「徴兵制核武装国家」これは日本の国家主義者たちの究極の悲願だ。
菅は、法政大学空手部(剛柔流)出身で、ゴリゴリの体育会系、まさに体育会系右翼思想に頭のてっぺんからつま先まで染められている。
体育会系人間の特徴として、民主主義が大嫌い。上意下達が大好きで、下の意見は聞かない。命令が速やかに実現されないと怒り狂う。だから一般人に比べてせっかちで、極端に気が短い。
菅は、戦前の陸軍統制派将校たちのコピーといってよい。だから、戦前の陸軍のように強権と暴力が大好きだ。気に入らなければ、ぶんなぐって強行したいのだ。
安倍政権下では、東京新聞の望月記者を虐めて喜んでいたが、今度、自分の政権ができたとたんに、学術会議に無理筋の強権による喧嘩をふっかけ、正論で反駁されても、耳を貸さずに暴力的に突破するつもりでいる。
しかし、体育会系の体質で、無理筋の強行突破を重ねていると、周辺の利権者を踏みにじることになり、誰もが菅を遠ざけて、守ってくれる人がいなくなり、政権の命脈を自分で破壊することになる。
この政権の寿命は長くなさそうだ。
日本の官僚制度のなかで、杉田和博のように40年間も、公安警察の元締めとして君臨できたというのは奇異なことだ。
なぜ、この強権男が、半世紀もの間、警察官僚トップに君臨できたのかという事情は、とても興味深いが。私もよく分からない。
しかし、杉田和博の背後に、よほど強大な政治勢力がなければ不可能だ。それは、岸信介の作った「国際勝共連合=日本会議」ではなかったか?
おそらく、岸信介、立正佼成会の久保木修身(統一教会日本支部長)、生長の家の谷口雅春(日本会議創立者)、それに松下幸之助、笹川良一などの後ろ盾があったのではないだろうか?
太平洋戦争敗戦後、CIA工作員として名を馳せた、正力松太郎・岸信介・中曽根康弘・笹川良一・児玉誉士夫らは、共通して「強力な国家主義」に憧れた人物だった。
それは、戦前の彼らの地位が、日本国家中枢の軍部工作員だったからだ。彼らが、CIAの工作員になったのは、米軍の戦犯探索から逃れて、身を隠すためであり、真実は、戦前の軍国主義にどっぷり浸かったままの極右軍人だった。
正力と中曽根のやったことは、核武装の前提となる核爆弾原料=プルトニウム239の確保であり、民生平和利用に名を借りて、実は、日本の原子力政策は徹頭徹尾、プルトニウム核弾頭の確保に向かっていた。
正力と中曽根が導入した日本第一号原発は、当時主流だった発電用軽水炉ではなく、発電効率が悪いがプルトニウム抽出可能な黒鉛炉だった。
一般軽水炉が導入されてからも、プルトニウム抽出のための六ヶ所村再処理工場の建設と、兵器用転換炉、ふげん・もんじゅの建設にこだわり続けた。
これらは、数百兆円の血税をドブに捨てながら、未来永劫、稼働が成功しない運命だ。
理由については、欧米核先進国が、日本に再処理や転換炉の核心的技術の提供を拒否したせいともいわれている。つまり、世界は日本の核武装趣味を見抜いていた。
核開発がダメでも、せめて徴兵制だけは実現したい。というのが、杉田や菅の究極の夢であることは、彼らの体質を見ればファッショ的なスケスケ衣装の下にくっきりと見えている。
これは、岸・正力・中曽根・そして自民党右派の共通するテーゼである。自民党という政党(現在では、維新も含む)は、何をやりたくて集っている人々なのかといえば、日本に全体主義と徴兵制軍事国家を持ち込みたいという意思がはっきりしている。
口に出して言うことは厳重な御法度になっているが(日本の反戦主義者を刺激しないため)、ホンネは共通だ。
トランプと同じで、「日本ファースト、日本を核武装させ、強大な軍事力を持ち、世界に畏怖される国家にしたい」という意思なのだ。
これは、私が常々書き続けていることで、新井白石が江戸時代初期に武家権力に持ちこんだ儒教の思想・哲学から必然的に生成されるものだ。
儒教の本質は、女性差別=男尊女卑から来る「男社会の見栄、メンツ」であり、「自分は強いんだ」という虚飾を誇示したくてたまらない思想だ。
だから、女性蔑視、軽視の社会は、100%必ず軍事虚飾国家に向かう。我々が見ている軍隊と、兵器の数々は、女性蔑視の果実であると考えるべきなのだ。
上に引用した、岸・正力・中曽根・菅らは、すべて女性蔑視の権力者である。他人に対して上から目線でしか話せない。これで望月記者の特異な事情が分かるだろう。
日本社会では、徴兵制を実現するにあたって、日本国憲法という巨大な壁がそびえ立っている。
安倍晋三が10年近くを費やして、この壁を取り壊そうとしたが、とうとう果たせないまま表舞台を去った。
https://ironna.jp/article/2316
菅は、安倍の後継者として、再び日本国憲法の18条(苦役禁止条項)、13条(個人の自由が国家の統制権よりも高位にある)を廃棄するために、持ち前の短期、せっかちによって暴走しまくることになるだろう。
https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/189/touh/t189178.htm
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E6%86%B2%E6%B3%95%E7%AC%AC13%E6%9D%A1
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E6%86%B2%E6%B3%95%E7%AC%AC18%E6%9D%A1
だが、性急であればあるほど、憲法改悪という大事業を実行するのは無理がある。
もし、日本で徴兵制を施行しようと思うなら、自衛隊ではなく、現在の消防団などを土台にした、「緊急事態対処組織」を法制化して、その地位を高めてゆくしかないのだが、菅は、いきなり自衛隊を軍隊認定することしか考えられず、自民党を瓦解させるほどの反発をくらって挫折することになるだろう。
菅義偉の徴兵制復活への野望が露骨に暴露されたときがある。
それは2015年、政府による安保法制改定のときの憲法判断で、菅が引用し、参照した極右系憲法学者三名が、全員、徴兵制を合憲と主張していることが明らかになった。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/160988
【西修・駒沢大名誉教授、百地章・日本大教授、長尾一紘・中央大名誉教授の各氏。西教授は「政府の徴兵制に関する解釈は、およそ世界的に通用しない解釈」、百地教授は「意に反する苦役に当たるという議論には反対」、長尾教授は「徴兵の制度と奴隷制、強制労働を同一視する国は存在しない。徴兵制の導入を違憲とする理由はない」としている】
つまり、菅義偉の徴兵制に対する考え方は、上に引用した西修・百地章・長尾一紘らのコピーということだ。
だから菅政権に移行した今、菅の最大の奥の院に祀られた神は「徴兵制復活」であって、菅は、これを人生最大の勝負と捉えているにちがいない。それは杉田和博も同じだろう。おそらく、河野太郎・小泉進次郎も徴兵制を視野に入れている。
私がもし自民党幹部なら、可能な限り現実的な徴兵制復活の段取りとして、まずは全国の消防団を拡充し、これへの参加義務を設定し、やがて自衛隊を消防団に合流させ、消防団を軍隊化してゆくだろう。「国土安全守備隊」とか銘打って。
だが、現在の自民党幹部で、それを理解できる人物は皆無で、全員が自衛隊の軍隊化と憲法改悪しか視野にない。だから、日本における徴兵制施行には、国家が転覆するくらいの騒動が持ち上がるはずだ。
結局、自民党は、徴兵制を利権化したいだけなので、無理が多すぎるのだ。
まあ、菅は日本国家滅亡を招くに違いない、さらなる消費増税を計画しているらしいので、さすがに経団連以外の財界も、もう菅を温存することはなさそうだ。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63715500R10C20A9MM8000/
現実問題として、戦争の本質的な変遷があって、もう昔のような軍隊による肉弾戦という局面は考えられない。
あるとしても、ドローンに頼ったゲーム戦争になるだけだ。
そして、必ず、それらの電気機器を一気に破壊するEMP爆弾が使われる。こうなれば、先進国はいきなり江戸・明治時代だ。
鍛え上げられた軍隊の戦士よりも、ゲーム無しには日も暮れない趣味的ゲーマーたちが大活躍する戦争が始まるが、最後は、ありとあらゆる電子機器が破壊されて終わり、最終的な勝者は、イモをたくさん作り出せる人々ということになる。
徴兵された若者たちも、役に立つのはゲーマーだけ。残りは、狙撃能力より農業能力が大切になる。
私は、あらゆる愚かな権力と武器が、そうして自滅したあとに、牛や豚や山羊やニワトリや、たくさんの動物たちと暮らす素朴な若者たちが、最終勝利者となると予想している。
徴兵なんかいらない。それが欲しいのは、若者たちの命を利用して、自分たちの金儲けと権力を維持したい者たちだけだ。
徴兵は、若者たちの大切な命を、一握りの特権階級の資産に変える陰謀でしかない。
こんなものに欺されてはいけない。
菅は、法政大学空手部(剛柔流)出身で、ゴリゴリの体育会系、まさに体育会系右翼思想に頭のてっぺんからつま先まで染められている。
体育会系人間の特徴として、民主主義が大嫌い。上意下達が大好きで、下の意見は聞かない。命令が速やかに実現されないと怒り狂う。だから一般人に比べてせっかちで、極端に気が短い。
菅は、戦前の陸軍統制派将校たちのコピーといってよい。だから、戦前の陸軍のように強権と暴力が大好きだ。気に入らなければ、ぶんなぐって強行したいのだ。
安倍政権下では、東京新聞の望月記者を虐めて喜んでいたが、今度、自分の政権ができたとたんに、学術会議に無理筋の強権による喧嘩をふっかけ、正論で反駁されても、耳を貸さずに暴力的に突破するつもりでいる。
しかし、体育会系の体質で、無理筋の強行突破を重ねていると、周辺の利権者を踏みにじることになり、誰もが菅を遠ざけて、守ってくれる人がいなくなり、政権の命脈を自分で破壊することになる。
この政権の寿命は長くなさそうだ。
日本の官僚制度のなかで、杉田和博のように40年間も、公安警察の元締めとして君臨できたというのは奇異なことだ。
なぜ、この強権男が、半世紀もの間、警察官僚トップに君臨できたのかという事情は、とても興味深いが。私もよく分からない。
しかし、杉田和博の背後に、よほど強大な政治勢力がなければ不可能だ。それは、岸信介の作った「国際勝共連合=日本会議」ではなかったか?
おそらく、岸信介、立正佼成会の久保木修身(統一教会日本支部長)、生長の家の谷口雅春(日本会議創立者)、それに松下幸之助、笹川良一などの後ろ盾があったのではないだろうか?
太平洋戦争敗戦後、CIA工作員として名を馳せた、正力松太郎・岸信介・中曽根康弘・笹川良一・児玉誉士夫らは、共通して「強力な国家主義」に憧れた人物だった。
それは、戦前の彼らの地位が、日本国家中枢の軍部工作員だったからだ。彼らが、CIAの工作員になったのは、米軍の戦犯探索から逃れて、身を隠すためであり、真実は、戦前の軍国主義にどっぷり浸かったままの極右軍人だった。
正力と中曽根のやったことは、核武装の前提となる核爆弾原料=プルトニウム239の確保であり、民生平和利用に名を借りて、実は、日本の原子力政策は徹頭徹尾、プルトニウム核弾頭の確保に向かっていた。
正力と中曽根が導入した日本第一号原発は、当時主流だった発電用軽水炉ではなく、発電効率が悪いがプルトニウム抽出可能な黒鉛炉だった。
一般軽水炉が導入されてからも、プルトニウム抽出のための六ヶ所村再処理工場の建設と、兵器用転換炉、ふげん・もんじゅの建設にこだわり続けた。
これらは、数百兆円の血税をドブに捨てながら、未来永劫、稼働が成功しない運命だ。
理由については、欧米核先進国が、日本に再処理や転換炉の核心的技術の提供を拒否したせいともいわれている。つまり、世界は日本の核武装趣味を見抜いていた。
核開発がダメでも、せめて徴兵制だけは実現したい。というのが、杉田や菅の究極の夢であることは、彼らの体質を見ればファッショ的なスケスケ衣装の下にくっきりと見えている。
これは、岸・正力・中曽根・そして自民党右派の共通するテーゼである。自民党という政党(現在では、維新も含む)は、何をやりたくて集っている人々なのかといえば、日本に全体主義と徴兵制軍事国家を持ち込みたいという意思がはっきりしている。
口に出して言うことは厳重な御法度になっているが(日本の反戦主義者を刺激しないため)、ホンネは共通だ。
トランプと同じで、「日本ファースト、日本を核武装させ、強大な軍事力を持ち、世界に畏怖される国家にしたい」という意思なのだ。
これは、私が常々書き続けていることで、新井白石が江戸時代初期に武家権力に持ちこんだ儒教の思想・哲学から必然的に生成されるものだ。
儒教の本質は、女性差別=男尊女卑から来る「男社会の見栄、メンツ」であり、「自分は強いんだ」という虚飾を誇示したくてたまらない思想だ。
だから、女性蔑視、軽視の社会は、100%必ず軍事虚飾国家に向かう。我々が見ている軍隊と、兵器の数々は、女性蔑視の果実であると考えるべきなのだ。
上に引用した、岸・正力・中曽根・菅らは、すべて女性蔑視の権力者である。他人に対して上から目線でしか話せない。これで望月記者の特異な事情が分かるだろう。
日本社会では、徴兵制を実現するにあたって、日本国憲法という巨大な壁がそびえ立っている。
安倍晋三が10年近くを費やして、この壁を取り壊そうとしたが、とうとう果たせないまま表舞台を去った。
https://ironna.jp/article/2316
菅は、安倍の後継者として、再び日本国憲法の18条(苦役禁止条項)、13条(個人の自由が国家の統制権よりも高位にある)を廃棄するために、持ち前の短期、せっかちによって暴走しまくることになるだろう。
https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/189/touh/t189178.htm
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E6%86%B2%E6%B3%95%E7%AC%AC13%E6%9D%A1
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E6%86%B2%E6%B3%95%E7%AC%AC18%E6%9D%A1
だが、性急であればあるほど、憲法改悪という大事業を実行するのは無理がある。
もし、日本で徴兵制を施行しようと思うなら、自衛隊ではなく、現在の消防団などを土台にした、「緊急事態対処組織」を法制化して、その地位を高めてゆくしかないのだが、菅は、いきなり自衛隊を軍隊認定することしか考えられず、自民党を瓦解させるほどの反発をくらって挫折することになるだろう。
菅義偉の徴兵制復活への野望が露骨に暴露されたときがある。
それは2015年、政府による安保法制改定のときの憲法判断で、菅が引用し、参照した極右系憲法学者三名が、全員、徴兵制を合憲と主張していることが明らかになった。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/160988
【西修・駒沢大名誉教授、百地章・日本大教授、長尾一紘・中央大名誉教授の各氏。西教授は「政府の徴兵制に関する解釈は、およそ世界的に通用しない解釈」、百地教授は「意に反する苦役に当たるという議論には反対」、長尾教授は「徴兵の制度と奴隷制、強制労働を同一視する国は存在しない。徴兵制の導入を違憲とする理由はない」としている】
つまり、菅義偉の徴兵制に対する考え方は、上に引用した西修・百地章・長尾一紘らのコピーということだ。
だから菅政権に移行した今、菅の最大の奥の院に祀られた神は「徴兵制復活」であって、菅は、これを人生最大の勝負と捉えているにちがいない。それは杉田和博も同じだろう。おそらく、河野太郎・小泉進次郎も徴兵制を視野に入れている。
私がもし自民党幹部なら、可能な限り現実的な徴兵制復活の段取りとして、まずは全国の消防団を拡充し、これへの参加義務を設定し、やがて自衛隊を消防団に合流させ、消防団を軍隊化してゆくだろう。「国土安全守備隊」とか銘打って。
だが、現在の自民党幹部で、それを理解できる人物は皆無で、全員が自衛隊の軍隊化と憲法改悪しか視野にない。だから、日本における徴兵制施行には、国家が転覆するくらいの騒動が持ち上がるはずだ。
結局、自民党は、徴兵制を利権化したいだけなので、無理が多すぎるのだ。
まあ、菅は日本国家滅亡を招くに違いない、さらなる消費増税を計画しているらしいので、さすがに経団連以外の財界も、もう菅を温存することはなさそうだ。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63715500R10C20A9MM8000/
現実問題として、戦争の本質的な変遷があって、もう昔のような軍隊による肉弾戦という局面は考えられない。
あるとしても、ドローンに頼ったゲーム戦争になるだけだ。
そして、必ず、それらの電気機器を一気に破壊するEMP爆弾が使われる。こうなれば、先進国はいきなり江戸・明治時代だ。
鍛え上げられた軍隊の戦士よりも、ゲーム無しには日も暮れない趣味的ゲーマーたちが大活躍する戦争が始まるが、最後は、ありとあらゆる電子機器が破壊されて終わり、最終的な勝者は、イモをたくさん作り出せる人々ということになる。
徴兵された若者たちも、役に立つのはゲーマーだけ。残りは、狙撃能力より農業能力が大切になる。
私は、あらゆる愚かな権力と武器が、そうして自滅したあとに、牛や豚や山羊やニワトリや、たくさんの動物たちと暮らす素朴な若者たちが、最終勝利者となると予想している。
徴兵なんかいらない。それが欲しいのは、若者たちの命を利用して、自分たちの金儲けと権力を維持したい者たちだけだ。
徴兵は、若者たちの大切な命を、一握りの特権階級の資産に変える陰謀でしかない。
こんなものに欺されてはいけない。
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