけは年間20ミリシーベルトを安全被曝量と決めつけて、年間10ミリシーベルトを超えるような環境放射線の地域(飯舘村、渡利地区など)に、避難住民を無理矢理帰還させようとした。避難先の強制退去、家賃賠償まで含まれていた。

 20ミリシーベルト許容は、大人だけでなく、乳児や胎児まで対象にされていたのだ。8~15週齢胎児に、5ミリグレイ(≒シーベルト)以上被曝させれば4.4%に重度知的障害発生の確率があると放射線影響研究所のレポートが出ているにもかかわらずだ。
 https://www.rerf.or.jp/programs/roadmap/health_effects/uteroexp/

 安倍晋三による無茶苦茶な被曝強要に呼応するように、日本産科学会は、「胎児に100ミリシーベルトまで被曝させても安全」という世界中の産科医が驚愕して卒倒するようなデタラメ指針を発表した。
 https://www.e22.com/atom2/jsog.htm
 (この抗議文はネット事業者=グーグル管理者によって「抗議文」が「反省文」に改竄され、「遠慮する」と文章を強い悪意で改竄されたままだ。もう3年以上前から抗議しているが戻そうとしない)

 この発表をみて、被曝諮問委員だった小佐古内閣参与が、記者会見で涙を流して抗議した。被曝研究者にとって、ありえない許容数値だったのだ。
小佐古参与涙の記者会見.MP4 &20マイクロシーベルト解説続き
 https://www.youtube.com/watch?v=rNiduMqiQy0

 いったい誰が、安倍晋三に20ミリシーベルト許容量を吹き込んだのか、調べていると、どうやら次期、原子力規制委員長候補の伴信彦であるらしいことが分かってきた。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%B4%E4%BF%A1%E5%BD%A6

 伴は、311フクイチ事故後、BUVERY のアカウントで、ツイッター上で、「被曝量が少ないので小児甲状腺癌は一人も起きない」と何十回も強調してみせた。
  https://x.com/buvery2 (最初のアカウントBUVRYは完全削除された)
 この主が伴信彦であると特定されると、自分の福島安全発言をすべて削除して、アカウントを複数の人物に委嘱し、自分の特定と責任を消そうとした。
 しかし、年間20ミリ被曝を安全と決めつけた原子力ムラの医学者は、伴信彦しかいない。私は、安倍に20ミリを吹き込んだのは伴と確信している。

 もう一つの理由は、伴信彦が福島エートスの陰の主宰者という事実だ。表向きは安藤量子という無知な作家が代表者だが、本当の仕組みは伴信彦が作ったと暴露されている。
 放射能汚染地の子供たちを安全地帯に逃さず、被曝させたまま安全教育するというプロジェクトは、フランスのジャック・ロシャールというアレバ社幹部が始めたものだが、被曝安全デマを子供たちを犠牲にして宣伝する悪質性に世界から激しく批判を浴びている。
  https://www.kakehashi.or.jp/archives/16121

 冒頭の、中部電力の捏造データに戻るが、これはすべての原子力事業者が行っている、いわば「常識」であり、地震データの捏造を指摘されるとは誰も思わなかったにちがいない。
 原発、原子力産業は、すべての情報が、推進を前提にして捏造されてきたのが実態だ。

 私自身の経験でも、非破壊検査で作業員にガラス線量計が支給され、被曝量が記録される法律があるのだが、許容量を超えた被曝記録は、すべて削除され、ガラス線量計も無被曝のものにすり替えられていた。もしも、規定オーバーの被曝線量など出さえば、たちまち下請けを切られてしまうシステムなのだ。
 だから、あらゆる被曝作業(放射線透過写真)従事者には、無被曝安全データしか存在しない。

 40年以上前、河田昌東さんの主催する「反原発キノコの会」に参加しようとしたのだが、学歴優越感に包まれた自尊心の強い人たちばかりだったので、嫌気が指して離れた。
 中電との交渉の席で、「放射性廃棄物の始末トイレさえない実態に、未来に汚染物を押し付けてどうする」と詰め寄ると、担当部長が、「それを解決するのが、君たち若者であり、未来の科学技術が問題解決してくれる」と、問題を未来に先送りする姿勢に呆れたが、なんだか、納得しているような姿勢が不愉快だった。

 今回の地震データ捏造問題の根底に、科学的真実やデータよりも、何はなくとも原子力産業の利権を守りたいという中電関係者の強い意思を感じた。

 1980年前後、当時の反原発運動は、原子力問題を理解できるレベルの知識を持ったインテリ中心のシェルターに閉じこもっていて、何か、底辺労働者の我々を軽蔑して優越感に浸っているような雰囲気を感じた。選民意識や特権意識に類するものだ。

 後に、河田さんが、放射線ゲノム研究で、妊娠中研究者を参加させたが、積算被曝量が5ミリシーベル以下だったので安全だったと自慢していたのを聞いて、「ああ、これがアカデミー関係者の常識なんだ」と愕然とした思い出がある。
 これをキノコの会のメンバーに話しても、誰一人河田さんを批判する者はいなかった。仲間意識でかばう心情を感じた。

 なるほど、日本の反原発運動は、おそらく安倍晋三の20ミリ被曝を容認することになるのかと思った。
 後に、れいわの山本太郎が、年間3~5ミリシーベルト許容論を述べたときも、いいしれぬ「がっかり感」があった。
 https://www.taro-yamamoto.jp/posts_archives/323
 一度でも5ミリ被曝を許容すれば、原子力産業のカネに押し潰されることが見え透いているのに…と思った。

 年間被曝量1ミリで何が起きるのか?
 1ミリシーベルトの被曝リスク - 京都大学 原子炉実験所
 http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/etc/13-10-3Nitiben.pdf
 日本国民全員(1億3000万人)が毎年1ミリシーベルトの被曝を受けたら2007年勧告のガン死リスク係数は、1ミリシーベルト当り5.5×10-5 なので、1(ミリシーベルト/年)×5.5・10-5 (ガン死/ミリシーベルト)×1.3・108 (人)=7150(ガン死/年)

 年間20ミリシーベルトの公衆被曝を許容した場合、
  安倍晋三が定めた、年間20ミリシーベルトを、日本国民全員が被曝すると、その結果、年間16万〜30万人(100ミリ閾値を否定した場合)が癌死および重度遺伝障害致死を引き起こす。
 これは政策ではなく、日本国民に対する殺戮ジェノサイドというしかない。

 ちょうど、今、新型コロナ禍ワクチンの副作用で同じことが起きている。
 2020~2024年の、ワクチンによる死者数は、100万人を超えているとの試算もある。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6214790.html

 この問題も、権威や先端技術への信仰から、人々の命が奪われてゆく現代社会の本質的な欠陥から来ている。
 選民主義に薫陶され、優越感を望む人たちは、先端技術、科学技術やイノベーションに向かう。その最たる例が、核開発であり、AI/IT社会であり、EVカーであり、ワクチン研究だが、人々の幻想の上に組み立てられる科学技術よりも、基本的な肉体と精神の能力を訓練し、開発する方が先ではないのか?
 私には、科学技術が人間の本質的・本能的な能力を疎外し、結局、人類を滅ぼすことしかできない未来が見えている。