あなたがあなたであることをどのように証明するか? ドコモ口座問題で改めて考える本人確認 大原 浩
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/76160
ある日、突然、自分ではなくなる
映画でこのような場面を見かけたことはないだろうか?
『ある朝起きてみると、免許証や社員証など自分の身分を証明する書類がすべて消えている。そして、見知らぬ男が部屋に入ってきて「お前は誰だ!」と叫ぶ。しかも、警察に「泥棒です!」と通報されるので、慌てて窓から飛び降りて逃げ出す。
目指すは、自分の両親の住む実家だ。しかし、ドアを開けて出てきた両親は主人公を怪訝そうに見る。「僕だよ僕!」と叫んで家に入ろうとすると、ここでも「不審者です!」と通報されてしまう……その後もすべての知り合いを訪ねるが、誰も主人公のことを知らない……
そして、実は主人公の部屋に入ってきた男が、「新しい自分」であることを知ることとなる……』
ちょっと怖い話だが、「あなたがあなたであること」をあなたが主張しても意味がなく、「あなたがあなたであること」は他人や、書類が証明しなければならないという事実を端的に示す物語だ。
逆に、「あなたで無い赤の他人を証言や書類によって、あなたであることを証明」することが可能という恐ろしい事実も浮かび上がる。
ドコモ口座、SBI証券事件については、9月29日の記事「『あなたの口座は世界中の犯罪者に狙われている』あまりに残酷な現実」で詳しく述べたが、「偽造の身分証で他人があなた(名義)の預金口座を開設する」というのは「他人が(嘘なのに)あなたであることを証明してしまう」恐ろしい事例の1つと言える。
例えば村社会では、親類縁者が近隣に住んでいるし、村人もお互い顔見知りだから、身分証明書や戸籍が無くても「あなたがあなたであること」を証明するのは難しくない。
実際、歴史上戸籍制度(住民登録、社会保障番号)が整備されて、公的な書類で「あなたがあなたであること」が証明されるようになったのは、比較的最近の話だ。それまでは、家族や親しい知人が身分証明書の代わりを果たしていた。
しかし、現在の都会生活では、マンションの隣の住人さえ「どこのだれか」をはっきりとは知らないのが普通である。さわやかに挨拶を交わしても、逃亡中のレイプ・殺人犯である可能性さえある。
だから、現代社会では身分証明(書)が極めて大事な役割を果たすのだが、偽造身分証明書で簡単に預金口座が作成できるのであれば、その信頼性に疑義が生じる。
戦後の混乱期には何もなかった
現在でも、「借金まみれになって自分の戸籍を売る」という話を聞くことがある。恐ろしいことだが、都会の片隅で家族や友人知人からも離れて暮らす人物の戸籍が、他人に売られて中身が入れ替わったとしても、たぶん気付かれないであろう。
少なくとも現在の戸籍制度ではDNA配列や指紋を登録したりはしないから、「なりすまし」を完全に見破る方法はないのだ。
現在は戸籍制度がかなり整備されているが、東京が空襲で焼け野原になった時には、親類縁者知人がすべて亡くなったケースが多々あったので、自己申告だけで戸籍を再登録することができた場合があったとされる。
その救済措置を悪用して、死亡した本人なりすまして「戸籍の乗っ取り」が行われていた可能性については、松本清張の「砂の器」(筆者映画評論)などを参照してほしい。
みんなパスポートをたくさん持っている?
パスポートを何枚も持っているのは別に珍しいことではない。工作員(スパイ)なら当たり前だといえよう。
映画では、何枚ものパスポートを金庫にしまって、必要に応じて持ち出して華麗な活躍をするスパイがしばし描かれるが、このような物語は「現実世界の反映」とも言える
2018年にカナダ当局に逮捕されたファーウェイCFOの孟晩舟氏が、8通以上のパスポートを所持していたことが話題となった。
カナダ政府の訴追資料によれば、孟氏は過去11年間に中国の旅券を4通、香港の旅券を3通、計7通発給されていた。さらに、香港紙・明報によれば、孟氏が7通とは別に中国の「公務普通旅券」を所持していたとされる。この8通のうち、香港旅券の2通は異なる名前とされる。
この裁判ではパスポートの真偽は争われなかったとのことなので、「偽造」ではなく「正式」なパスポートだと思われる。
つまり、共産主義中国政府が、孟氏の身分を何通りも証明し、しかもそのうち2つは全くの別人として証明したと考えられるのだ。
ここまでくると、孟氏に「あなたはいったい誰?」と聞きたくなる。
社会保障番号がないと……
日本では、マイナポイントなどでマイナンバーの普及に躍起だが、私はマイナンバーの普及よりも、戸籍制度に指紋やDNAの登録を取り入れた方が良いのではないかと思う。
日本のような戸籍制度を持たない米国では、社会保障番号が戸籍代わりだ。これは、米国社会保障局が個人に発行する9桁の固有の番号で、もともとは徴税のための個人特定が目的であった。一生涯、一個人に1つだけ発行される。
戸籍や住民登録の代わりなので、アパートや電気・ガス・水道などの契約、ローンや銀行口座の開設などで必要となる。
問題は、この社会保障番号に多くの情報が紐づけされていることである。「財布などに入れて持ち歩かない」ように注意されるが、この番号を盗まれるとかなり大変だ。
日本のマイナンバーも、現在のところ紐づけされているものが少ないが、預金口座や治療履歴などと紐づけされるとリスクが大きくなる。
ちなみに、違法移民など、この社会保証番号を持たない人々は、電気やガスの契約、さらには銀行口座の開設もできないのにどうやって暮らしているのか?
結局は、マフィアなどの組織の庇護のもと暮らすしかないのだ。「自分が自分であること」を証明できないからである。
例えば、読者が海外旅行中にパスポートを紛失したら、「自分の証明」ができない。日本大使館に駆け込まなければ帰国もままならず、非合法組織の元で生きるしか方法はないのである。
IDとパスワードは原始的
犯罪者が知恵を絞ればIDやパスワードなど簡単に突破できる。IDやパスワードは「簡単にコピーができるのが最大の長所のデジタル」上で作動するのだから致し方がない。
社会保障番号やマイナンバーも、その他の本人証明データと一緒に盗まれたら惨事になる。
つまり、簡単にコピーできるデジタルは「本人証明」に不向きだと言わざるを得ない。コピーが簡単なことがセキュリティにおける重大な弱点となる。
結局、コピーできないアナログな「もの」とのリンクが絶対に必要だ。その代表が生体(指紋やDNAなど)であり、それらがID、パスワードとリンクして初めて安心できるセキュリティが生まれる。
本当に紙とハンコは必要ないのか?
始動したばかりの菅政権で、河野太郎行政改革担当相は「紙とハンコを無くす」と息巻いている。
確かに、現在の政府や公共団体の事務作業はあまりにもデジタル化が遅れていて非効率なことは私も感じるところだ。官僚・役人がデジタル化に反対するのは、デジタル化によって作業が効率化され、人員が削減されれば、自らの省庁の権益も減るからだ。そのような抵抗勢力を撃破して改革を成し遂げて欲しい。
しかし、これまで述べてきたセキュリティ上の理由から、すべてをデジタル化するのは危険だ。アナログのまま残すべきものもある。
例えば、工場生産されたハンコを押すことにはあまり意味がないが、手掘りの実印は同じように見えても1つ1つが微妙に異なっているし、印鑑証明(の印影)を入手しなければ、偽造するのは難しい。
サインも同じだ。外資系ではサインが主流だが、それらのサインをあらかじめサインブックに登録された筆跡と照らし合わせて確認する。
これらの照合用の情報をデジタル化せずに紙ベースで保管していれば盗むのはそれほど簡単ではない。
磁気嵐(太陽嵐)がやってきたらどうするのか?
そして、私が心配するのは、あまりにもデジタル化が進むと、磁気嵐がやってきたときに預金口座や証券口座の残高を証明できなくなってしまうということだ。
1859年の磁気嵐は「キャリントン・イベント」と呼ばれ、記録に残る中では最大のものだが、エジソンが白熱電球を完成させたのが1879年と20年後であったため、電信網の混乱はあったものの、パニックにはならなかった。しかし、電子化が進んだ現代では、電子ネットワークや電気の供給が遮断されれば、「文明崩壊」しかねない。
キャリントン・イベントクラスの磁気嵐だと、広範囲に影響が及ぶためバックアップセンターのデータも消失する可能性が高い。つまりすべてのデータが消えてなくなるのだ。
現在、銀行預金はカードで出し入れするのが普通だから、紙の通帳にすべての取引が記録されるわけでは無いし、みずほ銀行は新規の紙の通帳を有料化して完全デジタル化へ舵を切った。
また紙の株券もすでに廃止された。株式の保有を証明するものは電子データしかない。
だから、もし電子データが消滅すれば、我々の預金や株式、さらには不動産(不動産登記も電子化が急速に進んでいる)の所有を証明するものは無くなり、すべての財産が消えてしまうという恐ろしい事態がやってくるということだ。
キャリントン・イベントクラスの磁気嵐は平均すれば500年に1度くらいと言われる。前回から160年ほど経過した現在、いつ起こっても不思議ではない。
実際、1989年3月に起きた磁気嵐は非常に大きな影響を及ぼした。カナダでは電力網を破壊し深刻な被害をもたらしたし、米国の気象衛星の通信が止まるなど各国に影響が出た。
デジタルというのは大変便利なものだが、人間や財産の「存在の証明」としては不安がある。デジタルの便利さを享受しながらもアナログの安全性にもっと着目すべきではないだろうか?
本稿執筆中に「東京証券取引所のシステムがダウンし終日取引府ができなくなった」とのニュースが飛び込んできた。磁気嵐などやってこなくでも電子ネットワークやコンピュータシステムというのは、極めて脆弱だということを痛感する。
やみくもなデジタル化推進は、少し歩みを止めるべきではないだろうか? 何をデジタル化して、何をアナログにするのかは慎重に考えなければならない問題である。
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引用以上
デジタル化社会が進行すると、デジタル特有の脆弱性が、取り返しのつかない事態を生むことがある。先日の東証機能停止は、場合によっては数兆円の損失を出す可能性さえあった。
実は、デジタル回線は、電磁波干渉に非常に弱い。電磁波には、回線に対して「誘導電流」を発生させることがある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%98%E5%B0%8E%E9%9B%BB%E6%B5%81
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E9%9B%BB%E6%B5%81#:~:text=%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E9%9B%BB%E6%B5%81%EF%BC%88%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%81%A7%E3%82%93,%E9%9B%BB%E6%B5%81%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E7%A3%81%E8%AA%98%E5%B0%8E#:~:text=%E9%9B%BB%E7%A3%81%E8%AA%98%E5%B0%8E%EF%BC%88%E3%81%A7%E3%82%93%E3%81%98,%E9%9B%BB%E6%B5%81%E3%82%92%E8%AA%98%E5%B0%8E%E9%9B%BB%E6%B5%81%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%80%82
電磁界のなかに回線があれば、加えられた電磁気に応じたサージ電流が流れて、回線に乗り上げて電気的情報を狂わせることがある。
もちろん、これは電磁気の普遍的性質であって、当然対策がある。これを電磁波シールドとかシールドラインとか呼んでいて、同軸ケーブルのことだ。
ところが、同軸ケーブルのコネクション部分は、完全な磁気シールドができないことが多く、ここで電気的信号を破壊するようなサージ電流が乗ることがある。これをEMIノイズと呼ぶが、この現象を克服することは大変だ。
電気・電子的信号を、電磁波干渉から完全に守ることは困難で、このため、通信のパケット化とベリファイのシステムによって、一定度のノイズを許容して設計されていることが多い。
また大切な金融情報では、電磁波干渉に反応しないグラスファーバー光ケーブルが用いられているとともに、トラブルが起きたときのために、何重ものバックアップシステムが確保されている。
上に引用した文章では、「磁気嵐」について触れているが、これは人類に知られている最大級のEMIノイズ発生源だ。
人類の経験させられた最大級の磁気嵐、キャリントン事象はフレアX数十といわれているが、はっきりした証拠はない。しかしX100クラスのフレアは10年に一回現れるといわれ、それが地球を直撃するリスクは、数百年に一度だ。
https://www.usss.kyoto-u.ac.jp/etc/symp6/shibata.pdf
もし、キャリントン事象クラス(仮にX50としよう)が地球を直撃した場合、北緯40度(秋田)以北では、ほぼ電気・電子インフラが壊滅すると言われている。カナダ・ロシアは全滅だ。
北緯30度(沖縄)でも、素晴らしいオーロラが観測できる。東京でも、大部分のパソコン・マイコンは使用不能になるだろう。
だから、世界の金融資本は、バックアップ拠点を沖縄のようなN30度に置いているのだ。
だが、EMP爆弾は、緯度には何の関係もなく、高度400キロで核爆発した電磁波が傘下を直撃する。おおむね1000キロ以上の範囲の、電気・電子インフラを壊滅させ、金融情報のバックアップもろとも破壊する。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/40088
ありとあらゆるコンピュータ情報が消えてしまう。およそコイルと名がつけば、そのすべてが破壊されるので、送電インフラも全滅だ。
しかし人は、ほとんど死なないですむ。ただしアメリカはEMP投下後、2年で8割が死亡すると試算している。
ここで本題だ。
あなたの金融資産、そして、あなたを証明すべき情報までも、すべて破壊される。ただ、あなたが勝手に「自分」と呼んでいる肉体だけが残されるが、それを証明する何もかも破壊されてしまう。
あなたが「失われた私の預金を返せ」と叫んでも、預金情報どころか、あなたの本人確認情報さえ消えてしまうのだ。
これが、デジタル社会の本当に恐ろしいところだ。
だから、ビルゲイツやアルゴアの吹聴している「グレートリセット=デジタル社会」の本質が、吹けば飛ぶような虚構にすぎないことが分かるはずだ。
コンピュータなど役立たない。それどころか電子化された車も耕運機も動かない。
ただ、地球と、あなたの肉体が残るが、それは、公的に証明できる存在ではなくなる。
しかし、「肉体を維持したい、生き延びたい」という本能に従って、あなたは、目の前を走り抜ける猪を殺し、肉を食い、畑を耕してイモを育てて生き抜こうとする。
そこにあるのは、江戸時代、明治時代の人生なのだ。
実は、私が冒頭の文章からインスピレーションを得て書きたかったことは、こんなことよりも、身元を証明できない社会では、はるかに恐ろしいことが起きるということだ。
今のように、運転免許が本人を証明する絶対資料化している日本社会では、身分証明といえば、ほぼ運転免許が用いられる。
ところが、運転免許の偽造は、実に容易だといわれる。現に、中国人が日本でレンタカーを借りて運転する場合に提出する国際免許証の大半が偽造といわれている。
https://www.epochtimes.jp/p/2020/08/60664.html
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29044840V00C18A4CC1000/
日本政府は、苛酷な法規制を国民に要求する裏で、こうした中国人の偽造犯罪には、まともな対応をしていない。これは二階俊広ら親中国派議員の意向とも噂されている。
つまり、中国人の偽造免許証があれば、健保の不正取得も、他人なりすましも、実に容易に行え、他人の戸籍を盗み取ることも可能である。
これを「背乗」と呼んでいる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%8C%E4%B9%97%E3%82%8A#:~:text=%E8%83%8C%E4%B9%97%E3%82%8A%EF%BC%88%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%AE%E3%82%8A%EF%BC%89%E3%81%A8,%E8%A1%8C%E7%82%BA%E3%82%92%E6%8C%87%E3%81%99%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E7%94%A8%E8%AA%9E%E3%80%82
日本は江戸時代まで、世界でもっとも厳格な個人情報の記録と統制が行われた国家だった。それは主に、徴税の整理を目的にしていて、その管理の厳格さに、他人の戸籍の強奪などを行う隙は存在できなかった。
明治に入っても、徴兵制度の確立から、戸籍法が厳格に施行され、それまで自由人として野山を闊歩していた、木地屋やサンカまで、一定地への居住が強要された。
徴兵制は、全国に、無戸籍者集団の新しい村落を作り出し、人が住めないような山奥にも新たな村落ができた。
四国や遠州の高所村落は、当時の木地屋のものが多い。また、大河川の水害地に住むようになったサンカも多い。
だが、明治新政府は、朝鮮出兵を行い、1910年に朝鮮総督府を成立させ、事実上、朝鮮を属国化した。
しかし、朝鮮李朝の崩壊は、事実上1800年代の末である。このとき、日本軍の侵攻とともに、李朝官僚たちは、先を争って、日本政府に恭順し、日本への移住を切望した。
それまで、奴隷制支配者として傲慢の極みのような特権を謳歌し、民衆からひどく恨まれていたからだ。
多くの両班官僚たちが、日本列島に移住し、カネにものをいわせて、戸籍を買い取ったといわれている。これが「背乗」の嚆矢だ。
このとき、秀吉が、朝鮮陶工を誘拐して、日本に住まわせて窯業を創始させた土地、例えば、鹿児島の加世田や、有田、唐津、山口県の萩、田布施、など朝鮮人子孫が多い土地に移住したといわれる。
このとき、朝鮮からやってきた人々のなかに小泉純一郎の父親、小泉純也や、児玉誉士夫などがいたと噂されている。また岸家など田布施の名士の多くもそうだと噂される。これは、当時の明確な資料がない(状況証拠はある)ため、残念ながら確実性のある情報ではない。
https://www.excite.co.jp/news/article/Tocana_201404_post_3889/
https://open.mixi.jp/user/39911152/diary/1955877565
小泉純也は、加世田の名家、鮫島姓のはずが、現地小学校に記録がなく、小泉又次郎の養子になるなど、身元を隠そうとしてきた。
児玉誉士夫については、「彼は朝鮮名家の子孫」と指摘する書籍が複数ある。
岸信介、児玉誉士夫、瀬島龍三、金丸信らは朝鮮人と断ずる書籍もある。
岸家については、朝鮮李家と深い血脈があるとする指摘もある。
今は、これらの情報がネット上から見事に消されてしまっているが、10年前までは、大量に存在した。その内容は驚かされることばかりだが、情報を保存しておかねかったことが悔やまれる。
「背乗り」は、半端な規模ではないといわれる。
第二次世界大戦で、1都市が壊滅状態になり、大きな地域の人々が根こそぎ殺されてしまった土地がある。
例えば、東京大空襲のとき本所・江戸川・葛飾などでは10万人の死者を出し、一族郎党死んでしまったものも多数あった。
このとき、土地の相続者もいなくなり、数万の空白地が出たが、戦後、なぜか、それらの土地に無縁の者が多く住み着いた。
その多くが在日者だったといわれる。民法では、20年間誰からも文句を言われずに住み続ければ、時効取得権が発生して、その土地を合法的に奪うことができるのだ。
約25万人が殺戮された広島も同じ事情で、大殺戮の跡地に、多くの在日者が勝手に住み着いて、時効所有権を得た。
これは日本全国の、絨毯爆撃地で同じことが起きた。名古屋市の駅西地区も、現在は大半が在日者の所有だが、元々の所有権者は、空爆などで殺されてしまった空地に住み着いたものだ。
伊勢湾台風の被災地でも同じことがおきた。
だから、日本ではニセの免許証があれば、場合によっては、住民票も戸籍も、他人の財産までだまし取ることが可能である。
したがって、今後は、「個人登記」という新しい登記システムが必要になり、自分自身のDNAや指紋を登記しておかねばならなくなる。
また各金融機関の個人資産も、中央で統一バックアップして、個人登記によって管理するシステムを作らざるをえなくなる。
ただし、自民党支配権力の下では、これらの情報は、おそらく徴兵制などに悪用されるのが確実なので、我々は、易々と認めることはできないだろう。
個人情報がGAFAなどによって悪用されている現状では、個人登記システムを作っても、彼らの金儲けに利用されるだけでし、徴兵制管理情報として利用されるのも、まっぴらごめんだ。
社会全体に、個人の権利と自由を保障する利他主義の土台成立していないと、上に述べたような改革は悪用を招くだけになってしまう。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/76160
ある日、突然、自分ではなくなる
映画でこのような場面を見かけたことはないだろうか?
『ある朝起きてみると、免許証や社員証など自分の身分を証明する書類がすべて消えている。そして、見知らぬ男が部屋に入ってきて「お前は誰だ!」と叫ぶ。しかも、警察に「泥棒です!」と通報されるので、慌てて窓から飛び降りて逃げ出す。
目指すは、自分の両親の住む実家だ。しかし、ドアを開けて出てきた両親は主人公を怪訝そうに見る。「僕だよ僕!」と叫んで家に入ろうとすると、ここでも「不審者です!」と通報されてしまう……その後もすべての知り合いを訪ねるが、誰も主人公のことを知らない……
そして、実は主人公の部屋に入ってきた男が、「新しい自分」であることを知ることとなる……』
ちょっと怖い話だが、「あなたがあなたであること」をあなたが主張しても意味がなく、「あなたがあなたであること」は他人や、書類が証明しなければならないという事実を端的に示す物語だ。
逆に、「あなたで無い赤の他人を証言や書類によって、あなたであることを証明」することが可能という恐ろしい事実も浮かび上がる。
ドコモ口座、SBI証券事件については、9月29日の記事「『あなたの口座は世界中の犯罪者に狙われている』あまりに残酷な現実」で詳しく述べたが、「偽造の身分証で他人があなた(名義)の預金口座を開設する」というのは「他人が(嘘なのに)あなたであることを証明してしまう」恐ろしい事例の1つと言える。
例えば村社会では、親類縁者が近隣に住んでいるし、村人もお互い顔見知りだから、身分証明書や戸籍が無くても「あなたがあなたであること」を証明するのは難しくない。
実際、歴史上戸籍制度(住民登録、社会保障番号)が整備されて、公的な書類で「あなたがあなたであること」が証明されるようになったのは、比較的最近の話だ。それまでは、家族や親しい知人が身分証明書の代わりを果たしていた。
しかし、現在の都会生活では、マンションの隣の住人さえ「どこのだれか」をはっきりとは知らないのが普通である。さわやかに挨拶を交わしても、逃亡中のレイプ・殺人犯である可能性さえある。
だから、現代社会では身分証明(書)が極めて大事な役割を果たすのだが、偽造身分証明書で簡単に預金口座が作成できるのであれば、その信頼性に疑義が生じる。
戦後の混乱期には何もなかった
現在でも、「借金まみれになって自分の戸籍を売る」という話を聞くことがある。恐ろしいことだが、都会の片隅で家族や友人知人からも離れて暮らす人物の戸籍が、他人に売られて中身が入れ替わったとしても、たぶん気付かれないであろう。
少なくとも現在の戸籍制度ではDNA配列や指紋を登録したりはしないから、「なりすまし」を完全に見破る方法はないのだ。
現在は戸籍制度がかなり整備されているが、東京が空襲で焼け野原になった時には、親類縁者知人がすべて亡くなったケースが多々あったので、自己申告だけで戸籍を再登録することができた場合があったとされる。
その救済措置を悪用して、死亡した本人なりすまして「戸籍の乗っ取り」が行われていた可能性については、松本清張の「砂の器」(筆者映画評論)などを参照してほしい。
みんなパスポートをたくさん持っている?
パスポートを何枚も持っているのは別に珍しいことではない。工作員(スパイ)なら当たり前だといえよう。
映画では、何枚ものパスポートを金庫にしまって、必要に応じて持ち出して華麗な活躍をするスパイがしばし描かれるが、このような物語は「現実世界の反映」とも言える
2018年にカナダ当局に逮捕されたファーウェイCFOの孟晩舟氏が、8通以上のパスポートを所持していたことが話題となった。
カナダ政府の訴追資料によれば、孟氏は過去11年間に中国の旅券を4通、香港の旅券を3通、計7通発給されていた。さらに、香港紙・明報によれば、孟氏が7通とは別に中国の「公務普通旅券」を所持していたとされる。この8通のうち、香港旅券の2通は異なる名前とされる。
この裁判ではパスポートの真偽は争われなかったとのことなので、「偽造」ではなく「正式」なパスポートだと思われる。
つまり、共産主義中国政府が、孟氏の身分を何通りも証明し、しかもそのうち2つは全くの別人として証明したと考えられるのだ。
ここまでくると、孟氏に「あなたはいったい誰?」と聞きたくなる。
社会保障番号がないと……
日本では、マイナポイントなどでマイナンバーの普及に躍起だが、私はマイナンバーの普及よりも、戸籍制度に指紋やDNAの登録を取り入れた方が良いのではないかと思う。
日本のような戸籍制度を持たない米国では、社会保障番号が戸籍代わりだ。これは、米国社会保障局が個人に発行する9桁の固有の番号で、もともとは徴税のための個人特定が目的であった。一生涯、一個人に1つだけ発行される。
戸籍や住民登録の代わりなので、アパートや電気・ガス・水道などの契約、ローンや銀行口座の開設などで必要となる。
問題は、この社会保障番号に多くの情報が紐づけされていることである。「財布などに入れて持ち歩かない」ように注意されるが、この番号を盗まれるとかなり大変だ。
日本のマイナンバーも、現在のところ紐づけされているものが少ないが、預金口座や治療履歴などと紐づけされるとリスクが大きくなる。
ちなみに、違法移民など、この社会保証番号を持たない人々は、電気やガスの契約、さらには銀行口座の開設もできないのにどうやって暮らしているのか?
結局は、マフィアなどの組織の庇護のもと暮らすしかないのだ。「自分が自分であること」を証明できないからである。
例えば、読者が海外旅行中にパスポートを紛失したら、「自分の証明」ができない。日本大使館に駆け込まなければ帰国もままならず、非合法組織の元で生きるしか方法はないのである。
IDとパスワードは原始的
犯罪者が知恵を絞ればIDやパスワードなど簡単に突破できる。IDやパスワードは「簡単にコピーができるのが最大の長所のデジタル」上で作動するのだから致し方がない。
社会保障番号やマイナンバーも、その他の本人証明データと一緒に盗まれたら惨事になる。
つまり、簡単にコピーできるデジタルは「本人証明」に不向きだと言わざるを得ない。コピーが簡単なことがセキュリティにおける重大な弱点となる。
結局、コピーできないアナログな「もの」とのリンクが絶対に必要だ。その代表が生体(指紋やDNAなど)であり、それらがID、パスワードとリンクして初めて安心できるセキュリティが生まれる。
本当に紙とハンコは必要ないのか?
始動したばかりの菅政権で、河野太郎行政改革担当相は「紙とハンコを無くす」と息巻いている。
確かに、現在の政府や公共団体の事務作業はあまりにもデジタル化が遅れていて非効率なことは私も感じるところだ。官僚・役人がデジタル化に反対するのは、デジタル化によって作業が効率化され、人員が削減されれば、自らの省庁の権益も減るからだ。そのような抵抗勢力を撃破して改革を成し遂げて欲しい。
しかし、これまで述べてきたセキュリティ上の理由から、すべてをデジタル化するのは危険だ。アナログのまま残すべきものもある。
例えば、工場生産されたハンコを押すことにはあまり意味がないが、手掘りの実印は同じように見えても1つ1つが微妙に異なっているし、印鑑証明(の印影)を入手しなければ、偽造するのは難しい。
サインも同じだ。外資系ではサインが主流だが、それらのサインをあらかじめサインブックに登録された筆跡と照らし合わせて確認する。
これらの照合用の情報をデジタル化せずに紙ベースで保管していれば盗むのはそれほど簡単ではない。
磁気嵐(太陽嵐)がやってきたらどうするのか?
そして、私が心配するのは、あまりにもデジタル化が進むと、磁気嵐がやってきたときに預金口座や証券口座の残高を証明できなくなってしまうということだ。
1859年の磁気嵐は「キャリントン・イベント」と呼ばれ、記録に残る中では最大のものだが、エジソンが白熱電球を完成させたのが1879年と20年後であったため、電信網の混乱はあったものの、パニックにはならなかった。しかし、電子化が進んだ現代では、電子ネットワークや電気の供給が遮断されれば、「文明崩壊」しかねない。
キャリントン・イベントクラスの磁気嵐だと、広範囲に影響が及ぶためバックアップセンターのデータも消失する可能性が高い。つまりすべてのデータが消えてなくなるのだ。
現在、銀行預金はカードで出し入れするのが普通だから、紙の通帳にすべての取引が記録されるわけでは無いし、みずほ銀行は新規の紙の通帳を有料化して完全デジタル化へ舵を切った。
また紙の株券もすでに廃止された。株式の保有を証明するものは電子データしかない。
だから、もし電子データが消滅すれば、我々の預金や株式、さらには不動産(不動産登記も電子化が急速に進んでいる)の所有を証明するものは無くなり、すべての財産が消えてしまうという恐ろしい事態がやってくるということだ。
キャリントン・イベントクラスの磁気嵐は平均すれば500年に1度くらいと言われる。前回から160年ほど経過した現在、いつ起こっても不思議ではない。
実際、1989年3月に起きた磁気嵐は非常に大きな影響を及ぼした。カナダでは電力網を破壊し深刻な被害をもたらしたし、米国の気象衛星の通信が止まるなど各国に影響が出た。
デジタルというのは大変便利なものだが、人間や財産の「存在の証明」としては不安がある。デジタルの便利さを享受しながらもアナログの安全性にもっと着目すべきではないだろうか?
本稿執筆中に「東京証券取引所のシステムがダウンし終日取引府ができなくなった」とのニュースが飛び込んできた。磁気嵐などやってこなくでも電子ネットワークやコンピュータシステムというのは、極めて脆弱だということを痛感する。
やみくもなデジタル化推進は、少し歩みを止めるべきではないだろうか? 何をデジタル化して、何をアナログにするのかは慎重に考えなければならない問題である。
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引用以上
デジタル化社会が進行すると、デジタル特有の脆弱性が、取り返しのつかない事態を生むことがある。先日の東証機能停止は、場合によっては数兆円の損失を出す可能性さえあった。
実は、デジタル回線は、電磁波干渉に非常に弱い。電磁波には、回線に対して「誘導電流」を発生させることがある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%98%E5%B0%8E%E9%9B%BB%E6%B5%81
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E9%9B%BB%E6%B5%81#:~:text=%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E9%9B%BB%E6%B5%81%EF%BC%88%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%81%A7%E3%82%93,%E9%9B%BB%E6%B5%81%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E7%A3%81%E8%AA%98%E5%B0%8E#:~:text=%E9%9B%BB%E7%A3%81%E8%AA%98%E5%B0%8E%EF%BC%88%E3%81%A7%E3%82%93%E3%81%98,%E9%9B%BB%E6%B5%81%E3%82%92%E8%AA%98%E5%B0%8E%E9%9B%BB%E6%B5%81%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%80%82
電磁界のなかに回線があれば、加えられた電磁気に応じたサージ電流が流れて、回線に乗り上げて電気的情報を狂わせることがある。
もちろん、これは電磁気の普遍的性質であって、当然対策がある。これを電磁波シールドとかシールドラインとか呼んでいて、同軸ケーブルのことだ。
ところが、同軸ケーブルのコネクション部分は、完全な磁気シールドができないことが多く、ここで電気的信号を破壊するようなサージ電流が乗ることがある。これをEMIノイズと呼ぶが、この現象を克服することは大変だ。
電気・電子的信号を、電磁波干渉から完全に守ることは困難で、このため、通信のパケット化とベリファイのシステムによって、一定度のノイズを許容して設計されていることが多い。
また大切な金融情報では、電磁波干渉に反応しないグラスファーバー光ケーブルが用いられているとともに、トラブルが起きたときのために、何重ものバックアップシステムが確保されている。
上に引用した文章では、「磁気嵐」について触れているが、これは人類に知られている最大級のEMIノイズ発生源だ。
人類の経験させられた最大級の磁気嵐、キャリントン事象はフレアX数十といわれているが、はっきりした証拠はない。しかしX100クラスのフレアは10年に一回現れるといわれ、それが地球を直撃するリスクは、数百年に一度だ。
https://www.usss.kyoto-u.ac.jp/etc/symp6/shibata.pdf
もし、キャリントン事象クラス(仮にX50としよう)が地球を直撃した場合、北緯40度(秋田)以北では、ほぼ電気・電子インフラが壊滅すると言われている。カナダ・ロシアは全滅だ。
北緯30度(沖縄)でも、素晴らしいオーロラが観測できる。東京でも、大部分のパソコン・マイコンは使用不能になるだろう。
だから、世界の金融資本は、バックアップ拠点を沖縄のようなN30度に置いているのだ。
だが、EMP爆弾は、緯度には何の関係もなく、高度400キロで核爆発した電磁波が傘下を直撃する。おおむね1000キロ以上の範囲の、電気・電子インフラを壊滅させ、金融情報のバックアップもろとも破壊する。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/40088
ありとあらゆるコンピュータ情報が消えてしまう。およそコイルと名がつけば、そのすべてが破壊されるので、送電インフラも全滅だ。
しかし人は、ほとんど死なないですむ。ただしアメリカはEMP投下後、2年で8割が死亡すると試算している。
ここで本題だ。
あなたの金融資産、そして、あなたを証明すべき情報までも、すべて破壊される。ただ、あなたが勝手に「自分」と呼んでいる肉体だけが残されるが、それを証明する何もかも破壊されてしまう。
あなたが「失われた私の預金を返せ」と叫んでも、預金情報どころか、あなたの本人確認情報さえ消えてしまうのだ。
これが、デジタル社会の本当に恐ろしいところだ。
だから、ビルゲイツやアルゴアの吹聴している「グレートリセット=デジタル社会」の本質が、吹けば飛ぶような虚構にすぎないことが分かるはずだ。
コンピュータなど役立たない。それどころか電子化された車も耕運機も動かない。
ただ、地球と、あなたの肉体が残るが、それは、公的に証明できる存在ではなくなる。
しかし、「肉体を維持したい、生き延びたい」という本能に従って、あなたは、目の前を走り抜ける猪を殺し、肉を食い、畑を耕してイモを育てて生き抜こうとする。
そこにあるのは、江戸時代、明治時代の人生なのだ。
実は、私が冒頭の文章からインスピレーションを得て書きたかったことは、こんなことよりも、身元を証明できない社会では、はるかに恐ろしいことが起きるということだ。
今のように、運転免許が本人を証明する絶対資料化している日本社会では、身分証明といえば、ほぼ運転免許が用いられる。
ところが、運転免許の偽造は、実に容易だといわれる。現に、中国人が日本でレンタカーを借りて運転する場合に提出する国際免許証の大半が偽造といわれている。
https://www.epochtimes.jp/p/2020/08/60664.html
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29044840V00C18A4CC1000/
日本政府は、苛酷な法規制を国民に要求する裏で、こうした中国人の偽造犯罪には、まともな対応をしていない。これは二階俊広ら親中国派議員の意向とも噂されている。
つまり、中国人の偽造免許証があれば、健保の不正取得も、他人なりすましも、実に容易に行え、他人の戸籍を盗み取ることも可能である。
これを「背乗」と呼んでいる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%8C%E4%B9%97%E3%82%8A#:~:text=%E8%83%8C%E4%B9%97%E3%82%8A%EF%BC%88%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%AE%E3%82%8A%EF%BC%89%E3%81%A8,%E8%A1%8C%E7%82%BA%E3%82%92%E6%8C%87%E3%81%99%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E7%94%A8%E8%AA%9E%E3%80%82
日本は江戸時代まで、世界でもっとも厳格な個人情報の記録と統制が行われた国家だった。それは主に、徴税の整理を目的にしていて、その管理の厳格さに、他人の戸籍の強奪などを行う隙は存在できなかった。
明治に入っても、徴兵制度の確立から、戸籍法が厳格に施行され、それまで自由人として野山を闊歩していた、木地屋やサンカまで、一定地への居住が強要された。
徴兵制は、全国に、無戸籍者集団の新しい村落を作り出し、人が住めないような山奥にも新たな村落ができた。
四国や遠州の高所村落は、当時の木地屋のものが多い。また、大河川の水害地に住むようになったサンカも多い。
だが、明治新政府は、朝鮮出兵を行い、1910年に朝鮮総督府を成立させ、事実上、朝鮮を属国化した。
しかし、朝鮮李朝の崩壊は、事実上1800年代の末である。このとき、日本軍の侵攻とともに、李朝官僚たちは、先を争って、日本政府に恭順し、日本への移住を切望した。
それまで、奴隷制支配者として傲慢の極みのような特権を謳歌し、民衆からひどく恨まれていたからだ。
多くの両班官僚たちが、日本列島に移住し、カネにものをいわせて、戸籍を買い取ったといわれている。これが「背乗」の嚆矢だ。
このとき、秀吉が、朝鮮陶工を誘拐して、日本に住まわせて窯業を創始させた土地、例えば、鹿児島の加世田や、有田、唐津、山口県の萩、田布施、など朝鮮人子孫が多い土地に移住したといわれる。
このとき、朝鮮からやってきた人々のなかに小泉純一郎の父親、小泉純也や、児玉誉士夫などがいたと噂されている。また岸家など田布施の名士の多くもそうだと噂される。これは、当時の明確な資料がない(状況証拠はある)ため、残念ながら確実性のある情報ではない。
https://www.excite.co.jp/news/article/Tocana_201404_post_3889/
https://open.mixi.jp/user/39911152/diary/1955877565
小泉純也は、加世田の名家、鮫島姓のはずが、現地小学校に記録がなく、小泉又次郎の養子になるなど、身元を隠そうとしてきた。
児玉誉士夫については、「彼は朝鮮名家の子孫」と指摘する書籍が複数ある。
岸信介、児玉誉士夫、瀬島龍三、金丸信らは朝鮮人と断ずる書籍もある。
岸家については、朝鮮李家と深い血脈があるとする指摘もある。
今は、これらの情報がネット上から見事に消されてしまっているが、10年前までは、大量に存在した。その内容は驚かされることばかりだが、情報を保存しておかねかったことが悔やまれる。
「背乗り」は、半端な規模ではないといわれる。
第二次世界大戦で、1都市が壊滅状態になり、大きな地域の人々が根こそぎ殺されてしまった土地がある。
例えば、東京大空襲のとき本所・江戸川・葛飾などでは10万人の死者を出し、一族郎党死んでしまったものも多数あった。
このとき、土地の相続者もいなくなり、数万の空白地が出たが、戦後、なぜか、それらの土地に無縁の者が多く住み着いた。
その多くが在日者だったといわれる。民法では、20年間誰からも文句を言われずに住み続ければ、時効取得権が発生して、その土地を合法的に奪うことができるのだ。
約25万人が殺戮された広島も同じ事情で、大殺戮の跡地に、多くの在日者が勝手に住み着いて、時効所有権を得た。
これは日本全国の、絨毯爆撃地で同じことが起きた。名古屋市の駅西地区も、現在は大半が在日者の所有だが、元々の所有権者は、空爆などで殺されてしまった空地に住み着いたものだ。
伊勢湾台風の被災地でも同じことがおきた。
だから、日本ではニセの免許証があれば、場合によっては、住民票も戸籍も、他人の財産までだまし取ることが可能である。
したがって、今後は、「個人登記」という新しい登記システムが必要になり、自分自身のDNAや指紋を登記しておかねばならなくなる。
また各金融機関の個人資産も、中央で統一バックアップして、個人登記によって管理するシステムを作らざるをえなくなる。
ただし、自民党支配権力の下では、これらの情報は、おそらく徴兵制などに悪用されるのが確実なので、我々は、易々と認めることはできないだろう。
個人情報がGAFAなどによって悪用されている現状では、個人登記システムを作っても、彼らの金儲けに利用されるだけでし、徴兵制管理情報として利用されるのも、まっぴらごめんだ。
社会全体に、個人の権利と自由を保障する利他主義の土台成立していないと、上に述べたような改革は悪用を招くだけになってしまう。
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